H・G・ウェルズ作の古典SF小説「宇宙戦争」のTV化が企画されているというニュースは以前当サイトでもお伝えしたが、このほど米MTVが正式に企画を進めていることが明らかになった。米Deadline、The Hollywood Reporterなどが報じている。
マイケル・J・フォックスが主役を務めた1985年の映画をTVシリーズ化した同局の人気ドラマ『ティーン・ウルフ』が来年放送のシーズン6で幕を閉じることが決定し、MTVは次なる"ヒット映画のTVドラマ化"に向け早速動き始めたようだ。TV版『宇宙戦争』は、『ティーン・ウルフ』の脚本家アンドリュー・コクランと、製作総指揮のジェフ・デイヴィスが手掛けることが報じられている。
「宇宙戦争」は、火星人による地球侵略を描いた古典SF小説。1953年にジョージ・パル製作により映画化され(主演ジーン・バリー、監督バイロン・ハスキン)、2005年にもスティーブン・スピルバーフが監督を務め、トム・クルーズ主演に迎えた映画が作られたのは記憶に新しい。さらに1988年には、1953年版の後日談を描いたTVシリーズ『新・宇宙戦争』作られた。オーソン・ウェルズのプロデュースにより、アメリカで1938年にラジオドラマ化された時には、あまりのリアルさにパニックが起きたことで有名だ。
近年、過去の人気映画やドラマのリメイクが盛んにおこなわれており、米CWでは1980年代の人気ドラマ『ダイナスティー』のリブート版や1987年公開のヴァンパイア映画『ロストボーイ』のTVドラマ化を企画中。米ABCでは80年代の人気ドラマシリーズ『私立探偵マグナム』の続編制作が進んでいる。(海外ドラマNAVI)
Photo:2005年映画版『宇宙戦争』主演のトム・クルーズ
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