『白鯨との闘い』などを手掛けた映画プロデューサーのデヴィッド・バーグスタインと彼の投資会社の顧問が、私益のために投資者たちから計2600万ドル(約26億円)を横領したとして逮捕されたことが分かった。米The Hollywood Reporterが報じている。
現地時間の9日(水)、バーグスタインはカリフォルニア州ヒドゥン・ヒルズで逮捕され、現在はロサンゼルス裁判所で取り調べを受けているとのこと。彼の弁護士はメディアからのコメントの要求に応じていない。検察官は、バーグスタインが2011年と2012年のウェストン・キャピタル・アセットマネジメントで投資家たちから資金をだまし取ったとして聴取していると発表。同日、ウェストンの元主任顧問と最高経営執行者だったキースが、バーグスタインとの共犯でニューヨーク市マンハッタンで逮捕された。彼の弁護士もコメントを控えている。
FBIニューヨーク支局のウィリアム・F・スィーニー・Jr局長は、彼らがだまし取った投資金の内数百万ドルはすでに使われていると発表。また、国税庁のロサンゼルス局長アンソニー・J・オーランドは、「多くの投資家たちは自分たちが稼いだお金を有名な映画プロデューサーや弁護士に任せることで安心しきっている」とコメントし、お金を渡す前に慎重に考慮する必要があったと投資家たちにも注意を促している。
検察官は、バーグスタインが「投資家たちに対し、誤ったプレゼンテーションをしてしまった。伝え方を間違った」と繰り返し証言していると伝えている。また、証券取引委員会もバーグスタインがこれまで証券許可なしで、正式な登録もなく取引を行っていたとして民事訴訟を起こす方針だという。(海外ドラマNAVI)
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