米HBOの大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で指揮を執ったキャロリン・ストラウスが、同局で今度はダークなコメディ・ホラー『The Baby(原題)』を製作することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
HBOが英Skyと共同で製作するという『The Baby』の主人公は、自分が好きなときに好きなことをするという自己中心的な38歳のナターシャ。そんな、自分勝手な彼女が意図せずして妊娠してしまうのだが、人の心を操り暴力的なパワーを持つ赤ちゃんの存在により、ナターシャの生活はホラー番組のようになってしまい、必死で彼女は元の生活を取り戻そうとする...というストーリー。
ストラウスは製作総指揮を担い、Netflixの性をテーマにしたコメディドラマ『セックス・エデュケーション』でプロデュースを手掛けるシアン・ロビンス=グレイスが、ルーシー・ゲイマー(『Fleabag フリーバッグ』)と共同でクリエイターを務める。
ロビンス=グレイスとゲイマーは新作ダークコメディについて、「『The Baby』で私たちは、子どもを持つべきかどうかという問いにまとわり付く、強い不安を探っていくつもりです。(子どもが欲しいのか欲しくないのか)わからないというアンビバランスな感情と、それをわかっている他の人に対して感じる当惑や疑いの気持ちなどを描きたいと思っています。この奇妙な赤ちゃんをHBOとSkyと一緒に世界に送り込むために、素晴らしいプロデューサーチームと協力できることにワクワクしています」と展望を語っていた。
全8話となる『The Baby』は、2021年にイギリスで撮影が開始される予定だ。キャストや脚本家などの詳細が決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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