マーベル映画『ブラックパンサー』で監督を務め、現在、続編を手掛けているライアン・クーグラーが、映画で舞台となったワカンダを描くシリーズをDisney+(ディズニープラス)で製作することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
『ブラックパンサー』で舞台となるワカンダは、アフリカの秘境に隠れるように存在している架空の超文明国。アフリカ先住民の国々の中でも主要とされるワカンダは、キャプテン・アメリカのシールドの材料として使われている超強力な金属、ヴィブラニウムの産地としても知られている。
ワカンダを描く新作ドラマシリーズが進行しているとのニュースは、クーグラーの製作会社Proximity Mediaが、ウォルト・ディズニー・カンパニーと5年間の独占契約を交わした後に報じられた。クーグラーはDisney+でワカンダのドラマの他にも、様々なプロジェクトに取り組むことになる。
クーグラーは声明で、ディズニーとの契約について次のように述べている。「ウォルト・ディズニー・カンパニーと提携できて光栄です。『ブラックパンサー』でディズニーと一緒に仕事をし、夢が実現しました。TV番組に夢中になっている消費者として、ボブ・アイガーとダナ・ウォルデン、そしてディズニー傘下にある素晴らしき全スタジオと共にTVの事業を立ち上げるほど幸せなことはありません。ディズニーのプラットフォームを通じて学び成長し、世界中の視聴者と関係を築くことを楽しみにしています。特にケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオの社長)をはじめとするパートナーとマーベル・スタジオで最初の飛躍を遂げ、Disney +における一部のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)番組で密接に協力することに心が躍っています。すでに私たちは、共有するのが待ちきれない複数のプロジェクトに取り掛かっています」
クーグラーの代表作には、実際に起きた悲劇的な事件を映画化した『フルートベール駅で』や、『ロッキー』シリーズの続編となるリブート映画『クリード チャンプを継ぐ男』などがある。
ワカンダを舞台にした新作ドラマの概要やキャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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『ブラックパンサー』©Marvel Studios 2017