第1次世界大戦後のパリ。出征した男性の代わりに運転手の仕事をしていたルイーズだが、終戦とともに男性が復員してくると多くの女性が失業していた。ある日、刑事だった父の助手に会いに行くと、彼が警察官に殺される現場を目撃してしまい、無実の罪を着せられ追われる立場に。濡れ衣を晴らすために、双子の弟になりすまし、男装をして刑事となる。そんな時、女性の死体が発見され、ルイーズは初捜査を開始。被害者が画家のモデルをしていたということから、ルイーズは先進的な女性の姿となり、パリのアート界に潜入しようとする。昼は男装の刑事、夜は最先端な女という二つの顔を駆使し、捜査にあたる。そして、モデル殺人事件の捜査を通して、当時の芸術界の闇、そして、父の死の真相にも迫っていく――。