歴史的文書に記されており、すべて真実の物語。時は、16世紀(1510年)。恋愛結婚したヘンリー8世と1人目の妻キャサリンは”前進あるのみ”の夫婦で、結婚における彼らの使命は王朝を永続させることだった。ヘンリーはテューダー朝第2代の王であり、父から継いだ国はまだ若く不安定だったことから、正統な後継者を残し、国の平和を築かなければならないという重圧が彼と王妃キャサリンにのしかかっていた。しかし、1人目、2人目と子を亡くし、夫婦は失意の底に。キャサリンは子を産めないという噂が宮殿に流れ、王妃にふさわしくないと思う者が現れ始めるのだった。