マンハッタンで毎晩行列ができるナイトクラブ「TRUTH」のオーナー、ジェームズ・セイント・パトリックは元来持ち合わせているカリスマ性と誰に対しても礼儀正しい態度でスタッフからの信頼も厚い。しかし、本当の姿はNYでも指折りのドラッグディーラー通称「ゴースト」。その残忍な性格は闇の世界で恐れられていた。ドラッグ収益の洗浄を目的としてクラブ経営に手を出したが、盛況ぶりを見て、企業家としての自信を持ち始めるジェームズ。まっとうな人生を歩みたいと思い始めていた矢先、かつての恋人アンジェラ(リラ・ローレン)と偶然再会。アンジェラは政府関係の仕事をしていると言葉を濁すが、本当は麻薬取引を追う検事で「ゴースト」と呼ばれる謎の人物を追っていた。隠しごとは嘘を呼び、その嘘は次の嘘を生みだしていく…。