作家アラン・コンウェイは、人気推理小説「名探偵アティカス・ピュント」シリーズの最新作「カササギ殺人事件」を書き上げたばかり。クローヴァー・ブックス社の担当編集者スーザンはドイツ出張から帰り、早速その原稿の初稿を読み進める。小説の内容は、イギリス郊外のマグナス・パイの屋敷で家政婦が殺された事件を端緒に起こる連続殺人の謎を、探偵アティカス・ピュントが解くというもの。しかし、読み進めるうちに肝心の最終章がないと気づく。出社して社長のチャールズを真っ先に訪ねると、さらに驚くべき知らせが彼女を待っていて…。