1506年、イタリア・ミラノ。レオナルドはカテリーナという女性を殺した罪で逮捕されるが、役人ジラルディに無罪を主張。このままだとレオナルドは絞首刑を避けられない…。16年前、若かりし日のレオナルドはフィレンツェで大物画家ヴェロッキオの弟子をしており、モデルの女性カテリーナと出会う。彼女にスケッチのモデルになるよう頼むが、背中にある傷を描こうとして怒らせてしまう。同じころ、レオナルドの才能に嫉妬する別の弟子トンマーゾは、レオナルドがヴェロッキオの一番弟子になるのを妨害しようとする。やがてヴェロッキオの絵の具を無断で使ったレオナルドは、アトリエを追い出されるが―――。