2006年、ロンドン警視庁からウェールズの地方警察に転勤したスティーヴ・ウィルキンス警視は、小さな町ペンブルックシャーで1989年に起きた休暇中の夫婦が殺された事件が未解決と知り、再捜査を開始する。当局は当時、クーパーという男性を第一容疑者にしたが、証拠不十分で起訴していなかった。そんなクーパーは他に窃盗・暴行などの事件で有罪となり、刑務所に収監されている。ウィルキンスは最新の科学捜査が真相究明に役立つと考え、署内で特捜チームを結成。すると1985年に起きた殺人事件にもクーパーが関与していた可能性が浮上する―。