1960年代末の騒乱期におけるアメリカで、ある中流階級家庭が一人の訪問者によって大混乱に陥るというコメディ。かつて広告会社の重役だった主人公のシドニーは、夫婦カウンセラーの妻ケイとともにNY市郊外で隠遁生活を送っていた。全てが順調に見える夫婦だったが、脱獄した危険な若き政治活動家レニーの訪れにより、自身のリベラルな理想を再考せざるを得なくなる。レニーがキューバへ逃亡するのを手助けしてサポートするのか、それとも警察に突き出し自分たちにとって居心地の良い大量消費主義の生活を守るのか…。さらに厄介なことに、婚約者のいるNY大学の院生アレンもシドニーの家に滞在することとなり、たちまちレニーに恋をしてしまう。そして彼もまた、今まで確信していた自身のエリートとしての進路が正しいのかと疑問を持ち始めるのであった。レニーから瞬く間に影響を受ける3人は果たしてどう変化していくのか?