韓国ドラマ殺し屋たちの店“>『殺し屋たちの店 2』が、Disney+ (ディズニープラス)の「スター」にて全話独占配信中。これにともない、韓国の坡州(パジュ)で行われた撮影現場セットビジットの様子が明らかになった。岡田将生のアクションの裏話や巨大スタジオの全貌をレポートする。
『殺し屋たちの店 2』坡州(パジュ)撮影現場セットビジット
2024年8月に始動した本プロジェクトは、同年12月のプリプロダクションを経て、2025年4月10日にクランクインした。日本をはじめ各国から集まったメディアを対象に、撮影セットの一部を公開する「セットビジット」が韓国の坡州にある撮影スタジオで行われた。シーズン1からさらにスケールアップしたアクションと、緻密に作り込まれた世界観。その裏側には、俳優たちの身体能力や演技力だけでなく、巨大な撮影セット、特殊な撮影設備、細部までこだわりぬかれた美術・衣装、そしてそれらを支える多くのスタッフの存在があった。今回は、普段は見ることのできない制作現場に潜入。その圧倒的なスケールと、作品の完成度を追求する制作陣のこだわりをレポートする。
まずは韓国エンタメの現場を支えるパプチャがお出迎え

© 2026 Disney and its related entities
夕方、ソウル市内のホテルを出発したバスは、約二時間かけてソウル近郊の町・坡州へ。スタジオに入る前に案内されたのは食堂だ。そこにはビュッフェ形式で、温かな韓国家庭料理がずらりと並んでいた。韓国エンタメの撮影現場ではおなじみのパプチャ(ケータリング)で、スタッフやキャストがいつでも食事を取れるよう、充実した環境が整えられている。さらに屋外にはコーヒートラックも用意され、好きなタイミングでドリンクを注文することができる。長期間にわたる大規模な撮影を支えているのは、カメラの前に立つキャストだけではない。こうした細やかな環境づくりからも、多くのスタッフが一丸となって作品を作り上げていることが感じられた。
パワーアップした「殺人ロボット」がお出迎え

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スタジオの扉が開いた瞬間、目の前に現れたのは、劇中に登場する四足歩行ロボットだ。滑らかな動きでこちらへ近づいてくるその姿は、機械でありながらどこか生き物のようでもあり、何とも言えない不気味さを感じさせる。このロボットは、前作『殺し屋たちの店』で使用された機体をアップグレードした新バージョン。今作のために改良・制作されたオリジナルのロボットで、関係者以外に披露されるのは今回が初めてだという。殺人ロボットに先導されながらスタジオの奥へと進むという粋な演出に、参加者は一気にドラマの世界へ引き込まれていった。
テニスコート二面分の巨大スタジオに複数のセットが集結
スタジオの広さは、なんとテニスコート約二面分。広いスタジオ内には複数のセットが点在しており、それぞれが実際の撮影で使用されている状態で残されていた。夜遅い時間にもかかわらず、多くのスタッフがそれぞれの持ち場で作業を続けている。
この日撮影されていたのは、ジンマンとJ、Qによるホテルのシーンだった。廊下のセットでは、J役の岡田将生がワイヤーアクションのリハーサルを行い、ホテルのリネン室では玄理とイ・ドンウクが撮影を進めていた。

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静寂に包まれたスタジオに、スピーカー越しに「レディ! アクション!」という声が響くと、それまでとは一変して、現場に張り詰めた空気が流れた。清掃員姿の玄理をイ・ドンウクが抱きかかえるシーンは、まるで社交ダンスの一幕のように美しい。しかし、驚かされたのは、そのシーンが本編ではわずか数秒のカットになるにもかかわらず、キャストとスタッフが動線やカメラワークなど細部を何度も確認し、繰り返し撮影していたことだ。一瞬の映像にも一切妥協しない姿からは、作品のクオリティを支えるキャストとスタッフの高いプロフェッショナル意識がひしひしと伝わってきた。
細部に宿る圧倒的なこだわり
案内役を務めたのは、イ・ソンフンプロデューサー、衣装デザイナーのチェ・ジウン氏、プロダクションデザイナーのイ・ミギョン氏。それぞれの専門分野から、セットや衣装に込められたこだわり、撮影の裏側を丁寧に解説してくれた。

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最初に案内されたのは、大きなコンテナ。中には、ジンマンが拠点とする臨時店舗が作られていた。壁一面には大小さまざまな銃器や武器が並び、どれも本物と見間違えるほど精巧な仕上がり。さらに奥には、チョ・ハンソン演じるベールの顔の仮面を制作するための三次元スキャナーも設置されていた。
続いて案内されたのは、小型コンテナのセット。内部は畳二畳ほどしかない非常に狭い空間だが、その下には車両の揺れを再現する「ジンバル」が設置されていた。実際に中へ入ってみると、その狭さは想像以上で、さらにジンバルが動くと、立っているだけでも一苦労するほどの不安定さだ。この限られた空間で激しいアクションを繰り広げる俳優たちには、演技力だけでなく、相当な身体能力も求められることが分かる。
数カ月をかけたセットデザインと衣装の色彩
その後も、床にべっとりと付着した偽血が生々しいバビロンの機密コアサーバー室、「マーベリック」と呼ばれるバギー車、岡田将生が使用したバイク、玄理がロシア人と戦ったクラブのトイレ、ジアンが一人で暮らす海辺の一軒家など、数多くのセットを見学。どのセットにも共通していたのは、「映像に映る部分だけ」を作っているのではないということだった。

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プロダクションデザイナーのイ・ミギョン氏によると、セットデザインには三〜4カ月、実際の制作だけでも約一カ月半を要し、さらに小道具の仕上げにも二〜三週間を費やしたという。数秒しか映らない小道具や、画面の端に映り込む背景にまで、膨大な時間と労力が注ぎ込まれている。

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さらに、イ・ドンウク、岡田将生、チョ・ハンソンらが実際に着用した衣装も展示。衣装デザイナーのチェ・ジウン氏は、ダークな物語だからこそ衣装には色を取り入れ、それぞれのキャラクターが単調に見えないよう、異なるスタイルを意識したと説明してくれた。キャラクターの個性を形作る衣装もまた、作品の世界観を構築する重要な要素なのだ。

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岡田将生がスタントなしで挑んだエレベーターのアクションシーン
第2話で岡田将生演じるJが、ジンマンの元上司を殺害するエレベーターのセットでは、貴重な撮影秘話も飛び出した。このシーンでJはヘルメットを着用しているため、当初はスタントマンが演技を担当する予定だったというが、岡田将生のアクションを見たスタントコーディネーターが「本人が演じてもいいだろう」と判断。最終的には岡田自身がアクションに挑戦することになったそうだ。

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アクション経験が全くないと話す岡田だが、「基礎が全くなかったので、スタントチームとともに、一からトレーニングを受けました。ドンウクさんは本当に気配りが行き届いた方で、ともにアクションシーンをこなすときには、丁寧に指導してくれました。これ以上ないほど素晴らしい経験でした」と語っていた。劇中で見せるスタイリッシュなアクションの裏側には、俳優自身の挑戦と、それを支えるプロフェッショナルたちの判断があった。
激しい銃撃戦の体験と世界基準の制作体制
ツアーのクライマックスを飾ったのは、ジアンが一人暮らしをしている離島の一軒家。外観は韓国の統営(トンヨン)に実在する家で撮影されている一方、激しい戦闘シーンはスタジオ内に再現されたセットで撮影されているという。セットには、わずか二日前に撮影された銃撃シーン of 銃痕が生々しく残されていた。そこに立つだけで、まるで本物の銃撃戦の現場に足を踏み入れたかのような臨場感を覚える。
ここでは、参加者の中から二人がバビロンの戦闘員が着用していた特殊効果入りのタクティカル装備を身につけ、実際の銃撃シーンを体験することができた。銃は見た目以上に重量があり、扱いに慣れていないと、発射時の反動で後ろに跳ね飛ばされてしまうほどだという。実際に発射されると、空砲とは思えないほどの大きな音がスタジオに響き渡った。
キャストの演技力、スタッフの技術力、そして大規模な制作環境が、本作ならではの迫力とリアリティ、そして緻密な世界観を生み出している。数えきれないほど多くの人々の情熱と、膨大な時間、そして作品の完成度を追求するための技術と環境が、世界中の視聴者を惹きつけている。

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『殺し屋たちの店 2』配信情報
韓国ドラマ『殺し屋たちの店 2』は、ディズニープラスの「スター」にて全話独占配信中。
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