アレン・レン(任嘉倫)×リー・ランディー(李蘭迪)×シュー・ジェンシー(徐正溪)、豪華人気スター夢の共演!『流水舞花~遥かなる月落城~』がU-NEXT(ユーネクスト)にて独占先行配信中、またDVD-SET1&レンタルDVD vol.1~7がリリース中だ。
本作の配信開始&DVDリリースを記念して、剣鼎侯・裴琰(はいえん)役のシュー・ジェンシーよりインタビューが到着!
本作ではヒロインを刺客から守り世話をする善良な姿の裏に、野心家の一面を隠す侯爵をオーラたっぷりに熱演したシュー・ジェンシー。本国で復帰が報道され話題となった時代劇スターが、復帰のことや共演したアレン・レン、作品の魅力について明かした。
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アレン・レン「『流⽔舞花』は辛くて切ない」インタビューが到着
アレン・レン(任嘉倫)×リー・ランディー(李蘭迪)×シュー・ …
シュー・ジェンシー インタビュー
――デビューして17年(2024年時点)になりますが、当時を振り返ってみていかがですか?
私のドラマ・デビューとなった作品は、中国初の特撮ドラマで中国版『ウルトラマン』というべき『五竜奇剣士メタルカイザー』でした。21歳の時です。日本の制作チームが中国に来て中国の俳優で撮影したドラマで、初めてオーディションに受かって主演しました。この作品は私に大きな影響を与えました。皆さんの多くは知らないだろうと思いますが、私の心に深く根付いている作品です。
※『五竜奇剣士メタルカイザー』は円谷プロダクションの円谷英明が設立した円谷ドリームファクトリーが中国の制作会社と現地で撮影したTVシリーズ。諸般の事情により中国での放送は実現せずお蔵入りとなった。後年、日本で冒頭3話のみを収録した日本語字幕版DVDが発売された。
今思うと「恥ずかしい」?自身の出世作を振り返る
――その後、俳優として注目され始めたのは『愛情睡醒了(原題)』『夏家三千金(原題)』あたりからですね?
その2作で演じたキャラクターが私にとって人生のターニングポイントになったと思います。俳優人生を続ける上で新たな力を与えてくれました。『夏家三千金(原題)』の厳立恒と『愛情睡醒了(原題)』の季如風を演じたことで、俳優人生の新たなコースに進むことができたからです。
――今もあなたのファンにはこの2つのキャラクターが深く印象に残っていると思います。
(今思うと当時の演技は)恥ずかしいですね。どう思いますか?
――いえいえ、私は俳優人生にそういうキャラクターがあるのは成功と言えると思います。
俳優が演じるキャラクターはその人生に刻まれていくと思います。だから私が人生で出会ってきた一つ一つのキャラクターは、厳立恒も季如風も含めて、私の“命の源”となっています。
――具体的に言うと、その二つのキャラクターを演じてより多くの人に注目されるようになり、チャンスが増えたのですか?
端的に言えば、“命を繋いだ”ということです。人生にはいくつかのターニングポイントがあるものです。実は『愛情睡醒了(原題)』の季如風を演じる前は、俳優を辞めて違う仕事をしようかと考えていました。でも、シェン・イー監督が私に二度のチャンスをくれました。監督は伯楽のように私の才能を見出してくれた人で、私の人生を変えてくれた人です。監督のおかげで俳優人生を続けることができました。
それからもう一つのキャラクター、皆さんもご存知の『独孤伽羅~皇后の願い~』の宇文護も、私の人生の2つ目の重要なターニングポイントとなりました。宇文護を演じる前には、俳優を辞めて裏方に回ろうかと考えていたんです。
※台湾出身のシェン・イー(沈怡)は多くのアイドルドラマのヒット作を生んだベテラン監督として有名。キャストたちをスターダムに押し上げた『流星花園』中国版と呼ばれた『一起来看流星雨(原題)』を演出してメガヒットに導き、その直後に監督した2作『愛情睡醒了(原題)』『夏家三千金(原題)』でシュー・ジェンシーを抜擢した。
ファンと触れ合えたイベントは「まるで一筋の陽の光」
――『流水舞花~遥かなる月落城~』の中国でのPRイベントに参加した後、SNSのweibo(微博)で「今日は暖かい 裴琰に感動」と投稿されていました。なぜこのように書いたのですか?
実はイベントに行った時には不安でいっぱいでした。オフラインのイベントとなると話す時にも手が震えてしまいます。
――今もちょっと緊張しているのが見て取れます。
そう、緊張してしまうんです(笑)。しばらくファンの皆さんの前に出ることがなかったですし。でも、ステージに出たら、皆さんの笑顔が見られて、皆さんが喜んでいる会場の雰囲気が感じられて、まるで一筋の陽の光が私の心に差し込んだようで、じんわりと暖かく感じました。私の中にあったありとあらゆるものが解放されていく感じ、心の中にあった大きな石がストンと落ちたような感じでした。
――最初は不安だったんですね。でも、イベントではあなたに呼びかけるファンの声が特に多かったです。表に出ないしばらくの間、どんなふうに過ごしていたんですか?
はい、不安な気持ちでした。でもファンの声のおかげで、だんだんと緊張を解くことができました。主に家族の世話をしていました。特に父親の介護ですね。
――別のインタビューではファンに対する気持ちを述べられていましたが、(イベントで)実際にファンたちを目の前にしてどんな気持ちでしたか?
人生においては一つ一つの選択についてその結果を引き受けなければなりません。自分の選択についてその責任を負わなければなりません。感じたのは、申し訳ない気持ちと、感謝の気持ちです。
――別のインタビューではファンに対する気持ちを述べられていましたが、(イベントで)実際にファンたちを目の前――俳優を続けると決めるまでに、いろいろと思い悩んだり、心理的に葛藤したりしたのではないですか?
制作チーム、友人、家族が私に力を与えてサポートしてくれました。私に十分なパワーをくれたんです。もちろん、父親も。
――つまり、その状態に至るまでは、やる気はあっても力が湧かないという状態だったのですか?
精一杯、克服しようとしていました。自分自身を克服する方法を見つけられたんだと思います。やる気の原動力というのは、壁いっぱいに貼ってある(NBA選手の)ヤオ・ミンやジェレミー・リンの写真だったり、テレビで放送される以前見ていた熱血青春系のアニメだったりもします。そういったものから蓄積されたエネルギーで自分の使命を全うしたい、そう思うんです。
――これらによっても、あなたが支えられているというわけですね?
そうです。そして、私が守りたい人、特に家族が、私のやる気の原動力の中で大きな部分を占めています。
『流水舞花~遥かなる月落城~』で演じた裴琰について
――『流水舞花~遥かなる月落城~』の脚本であなたが魅力を感じた部分はどこでしたか?
第一に裴琰というキャラクターです。彼は名家の出身で武術に長け、策略に富んだ人物です。俳優人生の今の時点で裴琰というキャラクターに出会えたことを光栄に思っています。裴琰はバランスを取ることを学ぶ必要があります。現実と理想のバランスを取ることです。これは私たちにとっても永遠の命題と言えると思います。彼にとって現実とは何かと言えば、生まれた時から大きすぎる責任と役割を負っていることです。
彼にとって理想とは……、ほら、誰だって恋愛をしたいと思いますよね。彼もそうです。裴琰は好きと思える人と出会っても愛することができない、愛する勇気がない、愛することが許されない。一緒になりたいと思っても、母親が彼女の命を奪ってしまうかもしれない。そうした理由から裴琰は身を引いてしまう。彼は別の方法で彼女を守りたいという気持ちを示していくことになります。言わば理想が崩れ落ちた状態です。私たちの人生でもこうした問題に直面することはよくあります。今の私のように。

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――『流水舞花~遥かなる月落城~』でで最も印象に残っているシーンはどこですか?
ジュー・ユエンビン演じる安澄が犠牲となるシーンですね。一番印象深いです。彼にとって最後の撮影となったシーンです。裴琰は少し離れたところから安澄を見ているのですが、安澄が敵軍の矢の雨に倒れる瞬間、心が痛みました。今思い出しても心が痛みます。
あの瞬間、どうしようもない、辛い、悲痛な気持ちが、いっぺんに湧いてきたんです。何年も俳優をやってきて撮影であれほど心の底から叫んだのは初めてでした。空を仰いで「やめろ!」と大声を上げて彼を固く抱きしめました。涙がポロポロと流れてきても叫び続けました。その時は人生で非常に大切な人物を失ってしまった、彼は永遠に自分の側から消えてしまった、そういう気持ちでした。
――アレン・レンさんとはとても親しい様子でしたね?
彼とは奇妙な縁がありますね。共通の話題も多くて気が合いますし、私生活においても仕事においてもお互いにパワーを与えられる存在です。今回のように相手役を演じられたことは得難く貴いご縁と言えますね。
――イベントやライブ配信ではただの共演者というより本当に仲の良い友人に見えました。お互いに相手が大きな存在なんですね?
お互いに大きな安心感を感じられる、大きな存在です。私がアクションシーンの撮影で怪我をしてしまった時は、彼がすぐに私のトレーラーにやって来て傷の様子を心配してくれました。彼が去り際に言ってくれた言葉は一生忘れないと思います。「シー兄さん、撮影の時には安全に注意して。あなたは僕にとって大切な人なんだから」。この言葉にとても感動したし、胸を打たれました。
――でも、役の上ではライバルというべき関係ですよね?
不思議なことに、彼のことは撮影中も敵同士ではなく親友のように感じられたんです。ヒーローが互いを認め合い、互いに尊重し合う、そんな感じでした。

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――現在、俳優、あるいは芸能人という仕事はシュー・ジェンシーにとってどんな意味を持っていますか?以前と比べて重みを感じますか?
私はこの旅を続ける間に、その問いの答えを見つける必要があります。現在の俳優シュー・ジェンシーと以前の俳優シュー・ジェンシーとの違いはどこにあるのか? 私自身も考えていきたいと思っています。思い悩まずに仕事に打ち込めるのか? 恐れることなく本当の自分でいられるのか? 確かなのは、まだそうなれてはいないと、私が思っているということ。
――今はまだその準備ができていないということですか?
まだ準備ができていません。
――それでは次に演じるキャラクターを期待して待ちたいと思います。
私自身、次はより良い状態で皆さんとこの人生をシェアできることを期待しています。

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『流水舞花~遥かなる月落城~』配信・DVD情報
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