ヒョンビン×チョン・ウソン共演で話題の『メイド・イン・コリア』が、昨日12月24日(水)よりDisney+(ディズニープラス)で配信開始。それに先⽴ち、12月15日(月)、韓国ソウルで制作発表会が⾏われ、ウ・ミンホ監督をはじめ、ヒョンビン、チョン・ウソン、ウ・ドファン、ソ・ウンス、ウォン・ジアン、チョン・ソンイル、カン・ギル、ノ・ジェウォン、パク・ヨンウが出席した。
ヒョンビン×チョン・ウソン共演『メイド・イン・コリア』制作発表会レポート
1970年代の韓国と⽇本を舞台に、富と権⼒への欲望に溺れるベク・ギテと、彼の前に⽴ちはだかる検事チャン・ゴンヨンの⼼理戦を描くノンストップ・チェイス・エンターテイメント。映画『ハルビン』でヒョンビンを抜擢したウ・ミンホ監督が、再びヒョンビンとタッグ。チョン・ウソンをはじめ、実⼒派俳優たちが集結したことで話題。フォトタイムを終えた9⼈が⾒守る中、まずはキャラクター紹介映像が公開された。映画と⾒間違うほどの迫⼒ある映像に、会場には、⾃然発⽣的に拍⼿が沸いたのが印象的だ。
ヒョンビン、役作りで13kg増量
ヒョンビン×チョン・ウソンという歴代級のキャスティングを実現させたウ・ミンホ監督は、キャスティングについて聞かれると「運ですね」と言って微笑み、「俳優たちのおかげで、今までで一番楽しく作品を作ることができました」と満足げな表情。
『ハルビン』に続き、ウ・ミンホ作品に出演したヒョンビンは、「『ハルビン』をご一緒して、ウ監督は俳優の新たな姿を引き出してくれる⼒がある方だと思いました。俳優として、そんな監督と一緒に作業ができるというのは光栄なことです」とコメント。「今作を通じて世界中の視聴者と出会えることにワクワクしています。『ハルビン』とは違い、仮想のキャラクター&ストーリーなので違った楽しみを持って臨めましたし、実際とても楽しく撮影することができました」と撮影を振り返った。
フォトセッションの時から、既存のイメージよりも一回りも二回りも大きい体が目を引いていたが、それもそのはず。今作のために13、14キロも体重を増やしたのだという。「『ハルビン』の時は、筋肉がないほうがいいという話だったので、トレーニングを全くせずに筋肉も体重も落としました。ギテは当時の中央情報部という最⾼権⼒機関に所属している⼈間なので、威圧感のようなものが感じられたら…と思い、バルクアップをしました。俳優になって以来、今が一番大きな体をしています」と役作りを語った。

© 2025 Disney and its related entities
チョン・ウソンとの共演については、「撮影はとても楽しかったです。実際に現場で向き合い、シナリオを確認しながら芝居を重ねていく中で、各⾃が準備してきたもの以上のものが⽣まれていきました。先輩が次々とアイデアを出してくださり、それに対して私のリアクションも変わり、さらにそこから先輩がまた別の表現を⾒せてくれる――。そんなやり取りを重ねていくうちに、『面白いものを作り続けているんだな』『作品がどんどん豊かになっていくな』と感じながら撮影していました」と語った。
それに対し、チョン・ウソンは「僕は、ヒョンビンさんがベク・ギテという役をどのように表現するのか観察するおもしろさと呼吸を合わせる楽しみを感じていました」と返答。「撮影現場はとても熱気にあふれていました。そして、『うまくやらなければいけない』という欲望が渦を巻いていたと思います」と撮影を振り返った。
⾃身の演じるチャン・ゴンヨンについては、「⾃分の職業観の中での任務にこだわりがあり、最後までやり遂げるという信念の持ち主。実際にあった事件の中に仮想の⼈物を置いて、実際には起こっていないことでストーリーを展開していくというところに惹かれました。キャラクターを作り上げることに対するものすごい勇気と想像⼒が必要で、だからこそとても楽しい作業となりました」と、難しい役に俳優魂を刺激された様子。

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豪華キャスト陣のコメント
ペク・ギテの弟で軍⼈のペク・ギヒョンを演じるウ・ドファンは、「兄(ギテ)を愛しているからこそ、兄を超えたいと思い、⾃らの道を切り開きたいという欲望を持っているキャラクターです。最も重点をおいたのは、家族を愛する⼼を表現することでした。あまりに辛い姿を⾒せすぎても弱く⾒えるし、表現をしなさ過ぎてもいけない。シーンごとに監督と相談をして撮影に臨みました。また、軍⼈らしいきびきびした口調で話すことも努めました」とコメント。

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ヒョンビン&チョン・ウソンというビックスターとの共演については「私がこの作品に参加したいと思った一番大きな理由は、尊敬する先輩方と一緒に呼吸を合わせて演技ができることでした。チョン・ウソン先輩は、初めてお会いした時に私が『先輩、頑張ります』とお伝えしたら、『いや、ただ楽しくやればいい。楽しく遊ぶようにやりなさい』と声をかけてくださいました。ヒョンビン先輩は現場でいつも『一緒に何かを探そう』としてくださる方です。ご⾃身のキャラクターだけでなく、ギヒョンという⼈物をどう表現すればいいのか、このシーンをどう作っていくのかを一緒に考えてくださいました」と二⼈とのやり取りを公開した。
釜山地方検察庁の捜査官オ・イェジン役にはソ・ウンス。「イェジンは、70年代という⼥性検事が少なかった時期にチャン・ゴンヨンの検事としての情熱を⾒て捜査官を目指すようになり、成⻑していくキャラクター。監督が『もう少しイェジンらしさのあるヘアにしよう』とアイデアを出してくださって、毎回2時間ほどかけて髪を巻いていました」と役柄を説明。ほとんどのシーンをチョン・ウソンと一緒に撮影したそうで、「たくさんのアドリブを教えていただきました。『こうすればイェジンがはるかに魅⼒的に⾒える』とアドバイスをくださったり、気にかけてくださったりしてありがたかったです」と感謝した。

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大阪ヤクザの実⼒者でナンバー2に君臨するイケダユウジ役のウォン・ジアンは「第一⼈者になりたいと権⼒に対する欲があり、ペク・ギテと⼿を組むことになります。⽇本語で演技をするなど、多くの新たな経験をさせていただきました」と新たな挑戦について語った。

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チョン・ソンイルが演じるのは、チョン・ソクジュン。「VIPの寵愛を最も受ける実質的なナンバーワン実⼒者。⼈をあまり信じず、⾃分の成功だけを考えながら⽣きてきた⼈物です」と役柄を説明。
カン・ギルは、「カン・デイルは釜山で活動するマンジェ派のナンバー2であり、⾏動隊⻑。中央情報部と闇の事業を進めている中である危機に直面するのですが、それを防いでくれたペク・ギテと共に新しい事業を進めながら、ビジネス関係を形成しますが、それ以上に複雑でとても面白い関係になります」と話し、好奇⼼を刺激した。
ペク・ギテの同期で、中央情報部課⻑のビョ・ハクスを演じるノ・ジェウォンは「⾃分の成功のため試⾏錯誤する、何を考えているのかわからない⼈物です」とコメント。

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中央情報部局⻑ファン・グクピョン役のパク・ヨンウは、「⾃分の欲望のために⾃分の職責を利⽤して地域の組織暴⼒団まで利⽤する、そんな欲望があふれる⼈です。監督と初めてミーティングする時に相談してかつらをかぶりました」と「かつら」秘話を公開し、会場の雰囲気を和ませた。
今回、ギテと⼿を組む“大阪を拠点にするやくざの親分”イケダオサム役には⽇本のリリー・フランキーが抜擢。この⽇は映像で挨拶した。ウ・ミンホ監督は、『ハルビン』に続き、リリーを起⽤したことについて「私が本当に尊敬して愛している俳優です。一緒に作業しながら、⽇本⼈、そして⽇本文化に対する理解が深まりました。今作を通じて、再び一緒に仕事をすることができて光栄でした」と語った。

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『メイド・イン・コリア』3つのキーワード
続いて、『メイド・イン・コリア』のキーワードとなる3つの単語をテーマにトークを展開。一つ目は「欲望」。ウ・ミンホ監督は、「俳優たちがその時代の欲望と狂気を視聴者の皆さんに伝えることができると信じていましたし、『私のその信頼を現場で俳優たちに⾒せるのが私の演出の鍵だ』と思っていました。激動と混乱の時代、そして欲望に向かって突き進んでいく様子を描いていますが、実は今の時代とあまり変わらないということができると思います。過去と今私たちが⽣きている時代を比較しながら観るのも楽しいのではないかと思います」と鑑賞ポイントを伝授。

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ヒョンビンは「ギテは幼い頃から、欠乏や不足、不安を抱えながら、この険しい世の中を⽣きてきました。だからこそ、二度とあの場所には戻りたくない、あの感覚を再び味わいたくないという思いが強かったのだと思います。では、そのために何が必要なのか。富と権⼒という『⼒』が正義となる時代の中で、⽣き残らなければならない――ギテはまさにその地点を追い求めてきた⼈物だと思います」とギテの欲望を代弁した。
2つ目のキーワードは「シネマティック」。「撮影量は多かったですが、6話だからと言って映画と特別に区別はしませんでした。クオリティ面でも比較して遜色のない作品が完成した」と⼿ごたえを口にしたウ・ミンホ監督。
最後は「大韓⺠国」。今回の主な舞台は韓国・釜山。1970年代の釜山の様子を再現するのは簡単ではなかったようで、「当時の釜山の雰囲気と似ている⽇本の神⼾で1か⽉ほど撮影をしました。私は1970年代⽣まれで、あの時代を一度きちんと描いてみたかったんです。韓国には他国にはない独特のエネルギーがありますが、それがどこから来たのか、ずっと興味がありました。その源が1970年代ではないかと思いました」と制作の原点を語った。
最後は、「ここに登壇している素晴らしい俳優たちと一緒に一⽣懸命作った作品です。多くの方にご覧いただきたいです」(ヒョンビン)、「今作が、皆さんの年末を熱くする作品になってくれることを祈っています」(チョン・ウソン)と俳優らが挨拶し、1時間の会⾒の幕を閉じた。
『メイド・イン・コリア』配信情報
『メイド・イン・コリア』 はディズニープラスにて字幕・吹替版で独占配信中 (全6話/初回2話、以降毎週⽔曜配信)
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