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台湾ドラマ『零日攻撃』は現代に生きる私たちへの問いかけ!リェン・ユーハン&ヤン・ダージャンにインタビュー

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零日攻撃 リェン・ユーハン&ヤン・ダージャンにインタビュー

©ZeroDay Cultural and Creative Company Limited.

台湾海峡を舞台に、迫りくる危機に立ち向かう人々の群像劇を描いたドラマ『零日攻撃(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY ATTACK』。第3話「ON AIR」に出演するリェン・ユーハン(連俞涵)とヤン・ダージャン(楊大正)にインタビュー! 役作りや作品に込めた想いについて、真摯に語ってくれた。

『零日攻撃』リェン・ユーハン(連俞涵)&ヤン・ダージャン(楊大正) インタビュー

――第3話では情報規制やデマの拡散により人々が混乱するなか、中国資本の会社を経営する藤原偉(高橋一生)からリークされた台湾侵略の危機を伝えるため、アナウンサー・宇珊(リェン・ユーハン)やテレビ局員・啟俊(ヤン・ダージャン)が奔走する姿が描かれていました。脚本を読んだときの感想を教えてください。

楊大正:オファーをいただいた際に、素晴らしいシナリオや脚本を見て出演を決めました。劇中で描かれる状況は、現在の台湾に通じる部分があると思います。水面下で迫る危機やメディアの信ぴょう性など、現代に生きる私たちに問いかける作品だと感じました。

連俞涵:これまで時代劇に出演することが多く、中には戦争を使ったものも少なくありませんでした。でも、それは過去の戦争です。本作は“現代の戦争を描く作品”と言っても過言ではありません。エンターテインメントでありながら、戦争と平和について考えるきっかけを与える作品に関わることができ、役者として光栄に思います。

零日攻撃 場面写真

©︎ZeroDay Cultural and Creative Company Limited.

――続けて、お二人が演じた役どころについて教えてください。

楊大正:私が演じたのは、テレビ局員の一人です。上司の命令に従う一方で部下の気持ちも考えなければならない、常に周囲に気を配る役でした。両者の間で板挟みになることって、実生活においてもあるあるですよね。自分の身近でモデルとなる人がいたので、役柄を理解して演じることができました。

連俞涵:私は今回、ニュースアナウンサーを演じました。第3話以外でも、作中のニュース番組の映像や音声で出演しています。役作りの過程で、AIと人間の違いについて思いを巡らせていました。
新聞をそのまま棒読みするならAIでも事足りるかもしれませんが、AIと違って人間は判断力と思考力を持っています。フェイクニュースを遮断したり真実を伝えたりするゲートキーパーが、アナウンサーの役割だと思います。

便利な時代になりましたが、私たちは思考することを決して怠けてはいけない。この作品を通して、皆さんに力を与えることができれば良いと思います。

零日攻撃 リェン・ユーハン&ヤン・ダージャンにインタビュー

――連俞涵さんは作中で高橋一生さんと元恋人役を演じられていましたよね。

連俞涵:撮影の現場に通訳の方が一人のみだったこともあり、高橋さんと直接コミュニケーションをとるのには苦労しました。ですが、私も高橋さんもキャラクターになりきったことで、演技を通して充分にコミュニケーションが取れたと思います。

零日攻撃 場面写真

©︎ZeroDay Cultural and Creative Company Limited.

――本作はドラマ『ブラックミラー』のような、エピソード毎に主要人物が変わるアンソロジー形式を採用していますが、通常のドラマとは違う魅力は何だと思いますか。

楊大正:シリーズを通して見てもエピソード単体で見ても、どちらも充分楽しんでいただけるところがいいなと思っています。

連俞涵:本作は「忍び寄る危機」という一つのテーマがシリーズの核となっています。ですので、一つひとつ独立したエピソードとしても成り立ちますし、最初から最後まで一つの作品として楽しむこともできます。

零日攻撃 リェン・ユーハン&ヤン・ダージャンにインタビュー

――台湾では、8月2日(土)から放送が始まり、すでに視聴者からの声も届いているかと思います。放送前からも大きな反響があった本作ですが、どのように受け止めてらっしゃいますか。

楊大正:様々な評価をいただいて嬉しく思っております。もちろん政治的な切り込み方をする人もいれば、異なる視点を持つ人もいますが、それこそが民主主義です。様々な立場の人が意見を発表できるのは、とても貴重だと思います。

違う意見が存在することこそ、多様性であり社会のあるべき姿だと思います。作品を見た人同士で意見が交わされていることが、エンターテインメントとして大成功なのではないでしょうか。

連俞涵:ドラマは既に制作を完了していますが、それだけでは本当の意味で作品が完成したとは言えません。観客が作品を観て、議論し、時に批判する――そうして初めて作品が完成体になると思います。肯定的意見は当然嬉しいですが、批判も改善の糸口として受け入れたいですね。
私の座右の銘は「地獄一回見れば、鬼も怖くない」。常にチャレンジ精神を持って作品づくりに挑んでいます。一つの役との出会いが、私を新しい世界へと導いてくれます。

零日攻撃 リェン・ユーハン&ヤン・ダージャンにインタビュー

『零日攻撃』配信情報

現代に忍び寄る戦争の危機を描きながらもエンターテインメントとして成立させた『零日攻撃』。
ぜひ本作を視聴し、危機を前にした人々の選択や交流を通じて、考えるきっかけにしてほしい。

『零日攻撃(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY ATTACK』は、日本では8月15日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信がスタート。

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『零日攻撃』視聴ページ

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海外ドラマNAVI編集部

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