台湾海峡戦争を題材にした台湾ドラマ『零日攻擊(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY ATTACK』の来日記者会見が、本日8月7日(木)に都内・109シネマズプレミアム新宿で開催。その様子をレポートする。
『零日攻擊(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY ATTACK』来日記者会見レポート
記者会見には、第3話に出演する俳優のリェン・ユーハン(連俞涵)、ヤン・ダージャン(楊大正)、制作のリン・キンショウ(林錦昌)、プロデューサーのチェン・シンメイ(鄭心媚)、そして第3話の監督・スー・イーシュエン(蘇奕瑄)が登壇。
まず、制作で印象に残ったことを聞かれたチェン・シンメイは「今回は日本人の俳優二人、香港の俳優一人を起用しました。今回の撮影において特に印象に残ったのは、日本人の俳優の仕事に対する真面目さです。私はプロデューサーのほかに脚本も担当していますが、高橋一生さんの役に関しては台湾華語(台湾の公用語)と、それ以外の言語も使いました。台詞回しに関しては、高橋さんからこれは中国で使われている中国語なのか? それとも、台湾華語なのか? といった風に細かい質問があったのを覚えています」と、振り返った。
続いて、スー・イーシュエンが「今回は撮影に入るまで、高橋さんとリェン・ユーハンさんと役作りのやり取りを細かく重ねました。実は私たちスタッフ全員、高橋さんの大ファンでしたので、特にこちらから指示をすることもなく、よい相乗効果が生み出せたと思っています。むしろ、今回の撮影を通して、高橋さんの仕事に対する一生懸命さに感銘を受けました」と撮影の裏話を明かした。
本作で高橋一生と元恋人役を演じたリェン・ユーハンは、言葉の壁がある中で、愛情あふれるシーンを演じる中で困難はあったと聞かれると「作品の中では愛があるから言葉の壁は感じませんでした。仕草やジェスチャー、目が合った瞬間など、言葉以外のコミュニケーションが大いにあったので、差し支えなかったと思います」と、共演の思い出を語った。
そして、同じくリェン・ユーハンの元恋人で同僚を演じたヤン・ダージャンは、恋のライバルについて聞かれると「高橋さんに初めてお会いした時に『やばい!(日本語)』と思いました(笑) 9月には私のバンドFire EXの活動に戻りますので、こちらにもぜひ注目してください!」と、最後には自身のバンドのPRをした。
最後に、登壇予定だった高橋一生からのコメントを司会者が代読。
「この度登壇予定でしたが、急な仕事の都合によりどうしてもスケジュールの調整がつかず、出席を見送りさせていただくことになりました。楽しみにしてくださっていた皆様にはご迷惑をおかけする形となり、心よりお詫び申し上げます。『零日攻擊(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY ATTACK』は脚本を読んだとき、その構成力と物語のもつドラマに強く惹かれた作品です。緊張感をもちながらも私が惹かれたのは、作劇の強さと人物描写の複雑さでした。フィクションとして丁寧に構築された物語であり、政治的な立場を主張するための作品ではないとして、私はこの作品に参加しました。今生きる人間が描かれていることに強く惹かれました。ご覧いただく皆さんにも、作品の世界観と描かれる人間模様を通じて、このドラマの魅力を味わってもらえたら幸いです」
最後にチェン・シンメイが「日本では、8月15日(金)よりAmazon Prime Videoにて第一話がリリースされます。ぜひ、みなさんご覧になっていただければ幸いです。最後になりますが、世界平和を祈ります」と締め、イベントは大盛況のまま幕を閉じた。
『零日攻擊(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY ATTACK』配信情報
台湾ドラマ『零日攻撃(ゼロニチコウゲキ) ZERO DAY ATTACK』は8月15日(金)よりAmazon Prime Video(プライムビデオ)で独占見放題がスタート。