社内恋愛を描く中国ドラマ『恋愛できない私たち』が韓ドラファンに刺さるワケ

2023年9月6日 2023年10月30日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

“恋愛下手”な敏腕キャリアウーマンとイケメン年下御曹司による社内恋愛を描いた中国ドラマ『恋愛できない私たち』がついに本日レンタル＆販売開始。Amazon Prime Videoチャンネル「韓国ドラマ＆エンタメChannel K」で先行独占配信された本作は、視聴者の期待を裏切らない王道ラブストーリー展開が韓国ドラマファン層を中心に話題を呼んでいる。

なぜこのドラマが中国ドラマファンだけでなく、韓国ドラマファンにも刺さるのか、『恋愛できない私たち』のもつ多彩な魅力に迫る。（本記事は一部ネタバレを含みます）

1 中国ドラマ『恋愛できない私たち』あらすじ
2 韓流から華流へ…視聴者が求めているのは期待を裏切らない王道ラブコメ！
3 韓ドラファンを虜にしたハイスペックすぎる年下男子
4 『恋愛できない私たち』から学ぶリアルな恋愛テク
5 中国ドラマ『恋愛できない私たち』視聴方法

中国ドラマ『恋愛できない私たち』あらすじ

物語の舞台は、中国で絶大な人気を誇る恋活アプリを開発・運営している架空の大企業、リンクテクノロジー。そこで敏腕CEOとして仕事漬けの日々を送ってきた主人公のジァオ・ジアンユエは、新しくリリースされる最先端恋活アプリ「ラブノート」の成果を出さないといけないプレッシャーに悩んでいた。

そんなある日、リンクグループの会長から息子のグー・ジアシンを次期会長として育てるよう命じられるが、会社を継ぐ気のないジアシンは問題を起こしてばかり。遂には生配信で「ラブノート」の責任者であるジアンユエには恋人がいないという事実を暴露してしまう。顧客離れを危惧した彼女は咄嗟に「ラブノート」を通して、3ヵ月以内に恋人を作ると宣言する羽目になり…。

『恋愛できない私たち』は最初こそ衝突していた二人が、上司・アシスタントとして同じ時間を過ごす内に、お互い気になる存在になっていくという、“社内恋愛”、“歳の差カップル”、“御曹司との恋”、“恋の四角関係”といった誰もが想像する王道ラブストーリーの必需品が全て詰め込まれた作品だ。

韓流から華流へ…視聴者が求めているのは期待を裏切らない王道ラブコメ！

最近では、日本でも大きな盛り上がりをみせた『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』や『ペントハウス』、『イカゲーム』、『夫婦の世界』など王道ラブストーリーに頼らない設定が韓国ドラマのトレンドになりつつある。一方で、『キング・ザ・ランド』のような気軽に視聴できる王道ラブストーリーを求める視聴者層ももちろんおり、韓国ドラマの復讐や愛憎劇に疲れた視聴者が今度は中国ドラマへと視聴の幅を広げているようだ。

では、なぜ中国ドラマなのか？

中国ドラマと言えば、豪華絢爛な古装、圧倒的なアクション、繊細かつ複雑に描かれる人間関係が魅力的な「時代劇」が注目されがちだが、中国ドラマの現代劇は、韓国ドラマとほぼ同じ話数構成で、メインキャラクター以外の登場人物もしっかりと描かれているため、これまで韓国ドラマを多く視聴してきたファンほど満足度の高さに驚くだろう。

韓ドラファンを虜にしたハイスペックすぎる年下男子

その中でも、特に『恋愛できない私たち』は、韓ドラファンの予想を超えるハイスペックすぎる愛情表現が魅力的なドラマだ。

例えば、ジアンユエがある事件をきっかけに無期限での休職を言い渡され、長年勤めてきた会社を去るシーン。全視聴者が「部下のジアシンとの甘すぎる社内恋愛がもう見られない…」と嘆いていた次の瞬間、「あなたが不在の会社は無意味だから、助手として休暇の手伝いを」と荷物を持って駆け出してくるジアシン。予想外の行動に「休暇の許可は？」と困惑するジアンユエと視聴者を「御曹司が休むのに許可なんて必要ない」というパワーワードで一蹴。

さらに、傷心旅行で桜を見に来ていたジアンユエには「別の角度で桜を鑑賞しよう」と言ってヘリコプタークルージングをプレゼント。ヘリコプタークルージングに連れ出すこと自体も「さすが」の一言に尽きるが、ジアシンのハイスペックすぎる愛情表現はここで終わらない。

操縦士を呼びに行ったかと思いきや、そこに現れたのはサングラスをかけ、パイロット服に身を包んだジアシン。なんとヘリコプターの操縦士免許を持っているので自ら操縦するというのだ。

極め付きは、どんな時も人生の最優先事項にしてきた仕事を失い、落ち込むジアンユエに対してジアシンが放った「俺の心のピラミッドなら、あなたが頂点ですよ」という究極の胸キュン台詞！

驚くべきことに、これらすべての甘すぎる言動は、二人が“結ばれる前”の出来事なのだ。
「付き合ったら、どうなっちゃうの」とツッコまずにはいられない年下男子のもつ行動力の高さと、愛する人の為なら“御曹司”という立場をここぞとばかりに見せつけてくる王道主人公に心を奪われるファンが続出しているというわけだ。

『恋愛できない私たち』から学ぶリアルな恋愛テク

本作には、仕事のことしか眼中にない恋愛下手なキャリアウーマン、ジアンユエをはじめ“恋愛できない”キャラクターが多く登場する。

「私の彼氏は推しのアイドルたち」と公言し、推しのアイドルに全愛情を注ぐ熱狂的なアイドルオタクや、幼少期の頃から一人の女性を一途に想い続けているがなかなか告白に踏み込めない男性、ジアシンに何度振られてもめげずにアタックし続ける女性など、恋愛ができない人の特徴を分かりやすく示している。

タイトルにもあるようにドラマに出てくる殆どの登場人物は、恋愛上手とは言えないが、失敗しながらも恋や仕事に一生懸命な姿は、見ていて愛おしく共感するキャラクターばかりだ。

また、恋活を応援するアプリ「ラブノート」が物語の鍵を握っていることもあり、各話の最後にはキャストが紹介する本格的な恋愛アドバイスも収録。「元カレを後悔させる方法」や「好きな相手の印象に残る方法」など現実社会でも応用してみたい恋愛テクニックが随所に盛り込まれているので、恋に悩んでいる人は今すぐ見てほしい。

『恋愛できない私たち』は、自分の正直な気持ちを相手にきちんと伝えることの大切さや、恋愛の喜びを教えてくれる、極上のラブストーリーだ。ぜひ一度ご覧いただきたい。