韓国のみならず、世界を舞台に活躍する13人組ボーイズグループSEVENTEENがついにデビュー10周年を迎え、CARAT(ファンの愛称)の間でもお祝いムードが広がっている。
話題沸騰!新番組「NANA bnb with SEVENTEEN」が注目される理由
SEVENTEENは2015年にデビュー後、韓国、日本、そして世界を巡るツアーを行うほどに成長してきた、まさにアイドル第3世代を代表するグループ。2023年の紅白歌合戦にも出演したことで知った人も多いかもしれない。作詞・作曲、ダンス、ラップとそれぞれに才能を持っており、ウジを中心に自分たちで手掛ける”自主制作アイドル”としても知られている。
そんな10周年という記念すべき年を迎え、新曲「THUNDER」を引っ提げてカムバックした彼らは、様々なコンテンツを通じてCARATを楽しませている。その中でも特に注目を集めているのが、新番組「NANA bnb with SEVENTEEN」だ。
この番組は、SEVENTEENと親交の深いプロデューサーのナ・ヨンソクが手掛けたバラエティ企画の第二弾。イタリアを舞台に2024年に公開された前作ではリーダーのエスクプスが足の怪我を理由に参加できなかったが、今回はジョンハンは兵役のために不参加となっている。
舞台となるのは、ソウルから少し離れた場所にある田舎の民宿。10周年記念番組の収録と聞かされて正装をして集合したメンバーたちには、突如連れ去られるサプライズが待っていた。スングァンは収録現場に着くなり「ナナツアーですか?」と聞いたり、ウジが「まさか誘拐されたりしないよね?」と今後の展開を予感しているかのように無邪気にスタッフに聞いて回り、そんな彼らを見てサプライズを控えるスタッフたちが凍り付いているのも面白い。
そして連れ去られた先の民宿では、ゲームをして、食事を作って食べる──そんな生活を3泊4日の間繰り返していくのだが、このゲームがなかなか終わらない。突然の休暇に喜びを隠せず、少年のようなワクワク感を見せていたが、ゲームに苦しみ、アイドルらしからぬ表情を見せて、狂い始めるのもSEVENTEENらしい。
初日の夜ご飯をかけたのは、人物当てゲーム。次々と映し出される有名人の名前を全員が失敗することなく答えられればクリアだ。12人が往復で23人分答えることができれば終了、ミスをすれば一つずつ食材がなくなっていく。外国人メンバーもいるため、ハンデとしてパス1回までOKだったが全く進まず……なんとか終了し、メンバーも疲れの色を見せる。
交渉の末、いくつか食材を手に入れ、その晩御飯はキムチチゲとサムギョプサル。お肉にはセリとにんにく、チゲにはたっぷりキムチも入れられ、給食のように大量の12人分が作られた。そこで発揮されたのは、10年以上築き上げてきたチームワークだ。それぞれ調理担当とお米担当、火起こし担当と別れて、どんどん食事を完成させていく。最後にはお肉を焼いた鍋でチャーハンを作り、それを全員で囲んで食べる。
そして次の日もひたすら、料理担当やプレゼントを懸けてゲーム。ジェスチャーゲームや早押しクイズなど、メンバーの意外な一面が垣間見れるイベントも盛りだくさんだ。ジョシュアが作るビビンククスや、ジュンが作る中国の煎餅など、料理上手なメンバーが実力を発揮する姿も見ることができる。
デビューから10年経ち、30歳を迎えようとするメンバーもいる中、いつまでも青春を走り続けるSEVENTEENのメンバーたち。3日目に行われたランダムダンスゲームでは、その実力を目の当たりにできる。懐かしい楽曲も続き、もっと観たい!と思わずにはいられないはずだ。
彼らの最大の魅力とも言える自然体さと仲の良さが前面に出ていて、まるで一緒に食卓を囲み、火を起こしているかのようなほっこりとした気持ちになれる番組「NANA bnb with SEVENTEEN」はLeminoにて配信中だ。
(文/伊藤万弥乃)
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