
2025年2月23日(日)に新宿バルト9にて、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』大ヒット御礼!来日舞台挨拶付き上映会が開催。監督とキャストが急遽来日し、ファンを熱狂させた。
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』来日舞台挨拶レポート
日本で興行収入2億円を突破し、応援上映も開催されるなど、超絶話題の香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』。日本での大ヒットを記念し、急遽来日舞台挨拶が行われた。
この度来日したのは、龍捲風(ロンギュンフォン)役のルイス・クー、陳洛軍(チャン・ロッグワン)役のレイモンド・ラム、十二少(サップイー)役のトニー・ウー、四仔(セイジャイ)役のジャーマン・チョン、そしてソイ・チェン監督。
5人は本作の邦題がプリントされたお揃いのスウェットで登場。今回の来日舞台挨拶のために、日本のスタッフに内緒で作ったものだという。
まずチェン監督から「日本の皆さんこんにちは。こうして日本の皆さんとお会いできてうれしいです」と挨拶。ルイスは「みなさんこんにちは、ルイスです。愛してる」と日本語で挨拶し、会場は歓声に包まれた。
レイモンドは「みなさんこんにちは。陳洛軍です。本作を皆さんに気に入っていただけてうれしいです。ぜひもっといい作品をまた持ってきたいと思います」とコメント。トニーは「皆さんこんにちは。トニー・ウーです。みなさんに本作を気に入っていただけて本当にうれしいです。この先パート2、パート3と続きますので、監督の意向に沿って頑張って撮っていきたいと思います」と話し、今後への期待を膨らませた。
ジャーマン・チョンは「みなさんこんにちは! 私は張文傑です。愛してる」と元気よく日本語で挨拶し、歓声があがった。続けて「今回こうして日本に来られえてうれしいです。始めて日本に来ましたが、もっと頻繁に来れるように頑張ります」と挨拶した。
司会が観客に向かって本作を何回見たか聞き、10回、さらには20回以上見た人? という問いかけに挙手があがると、5人は驚きを隠せない様子を見せた。
日本でヒットした理由について聞かれたソイ・チェン監督は「自分でもこんなにも日本の方に受け入れられたことを驚いています。要因はたくさんあると思いますが、アクションや今は亡き九龍城砦の再現が良かったのではないでしょうか。特にアクションには、漫画的な表現を取り入れています。私自身、子どもの頃から日本のアニメや漫画が大好きで、それを見て育ちました。そういったものが自然と頭の中に入り込んでいますが、今回存分に発揮できたのではと思いますし、そのおかげでこれほどまで日本の皆さんに受け入れてもらえたのではと考えています。それと、本日一人いませんが、四少(陳洛軍、信一、四仔、十二少)の友情なども日本の方の心に響いたのではないかと思います」とコメント。
続けて「九龍城砦を再現するにあたって、日本にあった写真集をはじめとする資料をとても参考にしました。それらを残してくれた日本の皆さんに感謝します」と、制作の裏話についても明かした。
印象に残ったシーンや撮影での裏話については、まずルイスが「叉焼丼を洛軍にご馳走するシーンが印象に残っています。撮影時、あまりに急いでかきこむので、洛軍がいきなり吹き出しました。自分の身体や顔にご飯かすがたくさんついたんですが、監督がNGを出さなかったので仕方なく演じ続けました。私も叉焼丼が大好きで、これからヒットするんじゃないかなと思います。まだまだ食べに行こうと思います」と、本作をきっかけに日本でも大人気の叉焼丼について言及。
レイモンドは「アクションシーンが一番印象深いです。アクション監督を務めてくれた谷垣さんにお礼を申し上げたいです。それ以外では、信一が着古した服を洛軍にくれたシーンが好きです。そこで洛軍がやっと違う服を手に入れたということで印象に残っています。まあその服は、信一が気に入らなかったり、実際に着古したりした服だったんですけどね」と洛軍が九龍城に慣れてきたシーンについて説明した。
トニーは「ラストの、四人が九龍城の縁の部分に座って飛行機を見ているシーンが一番好きです。あのシーンがは、これから彼らが向かう希望を象徴していると思うんです。飛んでいる飛行機を見て、自分たちの将来への可能性を感じている。希望を捨てない、持ち続けることが大事というメッセージが伝われば嬉しいです」と、飛行機の腹が大きく映し出されるラストシーンの意味について説明した。
ジャーマンは「自分が一番印象に残っているのは4人が麻雀を打っているシーンです。あの場面が、自分の撮影の最終日だったんです。今でもあのシーンを見ると、当時のことを思い出します」と、若者4人組の青春ともいえる場面について語った。
フォトセッションでは、ルイスが竜巻ポーズ! ほか3人もファイティングポーズを決め、観客からは歓声が。最後には、観客も含めて写真撮影。興行収入2億突破を記念した2億の数字の風船とともにピースポーズがなんともかわいらしい。来日舞台挨拶は大盛況のまま幕を閉じた。
映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』は新宿バルト9ほか全国の映画館で絶賛上映中。