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中国ドラマ『長相思』の配信&DVDリリースを記念して、葉十七(ようじゅうしち)と塗山璟(とざんけい)を演じたドン・ウェイのインタビューが到着! 現在、中国で配信中の主演ドラマ『仙台有樹(原題)』が話題沸騰中の彼だが、本作では『長相思』ではヒロインを愛し続ける溺愛系見守り男子を好演した。演じた役柄や共演したヤン・ズー、お薦めのロマンティックシーンなど明かした。
葉十七(ようじゅうしち)/塗山璟(とざんけい)役 ドン・ウェイ インタビュー全文
――演じた塗山璟と葉十七はどんな役柄ですか?
青丘の塗山璟は九尾狐で商才のある大富豪です。一方、小夭(しょうよう)と添い遂げたいと願う葉十七は気楽な人物で、立場や責任もなく小夭だけを想っていられます。塗山璟は一族のことも考えなければならず、責任や義務に縛られているので、ままならないですね。
――ヤン・ズーさんが扮した男性医師・小六(しょうりく)はどういう存在ですか?
小六は塗山璟の人生観・恋愛観を変えました。そして、傷つき、世界を失って悲しみに閉じこもる葉十七の心を開いた、彼にとって重要な人物です。
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――姫君(ヤン・ズー)である小夭と塗山璟との関係性は?
二人が清水鎮で暮らしていた頃はお互いがすべてでした。ただ葉十七は穏やかですが実はワンマンなんです。何と言うか、意外にしたたかで小夭を決して諦めません。小夭に出会えて塗山璟は幸せです。小夭とは心が通じ合うし価値観も似ています。これは重要な点です。
――塗山璟を演じてきて俳優としての感想は?
長く塗山璟を演じる中で、小夭に対する塗山璟の愛を切々と感じました。塗山璟が裏切られたり、陥れられたりしたときの悲しみもです。周りに対する姿勢に魅力を感じます。傷つけられても報復を考えることなく、傷つけた人間を許し、恨みを忘れることを選ぶ、その強さに感動しました。しなやかな強さであり偉大な優しさです。心が強いんです。
――塗山璟と葉十七はそれぞれ別の立場ですが、演じるうえで感じたことは?
葉十七はやるべきこともなく何の責任もありません。小夭だけが彼の世界です。でも塗山璟にはしがらみがあります。後半の展開は演じていても胸が痛んで“世界よ 彼に優しくあれ”と思いました。でもことさらに二人を演じ分けてはいません。一人の男の人生の2つの時期にすぎないからです。
だから葉十七を演じる時は顔や体の表情もリラックスして自由になります。塗山璟を演じる時は、毎回撮影前にその前・もっと前の場面まで復習するようにしました。塗山璟はその時々によって状況や精神状態が異なるからです。経験を時系列につなげることで心の流れも分かります。その場の感情を正確につかむことで、役に入って深く演じることができます。
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――塗山璟と葉十七はどちらが難しかったですか?
塗山璟ですね。彼には問題が山積みですから。一族の問題も、小夭との間の問題もあって、精神的負担も大きい。動揺し、怒りも湧いてきますが感情を抑えなければならない。僕自身の感情を制御するのが難しいんです。塗山璟に代わって行動したい心情になります。でも彼は気遣いが繊細で、人を思いやり、自分の言動で傷つけまいとする男なんです。
――あなた自身と塗山璟の間で葛藤がありましたか?
ありましたね。よく夜中に、彼の状況を思って悲しくなりました。半年近く演じると役が抜けなくなるんです。撮影中は私的な時間にも塗山璟の思考で物事を考えていました。
――お薦めのロマンチックなシーンを教えてください
清水鎮の日々もですし、龍骨獄に草凹嶺木樨園での愛の言葉など、名場面は多いです。清水鎮でのお姫様だっこは二人の恋愛を予感させるものです。小夭が頬を赤らめ、十七は彼女の恥じらいを知る。龍骨獄での小夭からの口づけに、木樨園でひそかに秋波を送り合う二人。琴の稽古の名目でのデート…ほんとうにたくさんありますよ。
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――ヤン・ズーさんと初共演してみていかがですか?
当初は緊張しました。ベテランと共演できるなんて夢のようでしたから。自分の未熟さが心配でした。でも一緒に演じてみると、垣根のない人だとわかりました。積極的に話しかけてくれて、雰囲気作りもうまいんです。俳優としての常識や撮影現場での知識を惜しみなく教えてくれ、大いに助けてもらいました。
――ヤン・ズーさんと小夭に共通点はありますか?
彼女は小夭そのものですよ。彼女の演技は心で演じています。それが僕の演技の大きな助けとなって、塗山璟の役に入っていくことができました。
――現場での盛り上げ役は誰でしたか?
間違いなくヤン・ズーさんです。特に何かをするわけじゃないのですが、彼女がいるだけで場が楽しくなるんです。
――撮影を終えてすぐに役から抜けられましたか?
僕の撮影が終わったその日には全く実感がなかったし、しばらくは終わった気がしなかったんです。ただ胸に大きな穴が開いたようで、何かは分からないけど大事な物をなくした気分でした。寂しくなったのは数日後で、もう塗山璟とはお別れなんだと感じました。
――今でも感情があふれてくることがありますか?
抑えきれませんね。役の人生を経験することはすばらしい体験だと思います。だから俳優の仕事に魅力を感じるんです。他人の人生を味わえるのは俳優だけですから。
――近年あなたへの感心が高まったことで、今までにないプレッシャーを感じますか?
プレッシャーは感じていません。世間の反応はあまり意識しないんです。ただどの仕事も全力を尽くすだけです。与えられた役の役作りに集中したいと思っています。僕のスタッフのほうが大変かもしれませんね。批判的な意見があった場合は僕が自分で見なくてもスタッフが教えてくれるんです。僕は克服すべく努力するだけです(笑)。
『長相思』配信&DVD情報
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