『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』ダリルとキャロルが恋人同士にならない理由

大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』でダリルとキャロルは良き友として深い友情を育み、二人の間で芽吹きそうだったロマンスの蕾は今も開いていない。その関係は、スピンオフドラマ『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』でも変わらない模様で、その理由についてショーランナーが語っている。

 

シーズン2ではキャロルが危険な旅に出る

米SFXのインタビューに応えたショーランナーのデヴィッド・ザベルが、多くのファンがダリルとキャロルが見せる恋愛に発展しそうなケミストリーに気づいていることを知りながらも、自分も脚本家チームも、その関係を特に掘り下げたいとは思っていないと説明している。

「“さて、彼らは恋に落ちてカップルになりました”という展開は、ありがちだし容易ですが、それは間違いだと常に感じていました。なぜなら、TVのテクニック集に足を踏み入れたように感じるからです。私にとって、彼らの関係が今の形になっているのは自然で、それが望む形でもあり、うまく機能している理由にも納得しているから、それ以外の可能性について考えることはありませんでした」

ザベルにとって、ダリルとキャロルは今の状態がベストであり、その想いは今後も変わることはなさそうだ。

シーズン2では、ダリルがフランスにいることを知ったキャロルが海を越え、親友を探すために危険な旅に出るという。新シーズンで二人が感動の再会を果たしたとしても、その関係が恋愛に発展することはないだろう。

イザベルとの関係は?

以下、シーズン1のややネタバレがあります。

シーズン1で、ダリルは修道女イザベル(クレマンス・ポエジー『ハリー・ポッター』シリーズ)と孤児の少年ローラン(ルイ・ピューチ・シグリウッツィ『Show Me More(原題)』)と家族のような関係を築き、イザベルとは親しみ以上の感情が湧きつつあることが仄めかされていた。

その点についてザベルは、二人の間に何かが存在していることを認め、ダリル役のノーマン・リーダスとも、「二人の成熟した関係を描いて、どう発展していくのか見たいと話をしました」と明かしている。

さらにザベルは、シーズン1でダリルとイザベラが絆を深めていく過程が描かれたことに言及し、「シーズン2の大部分ではその関係性の進展と、イザベルとダリル、ローランという小さな疑似家族の行く末について描かれます」と予告した。

ダリルとキャロルが無事に再会できるかどうかも気になる『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』シーズン2は、米AMCにて9月29日(日)に放送スタート。日本では、9月30日(月)よりU-NEXTにて独占配信開始

(海外ドラマNAVI)

Photo:©Jace Downs/AMC
©Emmanuel Guimier/AMC