現代物から時代劇まで幅広い作品で主演を務め、高い演技力が評価されている韓流スターのイ・ジュンギ。今回はそんなイ・ジュンギのプロフィールや、最新の出演ドラマ、彼の魅力が溢れる時代劇作品に関する情報などをお届けする。
目次
時代劇から弁護士・検事役まで!イ・ジュンギってどんな俳優?
日本でも絶大な人気を誇るイ・ジュンギ。彼の魅力としてまず思いつくのは、キリッとした一重から生まれる中性的な見た目と、年齢を重ねるごとに磨かれてきた表情豊かで繊細な演技だ。時代劇で醸し出す妖艶さと、現代物で見せるスタイリッシュさのギャップに、多くの人が虜になっているのだろう。
まずは、そんなイ・ジュンギのプロフィールをご紹介。
イ・ジュンギのプロフィール
モデルとして活動していたイ・ジュンギは、2004年に日韓合作本映画『ホテル ビーナス』に出演して本格的な俳優デビューを果たした。転機となった作品は、2005年に主演を務めた映画『王の男』。作品が大ヒットすると同時に、彼自身も多くの新人賞を受賞。一気に国内外での人気を獲得した。
さまざまな話題作に出演したのち、2010年5月には兵役に就くことに。しかし約2年の兵役期間を乗り越え、2012年に『アラン使道伝 -アランサトデン-』で俳優復帰。変わらない存在感を発揮し、俳優としての地位を確固たるものにした。
休むことなく俳優として走り続ける彼だが、なんと2008年に歌手デビューを果たしており、2012年にはファーストミニアルバムもリリース。ファンサービスの位置付けで、定期的にツアーも行っている。多彩な彼の活躍から、今後も目が離せない!
最新のイ・ジュンギ出演ドラマ
近年も話題作に出演して活躍を続けるイ・ジュンギ。ここからは、彼の最近の出演作を3つ紹介していく。
『アスダル年代記:アラムンの剣』
『アスダル年代記』は太古の地であるアスを舞台に、部族同士の闘争や国家樹立の様子を描いたファンタジードラマ。2019年にシーズン1が放映されたが、2023年にシーズン2「アラムンの剣」として帰ってきた。
シーズン1にて激しい闘争の末、タゴン(チャン・ドンゴン)がアスダル初の王となってから約8年。ウンソム(イ・ジュンギ)の指揮により、アゴ族は30もの氏族の統一を成し遂げた。彼がアスダルとの全面対決のために戦いの地へと向かうと、アラムンの墓とアラムンの正体が200年の時を超えて明らかになる。さらに「欅の木が裂かれることで我が剣が現れるとき、アラムンが使命を伝えるだろう」というお告げが下されたが、“アラムンの剣”とはいったい何なのだろうか。最終的に持ち主は誰になるのだろうか。無事に生き残り、後世まで語り継がれる伝説となるのは誰なのだろうか。
イ・ジュンギは、人間と獣のハーフ”イグドゥ”である「ウンソム」と、謎の男である「サヤ」を一人二役を担当。ウンソムは獣の血が流れているため、演じるには高い身体能力が求められるが、アクションもお手の物のイ・ジュンギが見事に演じ切っている。
『アスダル年代記』シーズン2は現在、ディズニープラスにて見放題配信中。
『アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~』
熱血検事が新たな命を手にして、巨悪に立ち向かう姿を描いた『アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~』。
どんな悪でも裁けると強く信じている検事キム・ヒウ(イ・ジュンギ)は、政界の悪であるチョ・テソプ(イ・ギョンヨン)を捕まえる直前で殺されてしまう。しかし死の淵で出会った冥土の使いから、テソプを懲らしめることを条件に、新たな命を与えられる。2度目の人生をスタートさせて高校生からやり直した彼は、綿密な計画を立て、復讐のための準備を重ねる。新たな仲間とも出会い、再びテソプに立ち向かうことになるが…。
代役なしで激しいアクションシーンに挑んだイ・ジュンギ。彼の俳優としての確固たるプライドを感じる本作を見逃すわけにはいかないだろう。
『アゲイン・マイ・ライフ ~巨悪に挑む検事~』は現在、U-NEXT、Hulu、アマゾンプライム、Netflixにて見放題配信中。
『悪の花』
長年愛してきた夫が突如、連続殺人犯の疑いをかけられたら、あなたはどうする?冷酷なサスペンス・ラブストーリー『悪の花』。
金属工芸作家のペク・ヒソン(イ・ジュンギ)は、愛する妻チャ・ジウォン(ムン・チェウォン)と娘のウナとともに幸せな日々を送っていた。そんなある日、刑事であるジウォンは知り合いの記者キム・ムジン(ソ・ヒョヌ)に夫のヒソンを紹介することに。18年前の連続殺人事件の真相を追っているムジンは、ヒソンの顔を見た瞬間驚愕し…。
優しさと凶悪さの二面性を持ち合わせる難しい役柄を演じたイ・ジュンギ。鳥肌が立つほどの演技を披露して視聴者の心を掴んだ彼は、本作にて新境地を開拓した。
『悪の花』は現在、U-NEXT、Netflixにて見放題配信中。
“時代劇が似合う男”イ・ジュンギのおすすめ韓国時代劇
イ・ジュンギといえば、時代劇の印象が強い人も多いだろう。なんといっても、彼の韓服姿はただかっこいいだけでなく、思わず見惚れてしまう色っぽさがある。
ここからは、どんな韓国俳優よりも時代劇が似合う男であるイ・ジュンギの、おすすめ韓国時代劇をご紹介。
『麗<レイ> ~花萌ゆる8人の皇子たち~』
『麗<レイ> ~花萌ゆる8人の皇子たち~』は、高麗時代を舞台に、一人の少女と彼女を取り巻く8人の皇子たちとの恋の駆け引きや友情を描いたロマンティック時代劇。
化粧品販売員のコ・ハジン(IU)は、湖に落ちた子どもを助けようとして溺れてしまい、目を覚ますと高麗時代にタイムスリップしていた。魂だけが16歳の少女ヘ・スの体の中に入り込んだ状態で宮廷暮らしを送ることになるが、そこで待っていたのは美しい8人の皇子との出会い。優しい第8皇子ワン・ウク(カン・ハヌル)に惹かれる一方で、冷徹な第4皇子ワン・ソ(イ・ジュンギ)に幾度となく危機を救われるヘ・ス。そんな彼女とワン・ソとの心の距離が縮まった矢先、彼がのちの第4代皇帝光宗だと知って…。
イ・ジュンギが演じたのは、心に傷を追った孤独な皇子ワン・ソ。まさに時代劇版のツンデレ系男子を好演し、新たなファンを増やすきっかけとなった。
『麗<レイ> ~花萌ゆる8人の皇子たち~』は現在、U-NEXTで見放題配信、アマゾンプライムとLeminoで有料レンタル配信中。
『夜を歩く士〈ソンビ〉』
最愛の人の命と引き換えに、人間の心を持ったまま吸血鬼となった男の生き様を描いた『夜を歩く士〈ソンビ〉』。
舞台は朝鮮時代。文官キム・ソンヨル(イ・ジュンギ)は悪の吸血鬼クィ(イ・スヒョク)の仕業で、婚約者イ・ミョンヒ(キム・ソウン)を失い、自らも吸血鬼になってしまう。それから120年、ソンヨルは愛する彼女とのある約束を守るために、吸血鬼として生き続けていた。そんな中、明るくまっすぐな性格の女性チョ・ヤンソン(イ・ユビ)に出会い、次第に惹かれるように。一方、遊び人を装い、身分を隠しながら生きる世孫イ・ユン(チャンミン)は、父の仇を打つためにクィを狙っていた。そんな彼も、ヤンソンに好意を寄せていて…。復讐に燃える二人が同じ女性を愛した先に、待っているものとは。
愛と宿命の間で悩み苦しむ、正義の吸血鬼を演じたイ・ジュンギ。今までのイメージとは異なる新たな吸血鬼像を生み出したことで、注目を集めた。
『夜を歩く士〈ソンビ〉』は現在、U-NEXTで見放題配信、アマゾンプライムとLeminoで有料レンタル配信中。
『アラン使道伝 -アランサトデン-』
『アラン使道伝 -アランサトデン-』は朝鮮時代を舞台に、幽霊を見ることができる主人公と、記憶を失った幽霊の許されぬ恋愛を描いたドラマ。
昔の記憶を無くした幽霊アラン(シン・ミナ)は、ひょんなことから霊が見える少年ウノ(イ・ジュンギ)に出会う。生前の記憶を取り戻したいアランは、彼を使道(※)に就かせ、自分の正体探しを手伝わせることに。一方で、行方不明の母を探しているウノは、生前のアランと母になんらかの関係があったことを突き止める。そして、驚愕の事実が少しずつ明らかになっていき…。
※使道(サト):地方官に対して用いられる尊称。
イ・ジュンギの除隊後復帰作。彼はインタビューにて「特に難しいと感じたことは一度もなくて、撮影は楽しかったです」と答えている。撮影のブランクも難なく乗り越え、俳優として新たな1ページを刻んだ本作は、ファンにとっては要チェックだろう。
『アラン使道伝 -アランサトデン-』は現在、U-NEXT、Hulu、Abemaプレミアム、Leminoプレミアムで見放題配信中。
『イルジメ〔一枝梅〕』
権力者を懲らしめる義賊として弱い者を救う英雄イルジメが、失った父のための復讐に燃える姿を描いた『イルジメ〔一枝梅〕』。
舞台は朝鮮王朝。即位時の功臣イ・ウォノ(チョ・ミンギ)の息子ギョム(イ・ジュンギ)は幸せに暮らしていた。しかしある日、ウォノは謀反の罪を着せられたことで、ギョムの目の前で殺されてしまう。父の暗殺現場を目撃したギョムは、ショックのあまり記憶を失ってしまった。その後は、庶民の夫妻のもと「ヨン」という別の人間として育てられる。しかし13年後に記憶を取り戻した彼は、復讐のために立ち上がることに。
本作にてイ・ジュンギは、明るく天真爛漫な青年と復讐に生きる冷淡なキャラクターとのギャップを見事に演じ、俳優としての高い評価を得ることとなった。
『イルジメ〔一枝梅〕』は現在、U-NEXT、Hulu、Abemaプレミアム、Lemino" rel="noopener" target="_blank">Leminoプレミアムで見放題配信、アマゾンプライム「アジアPremium」もしくは有料レンタル配信中。
新作情報
Photo:イ・ジュンギInstagram(@actor_jg)より