韓国ドラマ『冬のソナタ』を無料で最終回まで視聴する方法|あらすじ・キャスト・なぜ流行った?

韓国ドラマ『冬のソナタ』について、あらすじ・キャストほか、気になる情報をまとめてご紹介。

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韓国ドラマ『冬のソナタ』作品情報

原題겨울연가
放送局KBS2
放送期間2002年1月14日~2002年3月19日(韓国)
エピソード数全20話
演出ユン・ソクホ(『秋の童話 オータム・イン・マイ・ハート』『夏の香り』『春のワルツ』)
脚本キム・ウニ(『ゴールデンスプーン』『総理と私』)
ユン・ウンギョン(『夏の香り』『お嬢様をお願い!』
キャストぺ・ヨンジュン、チェ・ジウ、パク・ヨンハ、パク・ソルミ

2002年に韓国で放送され、2003年から2004年にかけて日本で放送された本作は、韓流ブームのきっかけとなった作品として知られる。

ぺ・ヨンジュンとチェ・ジウが主演し、「初恋」をテーマに、高校時代と10年後のある冬の出来事を美しい音楽とともに描いていく。主題歌となった「最初から今まで」は、『冬のソナタ』を象徴する音楽として、多くの人の記憶に残っていることだろう。

2000年の『秋の童話』、2003年『夏の香り』、2006年『春のワルツ』と合わせて、演出を担当したユン・ソクホの“四季シリーズ”と呼ばれている。

ユン・ソクホ

韓国ドラマ『冬のソナタ』あらすじ

春川(チュンチョン)に住むユジンは、明るく元気な高校生。幼なじみのサンヒョクと所属する放送部の仲間たちに囲まれて楽しい高校生活を送っている。

ある日、ソウルの名門校からチュンサンが転校してきた。転校初日にバスで一緒になったユジンは、突っ張った態度をとり友人たちと距離を置くチュンサンをいぶかしく思うものの、ふとした瞬間に優しさをみせるチュンサンに惹かれていく。チュンサンも自分と同様に父親がいないにも関わらず、元気で優しく明るいユジンが気になり始める。初雪が降った日、湖畔で一緒に遊んだ二人の距離は一気に縮まり、大晦日の夜にデートの約束をする。しかしチュンサンは約束の場所に現れず、ユジンは後日、チュンサンが交通事故で亡くなったと知らされる。

時は流れて10年後、ユジンは設計事務所でデザイナーとして働いていた。サンヒョクと婚約をして穏やかな日々を過ごしていたが、婚約式の夜、チュンサンにそっくりのミニョンの姿を見かけて驚く。後日、高校時代の放送部の仲間チェリンの恋人としてミニョンを紹介され、激しく動揺。しかもミニョンは、取引先であるマルシアンの理事であることが分かり、共にスキー場の仕事を手掛けることになってしまう。初恋の相手、チュンサンを忘れられないユジンは、ミニョンとサンヒョクの間で激しく心が揺れ動く…。

韓国ドラマ『冬のソナタ』キャスト

初恋をテーマに高校時代とその10年後を描いた『冬のソナタ』。ここでは、本作の主要キャストを紹介しよう。

チョン・ユジン役:チェ・ジウ

春川に住む元気な高校生。早くに父親を亡くしたが、母親と妹の3人で幸せに暮らしており、学校でも幼なじみのサンヒョクと放送部の友人たちに囲まれている。転校生のチュンサンが初恋の相手となったが、彼を交通事故で失い心に深い傷を負う。10年後、サンヒョクと婚約したもののチュンサンとそっくりのミニョンと出会い…。

ユジンを演じたのはチェ・ジウ。高校時代のはつらつとした姿と10年後の初恋を忘れられない女性を見事に演じ分けた。泣く演技に定評があり「涙の女王」と呼ばれた。

チェ・ジウ
生年月日:1975年6月11日
主な出演作:『美しき日々』『天国の階段』『2度目の二十歳』
公式Instagram:@choijivvoo

カン・ジュンサン(チュンサン)/イ・ミニョン役:ペ・ヨンジュン

父親が誰なのか確かめるためにソウルの名門校から春川の高校に転校してきたチュンサン。同級生のユジンと心を通わせるが、交通事故で亡くなる。10年後、ユジンが再会したのは、チュンサンとそっくりのミニョン。チュンサンとは違い明るく社交的な青年で、アメリカ育ちの将来有望な建築デザイナーだ。

チュンサンを演じたのは、“微笑みの貴公子”として日本で爆発的な人気を博したぺ・ヨンジュン。「ヨン様」と呼ばれ、来日した際のファンの熱狂ぶりは連日メディアで報道された。『冬のソナタ』以降、ドラマ『太王四神記』『ドリームハイ』、映画『スキャンダル』『四月の雪』に出演しているが、現在は俳優業は行わず、実業家として活動している。

ペ・ヨンジュン
生年月日:1972年8月29日
主な出演作:『ホテリアー』『太王四神記』
公式Instagram:@yongjoon_bae(※現在は更新なし)

キム・サンヒョク役:パク・ヨンハ

ユジンの幼なじみで、高校時代からユジンに思いを寄せていた。真面目で優しい優等生だが、ユジンのことになると理性がきかなくなってしまうところがある。ユジンと婚約したものの、ミニョンが現れたことでサンヒョクも激しく動揺する。

サンヒョクを演じたのは、パク・ヨンハ。本作でぺ・ヨンジュンと同様に人気を博し、2004年に日本で放送されたドラマ『東京湾景 ~Destiny of Love~』にゲスト出演している。歌手としても活躍し、イ・ビョンホン主演の『オールイン 運命の愛』で主題歌「初めて出逢った日のように」を歌唱して話題となった。
2010年6月に32歳の若さでこの世を去っている。

パク・ヨンハ
生年月日:1977年8月12日(2010年6月30日没)
主な出演作:『Loving You』『オンエアー』

オ・チェリン役:パク・ソルミ

ユジン、サンヒョクの同級生で放送部の仲間。美貌に自信があるナルシスト。チュンサンが初恋の相手で、10年後にチュンサンとそっくりなミニョンと出会い恋人同士になる。ミニョンがユジンに興味を持ったことで、ユジンに対して意地悪をしかける。

チェリンを演じたのは、華やかな容姿が特徴的なパク・ソルミ。『オールイン 運命の愛』でソン・ヘギョのルームメイトを演じた。

パク・ソルミ
生年月日:1978年1月3日
主な出演作:『オールイン 運命の愛』『キム・マンドク〜美しき伝説の商人』
公式Instagram:@park_solmi

『冬のソナタ』はなぜ流行った?韓ドラ好きが分析!【ネタバレあり】

韓流ブームの火付け役となった本作。日本で初めて放送されてから20年が経った。その間、さまざまな韓国ドラマが世に出ては話題になってきたが、それでもなお、韓国ドラマといえば『冬のソナタ』を真っ先に思い浮かべる人は多い。韓国ドラマを見ない人でも、主題歌「最初から今まで」の♪チャラララ~♪という切ないメロディーを聞いたら「冬ソナだ!」と分かるのではないだろうか。

なぜここまで『冬のソナタ』は人々の心に強烈な印象を残したのだろうか。数えきれないほど本作を見てきて思うのは、音楽と映像の美しさ、さらにぺ・ヨンジュンとチェ・ジウの演技力に魅せられるからだと感じている。

高校時代と現代を分けて別の俳優が演じるドラマが多い中、本作は全編を通して同じキャストが演じている。ぺ・ヨンジュンが演じるチュンサンとミニョンが瓜二つであることが物語の大きなポイントとなっているのでこの手法を取らざるを得なかったのだろう。しかしこれが思いのほか良い効果を出しており、とりわけぺ・ヨンジュンとチェ・ジウの演技力の高さを際立たせたように思う。

高校時代は元気ではつらつとしていたユジンが、初恋の人、チュンサンを突然事故で失い心に深い傷を負ったことで、どこか憂いのある大人の女性になった。そのギャップをチェ・ジウは上手く演じている。高校時代のユジンは明るくちょっぴりおてんばな女の子だが、大人になってからは仕事ができてしっかり者の女性ではあるものの、高校時代のような快活な雰囲気はない。

そして父親が誰なのか分からず、鬱々とした気持ちを持っている影のあるチュンサンとアメリカ育ちで明るく社交的なミニョンを演じ分けるぺ・ヨンジュン。物語のネタバレになるがこの二人は同一人物なので、高校時代のチュンサン、ミニョン、そして真実をすべて知ってしまったチュンサンという3つのパターンをぺ・ヨンジュンは見事に演じ分けている。特にミニョンと、実は自分がチュンサンだったと知ってしまったあとの彼の変化が秀逸だ。見かけは同じなのに全く違う人物に見えてしまうところに、ぺ・ヨンジュンの表現力の高さを感じる。

そんな二人が、雪の中を一緒に歩くシーンがところどころ美しく描かれている。とりわけドラマのオープニングにもなっている高校生のチュンサンとユジンが雪の中ではしゃぐシーンは美しい。

大人になったユジンがミニョンと出会ってからは、一緒に仕事をしているスキー場を二人で歩くシーンが多い。二人の間には壁がありつつも、お互いに惹かれ合っていく様子が手に取るように分かり、切ない。

こうしたシーンのバックに流れているのが、主題歌の「最初から今まで」や挿入歌の「My Memory」など、ピアノの音色が印象的な美しい音楽の数々で、それぞれのシーンにマッチしている。

セリフを言わず、ただ歩いているシーンが多いため「全20話ではなく全10話にまとめられるのでは?」という人もいるが、そうは思わない。この二人がただ歩いているだけのシーンが、『冬のソナタ』という作品をより魅力的な作品にしているのは間違いないだろう。

ユジンを奪われたくないと豹変するサンヒョクや、惹かれ合う二人の邪魔をするチェリンの存在は韓国ドラマならではの設定だ。それに加え、交通事故、記憶喪失、出生の秘密など「さすがにありえないだろ!」と思ってしまうようなことが次々と起こり、突っ込みどころが無きにしも非ずだが、それを差し引いたとしても、やはり何度見ても名作だな…と感じる。

ぺ・ヨンジュンはここ数年俳優業を行っておらず、サンヒョクを演じたパク・ヨンハはこの世を去ってしまった。最初に好きになった韓流スターがぺ・ヨンジュンやパク・ヨンハだった人も多いだろうから、そういう人たちにとって「韓流の初恋」の相手を懐かしく思い出せる数少ない作品が『冬のソナタ』なのだ。そういう意味でも、いつまでも大切にしていきたい作品の一つだといえるだろう。

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『冬のソナタ』Licensed by KBS Media Ltd.(C)2002 Pan Entertainment Co., Ltd. All rights reserved