残っている資料が少なく謎に包まれた、伽耶。そんな古代朝鮮の王国を初めて大きく取り上げたドラマ『鉄の王 キム・スロ』は、東アジア史のミッシングピース(失われた欠片)とも称されるこの時代を大きなスケールで描いた歴史ロマンだ。
本記事では、『鉄の王 キム・スロ』を視聴できる動画配信サービス、あらすじ、視聴率などについてまとめた。
目次
韓国ドラマ『鉄の王 キム・スロ』を視聴できる動画配信サービス
『鉄の王 キム・スロ』を配信しているサービスは、現在以下の通り。
Amazon Prime Video(アマゾンプライム) | 「韓流チャンネル」で配信中/レンタル・購入可 |
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Lemino(レミノ) | 配信中 |
U-NEXT(ユーネクスト) | × |
Disney+(ディズニープラス) | × |
Hulu(フールー) | × |
Netflix(ネットフリックス) | × |
『キムスロ』見るならアマゾンプライムかLemino!
『鉄の王 キム・スロ』はAmazon Prime VideoとLeminoで配信中。
Amazon Prime Videoでは、レンタルや購入という方法の他、追加チャンネルである「韓流チャンネル」に登録して視聴することが出来る。韓流チャンネルは月額550円、体験期間の14日間は無料で利用することができる。
Leminoでは、プレミアム会員登録(月額990円)をすることで見放題となり、全話視聴可能に。
※本作品の配信情報は掲載日時点での情報です
配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはLeminoのホームページもしくはアプリをご確認ください。
韓国ドラマ『鉄の王 キム・スロ』放送予定
現在『鉄の王 キム・スロ』はBSフジにて毎週(月)~(金)10:00~11:00に放送中(※全42話)。
すでに放送はスタートしているものの、最終回の放送は2024年2月14日(水)の予定。見逃した分は配信サービスで補って、残りは放送で楽しむのもオススメだ。
韓国ドラマ『鉄の王 キム・スロ』作品情報
『鉄の王 キム・スロ』は、残された歴史的資料が少ないことを逆手にとり、初代王キム・スロの人生を瑞々しく描いた歴史劇である。
原題 | 김수로(金首露) |
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チャンネル | 2010年5月25日~9月18日 |
エピソード数 | 全32話 |
演出 | チェ・ジョンス(『食客』『初恋』)チャン・スボン(『愛と野望』『第4共和国』)ノ・ジョンチャン(『花たちの戦い ~宮廷残酷史~』) |
脚本 | キム・ミスク(『悪い愛』『シスターズ』)他 |
キャスト | チソン、ペ・ジョンオク、ユ・オソン、ソ・ジヘ、コ・ジュウォン、カン・ビョル、イ・ピルモ |
韓国ドラマ『鉄の王 キム・スロ』あらすじ
古代朝鮮時代。優れた鉄器製造技術によって栄えている伽耶国は、九つの村に小さな部族が点在し、部村長が牽制しあう、王の存在しない国であった。
伽耶国の祭司長イビガは、「北の方向から来る女の息子が王になる」という予言を受ける。その後難破船が流れつき、その船に乗っていた女チョンギョンを予言の女と考えたイビガは彼女に求婚する。チョンギョンは予言と求婚を受け入れ、イビガとの子を出産する。イジンアシと名付け、王になるために厳しい教育をほどこしていく。
実は、チョンギョンは難破船で男の赤ん坊を出産していた。出産後に意識を失い、浜に打ち上げられた彼女が意識を取り戻すしたときには赤子の姿はなく、彼女は赤子は死んでしまい自分だけが助かってしまったのだと思っていたのだった。
しかし、その赤子は浜で拾われ、鍛冶長のチョバンの子として育てられていた。名前をスロと名付けられたその子は、自分が王になる予言を受けた子だとは露知らず、明るく元気に優秀な鍛冶職人として成長する。だが運命は彼を王の道へと導くかのように試練を与える。
韓国ドラマ『鉄の王 キム・スロ』キャスト | キムスロ俳優は誰!?
運命の王、キム・スロと彼を取り巻く人々。そのキャラクターとキャストを紹介する。
キム・スロ(キャスト:チソン/吹き替え:内田夕夜)
本作の主人公。鍛冶職人の息子として生きていたが、運命に導かれ、数々の試練に遭遇する。苦難を乗り越え、初代王として、伽耶国を建てた人物。
端正な顔つきだけでなく、”演技の神”とも評される類まれな実力を持つチソン。キム・スロ役を演じるにあたり、武術、馬術、剣術の特訓を行ったという。明朗な青年期から、王として次第にカリスマ性を持つ彼の人生を見事に表現している。
ホ(オ)・ファンオク(キャスト:ソ・ジへ/吹き替え:榊原奈緒子)
インドの大商人ホ・ジャンサンの娘。優しいながらも凛とした性格で、幼いときから父の商団について回っていたため世情にも明るい。スロの運命の相手であり、伽耶の初代王妃となった。
日本では『愛の不時着』への出演で一気に知名度をあげたソ・ジヘ。とびきり美しく、異国情緒漂うファーストレディを演じた。
イジンアシ(キャスト:コ・ジュウォン/吹き替え:福山潤)
イビガとチョンギョンの間に生まれ、王になると予言された者として育てられてた子。品行方正でおおらかな性格だが、王になる為の道に現れたスロには敵対心を持つ。スロとは異母兄弟にあたるが、それを知る由もなく、政治的にも恋愛においてもスロと競うライバルとなる。
モデル活動を経て俳優となったコ・ジュウォン。抜群のスタイルからもイジンアシらしい気品が漂う。特技がテコンドーと合気道というのも納得の身のこなしにも注目だ。
アヒョ(キャスト:カン・ビョル/吹き替え:うえだ星子)
新羅の国の姫。冒険好きで、叔母に仕込まれた武芸の達人である。幼い頃から自国の現状をよくわかっている聡い女性で、伽耶の製鉄技術を盗むためにスロに接近するが、彼に恋をしてしまう。スロ、イジンアシ、ソク・タレからの愛の矢印を受ける。スロにとっては初恋の女性である。
有望新人女優の登竜門とも言われるドラマ『女子高怪談』シリーズでデビューした人気女優カン・ビョル。力強い瞳を持つ彼女は、作中でも堂々とした存在感をみせている。
ソク・タレ(キャスト:イ・ピルモ/吹き替え:諏訪部順一)
スロが兄のように慕っていた人物。仲の良かった二人だったが、野望に従う生き方でスロを裏切り、二人は敵対することに。欲しいと思ったものには激しく執着し手に入れるまで絶対に諦めず、目的のために手段は選ばない。
イ・ピルモは人気と実力の両方を兼ね備える俳優で、今回のヒール役も完璧にこなしている。
キムスロは実在の人物?時代背景は?
キム・スロは、金官加羅国の初代国王で「首露王(スロ王)」と呼ばれることが多い。数は少ないもののいくつかの歴史資料にも登場している実在の人物である。
時代としては日本の弥生時代後期にあたる頃で、伽耶は、スロが王になる前から鉄産業と交易で栄えていたという。そうした時代背景を踏まえた本作の鉄製の武器を作るシーンは、当時をにタイムスリップしてきたかのような臨場感がある。
歴史に埋もれた伽耶国の初代王、キム・スロ。チソンが演じるスロの人生を、『鉄の王 キム・スロ』で是非ご覧いただきたい。
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Photo:『鉄の王 キム・スロ』© MBC 2010 All Rights Reserved.