SPECIAL 特集

あのシャーロック・ホームズを凌ぐ人気を誇る「モース警部」の若き日を描く!

新米」を卒業した敏腕刑事モース、さらに活躍!

2018年11月シネフィルWOWOWでCase1~Case13放送(字幕版)

2018年10月30日(火)~11月3日(土・祝)WOWOWで最新作含むCase14~Case21放送(二カ国版)

WOWOW シネフィルWOWOW

海外ドラマNAVI的見どころ3ポイント

見た目は普通、
中身は切れ者な新米刑事が急成長!!

1965年、オックスフォード市警察に捜査応援として赴任する新米の刑事巡査モース。真面目な性格で酒やタバコもたしなまず、女性にも奥手であり、地味な見た目と服装にルーズな一面も見せるなど、どこか頼りない若者だ。しかし見た目は普通ながら、オックスフォードの大学で文学を学び、暗号兵として軍隊に所属していたという、刑事として特異な経歴。その上、地道な捜査を惜しまず、豊富な知識と優れた観察眼を持ち、天才的なひらめきと推理力を備えた優秀な刑事としての資質も兼ね備えている。

赴任当初は死体の検視解剖を見ただけで気絶したり、悪人に脅されて逃げ出してしまうなどの新米らしさを見せていたが、その才能で数々の難事件を解決することにより、周りからも認められるほどの優秀な刑事へと成長を遂げることになる。正統派ミステリーとしてだけでなく、一人の刑事の成長物語としても楽しめるドラマなのだ。

一方で、原作「モース警部」時代のモースは酒やタバコを好み、大の女性好きという、刑事時代とは大きく異なったキャラクターとなっている。“刑事モース”がどのようにして“主任警部モース”へと変わっていくのか、さらにモースの家族や、モースの大学時代を知る人物が登場するなど、原作ファンも見逃せない設定や展開が随所に盛り込まれている点も面白い。

由緒正しき学問の都で待ち受ける
難事件の数々

舞台は1960年代のイギリス・オックスフォード。13世紀に大学の街として整備され始め、多くの大学が集まり、“夢見る尖塔”と評される魅惑的な建築物が連なる街だ。映画『ハリー・ポッター』シリーズのロケ地としても有名なボドリアン図書館や、屋上でのモースたちと犯人との対決シーンが印象的なトリニティ・カレッジなど、ロケ地となっている数々の名所を美麗な映像で堪能できるのも本作の見どころの一つ。

そんな学問の都で数々の難事件がモースを待ち受ける。上流階級や知識階級が関わる事件やサイコパスによる連続殺人事件、マーガレット王女やUKロックブームなど1960年代イギリスの世相を反映した事件、さらには100年前の迷宮入り事件といった様々な謎にモースが挑む。事件の中には、キャラクター原案者のコリン・デクスターが愛好し、モースも趣味とするクロスワードパズルのほか、暗号、詩にオペラといったモースの知識が発揮される謎もふんだんに盛り込まれており、格調高い重厚な正統派ミステリードラマとしてデクスター自身がコンサルタントとして関わっているのも納得の出来栄えだ。

アバンタイトルで容疑者となる登場人物が次々と現れて二転三転する展開と、クロスワードパズルのごとく点と点が結ばれ、線と線が交わる謎と真実に、視聴者は犯罪捜査の迷宮へと誘われるに違いない。

頼れる上司や仲間だけじゃない?
警察内には意外な敵も…

人間的に未熟で協調性に欠けるモースだが、彼の周りには頼れる上司や仲間も多い。“おやじさん”と皆から慕われるサーズデイ警部補は、モースの類い稀な才能を見抜き、時には優しく、時には厳しくモースを一人前の刑事へと導いていく。その他にも、規律に厳しいが、やがてモースの才能を認めたことで意外な優しさも見せるブライト警視正、サーズデイに抜擢されたモースを嫉妬していたが、ある事件がきっかけで徐々に彼と心を通わせることになるジェイクス巡査部長、優秀ながらモースと同じく変わり者である警察医デブリンといった個性豊かな登場人物がドラマを彩る。

そして、原作ではモースの上司として登場するストレンジ警視正も若き姿で登場する。ストレンジが仲間・友人としてモースを支えながらも、巡査から巡査部長へと昇任し、モースの上司となっていく展開は原作ファンならずとも要注目だ。

しかし、モースの周りにいるのは味方だけではない。モースはその真面目で正義感の強い性格ゆえに、権力を持った大物たちとのトラブルに巻き込まれていく。その災いは警察内にも及び、警察組織の腐敗やモースの昇任試験にまで関わりをもたらすという、見逃せない展開が続々と待ち受けているのだ。

人物相関図

シーズン1&2(Case 1~9)

相関図シーズン1&2

シーズン3(Case10~13)

相関図シーズン3

シーズン4(Case14~17)

相関図シーズン4

原案者紹介

コリン・デクスター

コリン・デクスター
Colin Dexter (1930~2017)

1930年、イングランド東部リンカンシャー生まれ。陸軍の通信員を務めた後、ケンブリッジの大学でクラシックを学び教師となる。聴力に異常を来したことから同職を離れ、1966年にオックスフォード大学で仕事を見つけて同地に移り住む。その後、教科書のテキスト執筆やクロスワードパズル作りで生計を立てていたが、1975年に発表した処女作「ウッドストック行最終バス」を皮切りに長編13作にわたって続いた「モース警部」シリーズが大成功。そもそも推理小説を書いたきっかけは、家族旅行中に雨続きで缶詰になっていたことから暇潰しにペンを取ったのだという。英国推理作家協会が選出するゴールド・ダガー賞とシルバー・ダガー賞を2度ずつ受賞。1997年にはそれまでの功績が評価され、同協会のダイヤモンド・ダガー賞に輝いた。さらには2000年、大英帝国勲章を授与される。その翌年にはオックスフォードの名誉市民となった。

2012年からスタートした、モース警部の若かりし頃を描く『刑事モース~オックスフォード事件簿~』ではコンサルタントを担当。また、約10度にわたり本編にカメオ出演した。モースシリーズの成功により多額のお金を手にしても、オックスフォードを「素晴らしい街」と称する彼は1966年からずっと同地の同じ家に住み続けた。2017年3月21日、その自宅で86歳にて永眠。訃報を受け、「親切で心優しい紳士」の死を多くの人が悼んだ。

2018年9月シネフィルWOWOWでCase1~Case13放送(字幕版)

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