ざっくり! ブロードウェイ・ミュージカルの歴史

1866年
現在ミュージカルの始まりと言われている『The Black Crook』という舞台が幕を開ける。すでにある曲を引っ張り、つなぎ合わせながら、パリのバレエ団に踊らせたこの演目は、なんと“踊るマハラジャ”もビックリな5時間半にも及ぶ超大作。これが通算474回も上演し、大成功。この舞台のヒットをきっかけに、他の劇場も豪華な演出を工夫するようになる。
1927年
12月27日 初めて本格的なストーリーを持った『SHOW BOAT』が上演され、オリジナル楽曲とストーリーが融合した現代ミュージカルが本格的に作られていく。
1930年代
世界恐慌の影響で、演劇界にも不況の波が押し寄せ、フレッド・アステアなど才能ある俳優たちがハリウッドに流れる。その影響もあり、ハリウッドでは本格的なミュージカル映画がつくられるようになる。30年代~50年代半ばまで『雨に唄えば』『オズの魔法使』などの傑作を世に送り出す。当時の舞台界の様子は、ティム・ロビンス監督作品、映画『クレイドル・ウィル・ロック』に描かれている。
1940年代
作詞作曲コンビのロジャース&ハマースタインがブロードウェイで活躍。活気を撮り戻る。1943年、彼らの作品『オクラホマ!』が初演時2248回のロングランヒット。『王様と私』(51年初演)、『サウンド・オブ・ミュージック』(59年初演)など傑作ミュージカルを世に送り出す。
1950年代
~60年代
ロジャース&ハマースタイン作品ほか、『ウェストサイド物語』(57年初演)、『屋根の上のバイオリン弾き』(64年初演)などの名作がブロードウェイに登場。黄金期を迎える。
1970年代
『シカゴ』(75年初演)、『コーラスライン』(75年初演)。テレビとは一線を画するために舞台ならではの豪華な演出を目指し、製作費が膨らみ苦しいことに…。
1980年代
キャメロン・マッキントッシュ イギリスの作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーとプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュが大活躍。『オペラ座の怪人』『ジーザス・クライスト・スーパースター』『キャッツ』『エビータ』、そして『レ・ミゼラブル』などの傑作ミュージカルが、ロンドン、ウエストエンドから海を渡ってやってくる。しかもブロードウェイより低予算で作ってきた!ブロードウェイ、かなりロンドンに押され気味に…。
1990年代
元気のなかったブロードウェイにディズニーが喝!『美女と野獣』(94年初演)『ライオン・キング』(97年初演)のミュージカルで活気を取り戻す。ミュージカルの映画化、映画のミュージカル化が活発化していく。