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SPECIAL 特集

今年も行ってきた!見てきた!アメリカTVドラマ最新情報 LAスクリーニング2008

LAスクリーニング、今後はどうなる?

毎年秋になると、5大ネットワークは35本前後の新ドラマを投入する。しかし今年はその半分。いうまでもなく、脚本家組合のストライキにより、パイロット版の撮影にさえたどりつけないプロジェクトがいかに多かったかということ。しかし、一方で新ドラマの数が少ないということは、継続ドラマの寿命が延びたということでもある。おそらくスト開けに製作を再開しなかったドラマは、例年なら打ち切り・終了の対象だったはずだ。しかし、今年はストで製作状況が不安定なため、一部の継続ドラマに頼らざるを得ないという状況も事実なのだ。

皮肉なようだが、これは良いことだという声がTVジャーナリストの声にある。TVネットワークは、これまで早め早めに不調ドラマのクビを切ってきた。けれど、スランプに陥ったからといって打ち切りにしていては、今シーズンの傑作『LOST』は、決して誕生していなかったのだ。

実際のところ、毎シーズン23話作るというのは大変な作業だろう。HBOなどの有料チャンネル、FXTNTのようなケーブル局のドラマはだいたいが1シーズン13話。それくらいが息切れしない程度の長さなのだと思う。今年の新ドラマは大きく製作が遅れたおかげで、例年の9月と同じくらい1月スタート(ミッドシーズン)のドラマも多いといわれている。9月始まりのドラマは年内でシーズンを13話で終了して、後はミッドシーズンに任せればよい。ミッドシーズンのドラマは5月のドラマが一斉に終了する時期までに13話消化すればいいわけで、良い循環になってきた気もする。

今回のLAスクリーニングも、脚本家組合のストを受け、開催はあるのかないのか、業界内でもさまざまなウワサが飛び交っていた。そんな中、すべてのスタジオが果敢にもスクリーニングを開催した(できた!)というのは、底力がまだまだあるということなのだろう。

とはいえ、たくさんの新ドラマシリーズを見ることできるのは、アメリカの視聴者、そして海外ドラマファンにとっても幸せなこと。玉石混合だとしてもね。秋からはどんなドラマがスタートできるのか、そしてヒットして海を渡ってきてくれるのだろうか。今回のLAスクリーニング・レポートが、日本の海外ドラマファンのワクワク感をあおることができればうれしい。


おまけ企画!【日本にやってきそうなドラマはどれ?】by海外ドラマNAVI編集部<勝手に予想班>

90210

もう少しイケメンがいても、と思うのは前作も同じか。いつも美形を揃えるので有名なCWにしては珍しいキャスティングに驚くばかり。青春ドラマのサイクルは、今はあまりにも早い。大ヒットしたとしても、その旬は短いはず。なるべく早いうちに日本でも見られるといいんだけど…。

日本にやってきそう度…★★★★★


Fringe

J.J.のドラマは、いつも遊び心がある。その遊び心とリアリティがしっくりはまると、最大限のパワーを発揮してくれる。パイロットを見ただけだと、その遊び心が少し足りない気が。『LOST』でふらふらしすぎたのを反省したのだろうか…。放送開始後はいろんなことが許されるのだろうから、思いっきり大風呂敷を広げてほしいもの。

日本にやってきそう度…★★★★★


Worst Week

オーストラリアから来たCBS関係者が「オリジナルのイギリスでは数話で打ち切りになったんだけど、アメリカでは13話も作るんだってさ」と苦笑まじりに教えてくれた本作品。パイロット版はとにかく笑える。もう一回見ても笑えるよ、きっと。最近ではこうしたドリフ的な笑い(「志村~、後ろ後ろ!」)ってなくなってきただけに貴重な存在。本当に13話も放送してくれたらDVDを買ってしまいそう。

日本にやってきそう度…★★


Knight Rider

HEROES/ヒーローズ』や『Terminator: The Sarah Connor Chronicles』など小難しいドラマが増えた中で、勧善懲悪の爽快さ。いつかはキットが誘拐されたり、バグられたりするんだろうな。それが30分後には間違いなく解決。大丈夫か、この単純ぶり。テクノロジーの進化は当然にしても、ストーリーの進化もなければ、現代の視聴者をキープするのは難しいかも。でもそこがいいんだけどね。

日本にやってきそう度…★★★★★


My Own Worst Enemy

パイロット版も見ていないが、新ドラマ・ベスト5に入る期待作。今のクリスチャン・スレーターはトップスターとはいえないけれど、映画でも立派に主役を張れるアクター。その演技力とカリスマ性は決してあなどれないはず。「ジキル博士とハイド」のような二面性キャラが主役というのも、TVドラマでは意外と新鮮かも。

日本にやってきそう度…★★★★


The Ex-List , Surviving The Filthy Rich

この手のコメディドラマって日本では受けないいことが多いかも? 確かに2つとも、主役はメグ・ライアンじゃないけど…。そんな食わず嫌いはせずに、もし、この2シリーズが日本に行ったらぜひとも見てほしい。女性なら特に。主演の2人の女優は、コメディとシリアスを演じ分けるすばらしい才能を持っている。日本の若手でここまで演じきれる女優はいないかもね。派手なアクションといえば、海外ドラマの魅力のひとつ。だけど、感情の起伏の激しいこうしたコメディだってアメリカの得意とするところなんだよね。

日本にやってきそう度…『The Ex-List』★★★★
『Surviving The Filthy Rich』★★


レポート:橋本裕美子/構成:海外ドラマNAVI編集部

※情報は2008年6月下旬のもの


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