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SPECIAL 特集

海外ドラマがやってくる! ヤア!ヤア!ヤア! LAスクリーニング体験リポート2

LAスクリーニング、各スタジオ訪問

大手6スタジオで開催されるLAスクリーニング。ドラマだけでなく、リアリティーショーやアニメなども同時に行われていますが、今回はドラマだけのスクリーニングに参加してきました。英語力がほぼないながらも、がんばって観続けることができたのは、やはりアメリカドラマが好き!そして面白いから、かも!

BUENA VISTA INTERNATIONAL   [5月21日]

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BVIのスクリーニングが行われたのは、バーバンクにあるディズニーのスタジオ。スタジオ内にある建物には、いくつもの試写室があり、各国からの関係者でにぎわっていました。こちらには日本専用の試写室が用意されていて、スクリーニング・プログラムもスタジオ一押しの作品を選りすぐっているとのこと。朝9時から15時半まで昼食時間をはさみ、ずっとドラマを観続けるわけだから、体力的にはきつい。でも、面白いドラマが発見できればそんな疲れも吹きとんじゃうし、ここはなんといってもディズニーのスタジオ。それだけに、これまでのディズニー作品のビンテージものと思われる古いポスターがそこここに飾られていて、ディズニー好きにはたまらない環境だったのでした。

   
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前日には、スタジオでディズニー主催のパーティも開催されました。世界のバイヤーを対象に例年キャストを呼んで、コンサートを開催するなど最も派手にパーティを展開するというディズニー。今年は自社スタジオということでやや規模ダウンか!?と噂されていたようですが、いやいや、やはり派手でした。人気ドラマシリーズから新規コンテンツまで20本あまりのトレイラーが流される中、ビッグサプライズゲストが続々登場。なんと新シーズンドラマのパイロットに出演しているドナルド・サザーランドもゲストとして登場! その場にはイケメンの若手俳優がいたにもかかわらず、話題をさらったのは帝王ドナルド。さすが。その貫禄には脱帽でした。

視聴ドラマ:

Dirty Sexy Money』、 『Dirt』、 『October Road』、 『ELI STONE』、 『REAPER

SONY   [5月22日午前]

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SONYのスクリーニングは、カルバーシティにあるSony Picturesのスタジオで行われました。広大な敷地の中に広がるスタジオは、まるで本当の街のよう。「奥のほうで撮影をやっているんですよ」と聞くと、見えなくてもワクワクしちゃいました。その一角にある映画館で日本人向けに上映され、しかも、なんと日本語字幕つき。LAスクリーニングのあとに、東京でもスクリーニングをやるっていうんだから、日本マーケットへの力の入れようが伺えます。今年のテレビ向けの新作は7作品。グレン・クローズ、ヒュー・ジャックマン、ルーシー・リューなどキャスティングに凝っていて、女性をフューチャーした作品も目立ちました。個人的には、『DAMAGES』で見たグレン・クローズのダーティな役柄が印象的でした。

   
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世界のバイヤーを対象に隔年で上映会を開催しているというSONY。昨年は『ダヴィンチ・コード』上映会、今年はサンタモニカの埠頭にある遊園地サンタモニカピアを借り切ってのパーティでした。遊園地には、この夏イチ押しの映画『Surf’s Up』やメガヒット作品『スパイダーマン』のキャラクター人形があちこちに。といっても、参加者のほとんどはアトラクションに夢中だったのでした。

視聴ドラマ:

CANTERBURY'S LAW』『CASHMERE MAFIA』『DAMAGES』『VIVA LAUGHLIN

NBC Universal   [5月22日午後]

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午後からは、あのユニバーサルスタジオに移動といってもアトラクションで遊ぶわけではないので、純粋にスタジオでのスクリーニング。こちらも日本人専用のスクリーニングで、なんと日本語の字幕つき。
ところで、各スタジオのスクリーニング会場では、上映されるコンテンツに対し、アンケートを回収しています。アンケートには感想や改善要求のポイントなどを書き込む欄があり、これによってパイロット版の行く末が決まること!?さえあるそう。でもスタジオ内は暗い(上映中だから当たり前だけど)。そこで、各スタジオで配っているのが明かりつきのペン。パイロット版がこのアンケートで変わるとなったら責任重大なわけで、自然とペンを握る力も入ります。とはいえ、3スタジオを経験ともなると、アメリカドラマの作られかたがほんの少しわかったような気がしてくるからこれまた不思議。


パーティは、スクリーニング後、夕方からとあるホテルのプールサイドを借り切って開催。今回は日本ゲストのみのパーティのため、少人数。サプライズゲストは、なんと『HEROES』に出演しているヒロ役マシ・オカさん。参加者からの撮影要請ににこやかに応えていらっしゃいました。ちなみに去年は同スタジオのトップエグゼクティブの自宅でのホームパーティーという形式だったそう。

視聴ドラマ:

BIONIC WOMAN』、 『LIFE』、 『LIPSTICK JUNGLE

CBS Paramount   [5月23日]

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パラマウントのスクリーニングはインターナショナル会場で行われました。ディズニーやユニバーサルでは、日本専用のスクリーニング会場を設けていましたが、ここではすべての参加者が同じ会場に入ることになります。英語があまり得意でない場合、ベタなコメディなら動作だけで笑うことができるけれど、会話で笑いをとっているときなんかはまったくのお手上げ状態。でも、まわりのネイティブが大笑いしていると、ほーここで笑うのかーなど、とても参考にできるというメリットが。今期はコメディが少ないそうなんですが、ベタなアメリカンコメディはいつみても安心できるのはなぜなんでしょう?

視聴ドラマ:

Californication』、『Cane』、『Eight Days A Week』、『Life is Wild

20th Century FOX   [5月24日]

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人気ドラマを大量生産!?しているFOXのスクリーニング。日本でもFOX、FOX CRIME、FOXライフ HDなどお馴染みの方も多いかと思います。
スクリーニングは、なんとプレゼンからスタートしました。さすが世界各国からバイヤーが集まるだけのことはあります。配られた資料には、この秋、さまざまな放送局でFOX制作ドラマが放送されることを示す番組表までありました。
スクリーニング・プログラムの内容もコメディあり、シリアスあり、不思議ありとバラエティに富んだメニュー。さて、これからFOXはどんな人気ドラマをかましてくれるでしょうか。楽しみです。

視聴ドラマ:

WOMEN’S MURDER CLUB』、 『THE RETURN OF JEZEBEL JAMES』、 『NEW AMSTERDAM』、 『JORNEYMAN』、 『BACK TO YOU』、 『K-VILLE』、 『The Rules For Starting Over

Warner Bros.   [5月25日]

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ワーナー・ブラザーズは、インターナショナルの会場で行われました。最終日のスクリーニングでだいぶ疲れがたまってはいたけれどどの作品も面白く、英語ができないのも忘れて観入っちゃうほど。会場は巨大な撮影スタジオの中ほどにあり、周囲にはERやフレンズなどで使われていたスタジオが立ち並びます。そういえば、ワーナー・ブラザースの映画でいつも流れるクレジット映像の背後にあるマッチ箱のような家並みは、実はこの巨大スタジオの群れだったんですねー。はじめて気づいて(有名なことだったのかな?)おトクな気分。で、ちらっとみえたのは、シカゴの街並みのような高架鉄道のある風景。お、ERみたい、と思わずふらふら近づこうとしたら、セキュリティにストップされてしまいました。トホホ。

視聴ドラマ:

BIG BANG THEORY』、 『BIG SHOTS』、 『PUSHING DAISIES』、 『MOONLIGHT』、 『CHUCK』、 『GOSSIP GIRL』、 『THE SARAH CONNOR CHRONICLES』、 『Aliens in America

コラム

パイロット版のサバイバルレート<1>

パイロット版が晴れてオンエアーとなるのは「ほんの一握り」。じゃあ、その確率は一体どれぐらい? これについてはワシントンポストの記事にヒントとなる数字が。この記事は現在ABCネットワークで放映中の人気コメディードラマ『Ugly Betty』がどのような過程を経て南米コロンビアの原作ドラマからアメリカ版として登場したかについてくわしく述べられているもの。本文中に例のサバイバルレートを割り出せる数字が紹介されています。 『Ugly Betty』がオンエアーへの道を競ったその同じ時期にABCが買った脚本は70本、その内パイロット版の制作にまでこぎつけたのは16本、そしてオンエアーにいたったのはなんとたったの7本でした。脚本からでは10本に1本、パイロット版からでも半分以上は「忘却の彼方へ、、、」が決定されてしまう。 ネットワークなどによって多少のアップダウンがあるとはいえ、大まかなところではこの数字とにたりよったりかも。そうだとすると、大手ABC、CBSNBCFOXだけでもボツになる企画数は、とんでもない数字になってしまう。同様のサバイバルレートではないにしてもCWUSAHBOなどから登場する人気ドラマは多いし、一体どのぐらいの作品がボツになっていることやら。

森井茂樹

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