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刑務所よりむしろ女子校!? ガールズ・パワー炸裂の先駆者的ドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』

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ハリウッドでは昨年巻き起こった「#MeToo」ムーブメントによって、女性を取り巻く環境にも大きな変化の兆しが見えているが、こうした傾向はエンターテイメント業界での作品製作にも既に予兆が見えていた。昨年賞レースを賑わせた『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』はリース・ウィザースプーンとニコール・キッドマンが、一定年齢を過ぎると途端に役に乏しくなる女優たちの現状を憂慮し、「自らが出演したいと思える作品を」と製作。先ごろ日本でも配信が開始された『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』では、妊娠可能な女性が激減した世界で、その過酷な世界を生き抜くヒロインを演じたエリザベス・モスが、その演技だけでなく、現代のフェミニズムの象徴としても注目を集めた。タイプこそ違えど、いずれも女性のタフさ、強かさを描き、女性の視点を大事にしているドラマだ。この傾向は今年のアカデミー賞作品も同様で、作品賞を受賞した『シェイプ・オブ・ウォーター』や『スリー・ビルボード』もやはり、女性主人公が強く印象に残る作品になっている。

幕田千宏

映画・海外ドラマライター。編集プロダクションを経て独立。好きなものはとことんディープにをモットーに、面白ければ国もジャンルも問わない雑食派。紙媒体・WEBメディアに作品解説・インタビュー等を寄稿し、海外ドラマのプレスシート等も手がける。時々イベントなどでトークのお仕事をする事も。

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