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カッコイイ捜査官もいれば、犯人のほうが一枚ウワテの頼りない捜査官もいる! FBIの魅力があふれるドラマとは!?

また"お決まり"と言っていいほど、ドラマの中では各州の地元警察や保安官事務局は、FBIと仲が悪いケースが多い。ニューヨーク市警察(NYPD)やロサンゼルス市警察(LAPD)が主役のドラマで、「この事件はNYPD(LAPD)の管轄だから余計な首を突っ込むな!」「いや、この事件は連邦政府の問題だからFBIが仕切る!」なんていうセリフのやり取りを皆さんも聞いたことがあるだろう。

20140128_c03.jpgLAPDが舞台の『クローザー』では、LA市警チーフであるブレンダ・リー・ジョンソン(キーラ・セジウィック)の夫は、FBIエージェントのフリッツ・ハワード(ジョン・テニー)。このドラマを観ていると、警察勤務のブレンダのほうがFBI勤務のフリッツより仕事が多忙に思える。ブレンダが帰宅すると既にフリッツは一人寂しく中華料理のテイクアウトを箱のまま食べているシーンが多いし、ブレンダの部下から電話がかかってきて、フリッツを置いてブレンダが家を去るシーンも多い。仕事熱心なあまり"度"が過ぎる要求の多いブレンダに困り果てても「フリッツィ~お願い♪」なんて甘い声で囁かれると、本当はFBI極秘情報なのにブレンダにコッソリ教えてしまうフリッツ。フリッツは"優秀なFBIエージェントにもかかわらず、それほど多忙ではなさそうで(笑)優しい最高の夫!"のイメージが私にはある。

FBIエージェントがメインではなく、別の職業を持った主人公がFBIに知恵を貸して事件を解明するドラマもある。

前述のジョン・テニーが私立探偵として活躍する『King & Maxwell』。残念ながら昨年米国でシーズン1のみで終了してしまったが、ジョンとレベッカ・ローミン演じる男女の私立探偵が、頼りないFBIより先回りして事件を解決してしまうドラマだ。『パーセプション 天才教授の推理ノート』では、統合失調症を抱える大学教授ダニエル・ピアース(エリック・マコーマック)が、自分の得意とする神経科学を活かした観点から犯罪コンサルタントとしてFBIに協力する。これらのドラマは、FBIが自分たちだけでは事件を解決できない...という少々情けない立場で描かれている。

そしてもうひとつ別のタイプのFBI関連ドラマと言えば、登場する悪人が頭脳明晰で手強過ぎてFBIのお株を奪ってしまうドラマだ。

20140128_c04.jpg日本でも放送開始が決定した『ハンニバル』は、ご存知『羊たちの沈黙』で有名なキャラクターのハンニバル・レクター博士(マッツ・ミケルセン)対FBIのストーリー。レクター博士は知的でエレガントな精神科医、しかし裏の顔は連続猟奇殺人犯である。博士の本当の正体を知らずに、仕事依頼のために博士に近付く特別捜査官ウィル・グレアム(ヒュー・ダンシー)と行動科学課主任ジャック・クロフォード(ローレンス・フィッシュバーン)が、いつレクター博士の正体を見破るかがポイントだ。そして他のFBIエージェントとウィルが違う点は、人付き合いが苦手で情緒不安定で本人いわく自閉症なところ。しかしだからこそ他のFBI関係者とは別の視点で事件を解明する才能を持つウィル。レクター博士とウィルの奇妙な師弟関係も気になるドラマだ。

同じく日本で放送スタートの『ブラックリスト』。FBI最重要指名手配犯レイモンド"レッド"レディントン(ジェームズ・スペイダー)が突然自らFBIに出頭して、FBIが喉から手が出るほど欲しい犯罪者リスト(=ブラックリスト)掲載の凶悪犯逮捕に、条件付きでFBIに協力するサスペンス。謎多き人物レッドに、新人捜査官のエリザベス・キーン(メーガン・ブーン)が果敢に挑戦していくが、FBIよりも迅速で詳細な情報網を持つレッドのほうが何枚もウワテで痛快だ。

そして冒頭でも少し紹介した『ザ・フォロイング』は、元FBIエージェントのライアンが中心となり、現役FBIだけでは解決困難な事件の真相に迫っていくわけだが、当然"現役"関係者は、先頭に立つライアンの存在がおもしろくないから、ライアンに懐疑的でなかなか上手く事が運ばない。しかし一匹狼のライアンにも若手FBIエージェントのマイク・ウェストン(ショーン・アッシュモア)という頼りになる存在もいる。シーズン通しての強敵キャロルは異様なカリスマ性があり、周囲の法執行関係者までも、キャロルの息がかかった手下の可能性があり、誰が裏切り者か分からないから油断禁物だ。このドラマには「どうしてそうなるの!? なぜそうしない!? あ~それをしたらダメ!」とハラハラしながらも、ローラー・コースターのようなストーリー展開に心臓ドキドキして観続けてしまうおもしろさがある。そしてやはり...主人公は孤独なのだ。ライアンは昔の事件がもとで心臓にペースメーカーを入れ、アルコール依存症気味で対人関係も上手くいっていない。視聴者は、一瞬フラ~ッとキャロルの放つ悪の香りに魅了されそうになるが、キャロル逮捕に必死なライアンを応援せざるを得なくなってしまうのだ。

20140128_c05.jpgいつの時代もFBIが主役のドラマは永遠に続くほど大人気だ。現在放送中のドラマの今後の展開も楽しみだし、これから更にどんな新しい犯罪捜査系ドラマが生まれるか興味は尽きない。

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Photo:(c)Warner Bros. Entertainment Inc.
(c)ABC Studios
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ライタープロフィール

サーシャLK
サーシャLK

カリフォルニア州在住。CIAが活躍するスパイ・サスペンス、警察・FBI・DEA(米国麻薬取締局)が活躍する犯罪捜査系、裏社会に生きる無法者を描いたハードボイルド系ドラマ、辛辣な風刺コメディが特にお気に入り!

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