日本でも大人気のマーベル・ヒーロー、スパイダーマン。映画やアニメ、ゲームとコミック以外のコンテンツも盛りだくさんで、いったい何がどれなの? と困惑する人も多いだろう。
さらにマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』と『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、それぞれ11月3日(金)、10日(金)に日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放送予定!
どれを見れば間に合うの? と疑問に思う人に向けて、『スパイダーマン』の映画シリーズをまるっと解説! 俳優・監督別にシリーズを紹介。さらに『ヴェノム』や『モービウス』についても説明しよう。
『スパイダーマン』シリーズや『アメイジング・スパイダーマン』シリーズはもちろん、トム・ホランド版の『スパイダーマン』シリーズや『アベンジャーズ』などのMCU映画・ドラマが見放題!
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目次
スパイダーマンの映画は何種類あるの?全部で何作?
『スパイダーマン』の実写映画シリーズは、大きく分けると3種類。さらにここにアニメ映画『スパイダーバース』シリーズが加わり、4種類に分けることができる。
『スパイダーマン』シリーズ(3作) | 監督:サム・ライミ スパイダーマン役:トビー・マグワイア |
---|---|
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ(2作) | 監督:マーク・ウェブ スパイダーマン役:アンドリュー・ガーフィールド |
MCU版(3作※) | 監督:ジョン・ワッツ スパイダーマン役:トム・ホランド |
『スパイダー・バース』シリーズ(3作) | CGアニメ映画 |
日本のファンの間では、サム・ライミ監督作を「サム・ライミ版」、マーク・ウェブ監督作を「アメスパ」と呼ぶことが多い。
ちなみに、海外のファンの間では、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公開されている脚本にならい、サム・ライミ監督作は「Raimi-Verse(ライミ・バース)」、マーク・ウェブ監督作は「WEBB-VERSE(ウェイブ・バース)」と呼ばれることがある。
結局、スパイダーマンの映画はどの順番で見ればいい?
基本的には、公開順に見ていくことをおすすめするが、いかんせん作品数が膨大…。ということで、忙しい人向け・網羅したい人向けの2種類に分けて、おすすめの視聴する順番を紹介!
忙しい人はこれだけ見て!
時間がない人は、以下8作をチェックしてほしい。
- 『スパイダーマン』(2002年)
- 『スパイダーマン2』(2004年)
- 『スパイダーマン3』(2007年)
- 『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)
- 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)
- 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)
「時間がないのに8作も見てられない!」と思ったかもしれない。そんな人は、それぞれのシリーズの第1作目をまずは見てほしい。自分にピッタリだと感じたら、その続編を…イマイチだったら違うシリーズの1作目を見る、という流れがいいだろう。
なお、上記のうち『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』以外の7作品は、Disney+(ディズニープラス)で配信中。ディズニープラスでは、『スパイダーマン』以外にもMCUの映画・ドラマシリーズを独占配信しているので、マーベル作品を一気見するなら一番おすすめの動画配信サービスだ。
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スパイダーマンの物語をすべて網羅したい人はこの順番!
時間にたっぷり余裕があり、『スパイダーマン』が登場&関連する映画は全部見たい! という強者は、下記の順番で見るのがおすすめ。関連する映画をすべて公開順でまとめている。
- 『スパイダーマン』(2002年)
- 『スパイダーマン2』(2004年)
- 『スパイダーマン3』(2007年)
- 『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)
- 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)
- 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年)
- 『ヴェノム』(2018年)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)
- 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)
- 『モービウス』(2022年)
- 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)
実は、『ヴェノム』シリーズや『モービウス』も、スパイダーマンの物語に関連している(そもそも、どちらも原作コミックではメインヴィラン)。どんな関連があるのかは、実際に視聴して確かめてほしい。
まずはここから!トビー・マグワイア&サム・ライミ版
ここからは、それぞれの映画のあらすじや特徴を紹介していく。まずは、スパイダーマンの実写映画と言えばコレ! なトビー・マグワイア&サム・ライミ版から。
『スパイダーマン』(2002年)グリーン・ゴブリンが登場!
伝説の始まりともいえる2002年公開の『スパイダーマン』。キルスティン・ダンスト演じるMJとの有名な逆さキスシーンが見れるのが本作だ。メインヴィランは、ウィレム・デフォー演じるグリーン・ゴブリン。
ちなみに、実写版の3シリーズの中で、手首から直接クモ糸を出せるのは、トビー・マグワイア版だけ。原作でも、ウェブシューターを介してクモ糸を出すのが一般的で、実はイレギュラーなのだ。
『スパイダーマン2』(2004年)今度の敵はドクター・オクトパス
シリーズの中でかなり人気の高いヴィラン、ドック・オクことドクター・オクトパスが登場。暴走する電車をスパイダーマンが身体を張って止める有名なシーンが見れる。
『スパイダーマン3』(2007年)サンドマン、ヴェノム、そして…
シンビオートに寄生された黒いスパイダーマンが登場する本作。最終的にサンドマン、ヴェノム、ニュー・ゴブリンと3体ものヴィランと立ち向かうことになる…!
余談だが、シンビオートに寄生された際のピーターのダンスは、現在もインターネット・ミームとして愛されている(2018年の『スパイダーマン:スパイダーバース』でもいじられている)。
アメスパで再始動!アンドリュー・ガーフィールド&マーク・ウェブ版
2007年の『スパイダーマン3』によって一度幕を閉じた実写映画のスパイダーマンシリーズ。そのリブート版となるのがアメスパこと『アメイジング・スパイダーマン』シリーズだ。
もともとは3部作の予定で進行していたが、2015年にソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオがパートナーシップを締結したことをきっかけに事実上の打ち切りに…。一方で、MCUにスパイダーマンが合流できる運びとなった。
『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)キャスト&スタッフを一新!
キャスト、スタッフ、設定…スーツも一新! アンドリュー・ガーフィールドによる、新しいスパイダーマンが誕生した記念すべき1作目。当時、グウェン・ステイシー役のエマ・ストーンと交際していたことが報道され、私生活ともに注目されることに。
なお、アンドリューは当時26歳だったが高校生役を演じることとなった。スタイリッシュで都会的な印象があるピーター・パーカーとなった。
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)エレクトロにライノ、グリーン・ゴブリンも!?
デイン・デハーン演じるハリーが登場! 日本語吹き替え版では石田彰が担当しており、声優ファンからの人気も厚い。メインヴィランはエレクトロだが、ライノやグリーン・ゴブリンも登場する。
スパイダーマンといえば悲劇的な展開がもはやおなじみといえるが、本作では屈指のつらい展開となる…スパイダーマンのコスプレをした少年を守る名シーンが登場するのは、この作品。
いろいろあったけどMCU入り!トム・ホランド&ジョン・ワッツ版
先ほど説明した経緯によって、晴れてMCUに合流できることになったスパイダーマン。トム・ホランド演じるフレッシュなスパイダーマンは、これまでのダークなイメージを払拭し、また新たなスパイダーマン像を確立した。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)ようやくMCU初登場!
『アメイジング・スパイダーマン2』の公開から2年後、ついにMCUのスパイダーマンがお披露目! ゲスト出演ということもあり登場時間は短いが、空港での大乱闘では強烈な印象を残した。
アイアンマンことトニー・スタークにスカウトされる前は、これまでのシリーズのピーター同様スーツを自作していたが、ほかの2人と比べるとハンドメイド感たっぷり。もちろん、ウェブ・シューターは自作しており、やはり彼も理系で聡明なピーターであることがわかる。
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)若きヒーローがバルチャーに立ち向かう
これまでのシリーズと比較するとより高校生であることにフォーカスされ、スクールドラマ的な要素が増えている。また、親友とレゴで遊んでいたりと、等身大の「オタク高校生」感が強いところがまたキュート。
マリサ・トメイ演じるメイおばさんは、過去シリーズと比べるとかなり若く、ホットすぎるメイおばさんだと話題に。メインヴィランのバルチャーに苦戦し、孤独でボロボロになりながらも立ち上がるスパイダーマンの姿は涙を誘う。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)&『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)
本作で正式にスパイダーマンがアベンジャーズのメンバーとチームアップを果たす。敵にさらわれたドクター・ストレンジを救うため宇宙に向かうことになり、アイアン・スパイダー・アーマーを着用し、「アイアン・スパイダー」の姿を見せる。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)ミステリオと協力?
MCUにおけるスパイダーマン単独作の2作目。ニューヨークを飛び出し、舞台はヨーロッパ各国に! ミステリオやエレメンタルズが登場する。
また、今作では黒を基調としたステルス・スーツや、ピーター自らデザインするアップグレード・スーツといった新スーツがお披露目となる。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)すべての運命が集結…!
MCU版の単独作3作目で、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』直後のタイムラインとなっている。
本作では、サム・ライミ版からグリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、サンドマンが、マーク・ウェブ版からリザード、エレクトロが登場! それぞれ、過去作で演じた俳優陣が続投しているのもうれしいところ。
アニメ映画と侮るなかれ!『スパイダー・バース』シリーズ
『スパイダーマン』の映画を語るうえで外せないのが、CGアニメ映画の『スパイダー・バース』シリーズ。アニメってことは子ども向け? と思うかもしれないが、まったくそんなことはなく、大人もしっかり楽しめる内容になっている。
『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018年)主人公はマイルズ・モラレス!
主人公はマイルズ・モラレス。原作コミックでは知名度が高いものの、これまで主役の映像化作品はなく、今回が初となる。ほかにも、グウェン・ステイシーがスパイダーウーマンとして活躍するスパイダーグウェン(ゴースト・スパイダー)や、スパイダーマン・ノワール、スパイダー・ハムなど人気キャラクターが集結!
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023年)
『スパイダーバース』の第2弾で、マイルズに加えグウェンもフォーカスされる。前作以上にたくさんのスパイダーマンが登場し、実写シリーズとの関連も! 前後編の前編にあたり、後編の『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』は2024年に公開予定だったが、ストライキの影響でスケジュール見直し中。
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)って何?
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(Sony's Spider-Man Universe、SSU)と呼ばれるシリーズがあるのをご存じだろうか? これは、ソニーの子会社であるコロンビア・ピクチャーズが手がけるマーベル・コミックを原作とした映画シリーズの総称で、『ヴェノム』や『モービウス』などが含まれる。
『ヴェノム』(2018年)ヴェノム&エディが主人公
ヴィランかつダークヒーローとして有名なヴェノムを主人公にした映画。トム・ハーディが一人二役(エディとヴェノム)を演じている。スパイダーマンの宿敵として有名なキャラクターだが、本作ではスパイダーマンは登場しない。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)ヴェノム2作目
赤いヴェノムこと、カーネイジがついに実写映画に登場! 前作よりも仲睦まじく(?)暮らすエディとヴェノムが見られる。そして、ポストクレジットでは、ついにあのユニバースとのつながりが…!?
『モービウス』(2022年)MCUからあのキャラが登場!?
SSUの3作目。モービウスも原作ではスパイダーマンの敵としておなじみだ。予告映像で、路地裏にスパイダーマンのグラフィックが描かれファンの間で話題となったが、残念ながらスパイダーマンは登場しない。しかし、MCUでバルチャーを演じたマイケル・キートンが同役で出演!
スパイダーマン関連作品の今後のラインナップ MCU&Disney+【一覧】
トム・ホランド版のMCU映画『スパイダーマン4』※未定
トム・ホランド主演作の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に続く4作目の製作が予定されているが、ストライキの影響もあり中断中。情報がわかり次第更新する。
アニメ『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー(原題)』※2024年予定
Just announced at #SDCC2022:
Marvel Studios’ Spider-Man: Freshman Year, an Original series, streaming in 2024 on @DisneyPlus. pic.twitter.com/v7sqUUHoPa
— Marvel Studios (@MarvelStudios) July 22, 2022
Disney+での配信が予定されているアニメシリーズ。ピーター・パーカーがスパイダーマンになるまでを描く予定。
もともとはトム・ホランド演じるスパイダーマンを主人公に描くとされていたが、サンディエゴ・コミコンで発表されたファーストルックを見る限りはMCUとは違うユニバースを描く模様。声優もトム・ホランドではなく、ハドソン・テームズが担当。『ホワット・イフ...?』からの続投となる。
First look at ‘SPIDER-MAN: FRESHMAN YEAR’, releasing in 2024 on Disney+ #SDCC pic.twitter.com/uSpENA4RyU
— DiscussingFilm (@DiscussingFilm) July 22, 2022
スパイダーマン関連作品の今後のラインナップ SSU【一覧】
SSUは、今後も映画・ドラマでの展開を予定している。公開日が決まっていたものもあったが、ストライキの影響でスケジュールが全体的に見直されている。
映画『マダム・ウェブ』※2024年予定
カサンドラ・ウェブ/マダム・ウェブを演じるのはダコタ・ジョンソン。ほか、シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、イザベラ・メルセード、エマ・ロバーツらの出演が予定されている。
映画『ヴェノム3』※2024年11月8日公開
トム・ハーディ主演の『ヴェノム』シリーズの最新作。ファンの間では、トム・ホランド演じるピーター・パーカー/スパイダーマンの共演が噂されているが、実現するかは不明。ストライキの影響で公開日が2024年11月8日に延期された。
映画『クレイヴン・ザ・ハンター』※2024年予定
スパイダーマンの代表的なヴィランの一人、クレイヴン・ザ・ハンターことセルゲイ・クラヴィノフを描く映画。アーロン・テイラー=ジョンソンがキャスティングされている。なお、アーロンはMCU映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でクイックシルバーことピエトロ・マキシモフを演じていた。
映画『Untitled Hypno-Hustler Movie(原題)』※公開未定
スパイダーマンのヴィランの一人、ヒプノ・ハスラーを描く映画。
映画『エル・ムエルト(原題:El Muerto)』※無期限延期
レスラーのエル・ムエルトことフアン・カルロスを描く映画。残念ながら無期限延期が発表されており、実現するかは不明。
ドラマ『シルク:スパイダー・ソサエティ(原題:Silk: Spider Society)』
スパイダーマンと同じくクモの力を持つヒーロー、シルクを描くシリーズ。Amazon Prime Videoでの配信が予定されているが、開発中断中。
ドラマ『スパイダーマン・ノワール(原題:Spider-Man Noir)』
黒いコスチュームに身を包むスパイダーマン・ノワールを描くシリーズ。Amazon Prime Videoでの配信が予定されているが、開発中断中。
まだまだ拡大し続けるスパイダーマンの世界。知れば知るほど奥が深く、あっという間にクモの糸に絡められてしまうかも? 最新作の公開を待つ間、本作で紹介した作品を見て予習&復習してはいかがだろうか。
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Photo:『スパイダーマン2』(C)2023 Marvel 『アメイジング・スパイダーマン2』(C)2023 Marvel 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(C)2023 Marvel 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved. 『スパイダーマン:スパイダーバース』(C)2023 Marvel 『ヴェノム』(C)2023 Marvel