190カ国以上で展開のNetflix(ネットフリックス)、最も視聴可能作品が多い国は?

テレビ番組・映画を視聴する上で欠かせない存在となっている動画配信サービス。その代名詞とも言えるNetflix(ネットフリックス)は現在190カ国以上で展開されているが、配信されている作品は地域によって異なる。では、最も視聴可能な作品数が多いのは一体どこの国なのだろうか。

VPNサービス会社のSurfsharkが、70カ国の情報をもつNetflixのデータベースサイトFlixwatchを使用し、各国で視聴できる作品について調査(2022年10月時点)。各国で配信されている作品の数をはじめ、IMDbのスコアや、受賞歴をもつ作品の数などについても明らかにした。

調査結果

・配信作品数最多はアメリカで、5,879本(映画4,035本、テレビシリーズ1,844本)。
・カナダは映画の配信数でアメリカを上回り、世界最多の4,043本。
・配信作品最少はジョージアで、2,116本(映画1,388本、テレビシリーズ728本)。
・配信作品のIMDb平均スコアでは、アメリカとカナダが6.95で同率最下位。
・アカデミー賞受賞作品を最も多く配信しているのは、109本の韓国。次点は85本のスイス。
・エミー賞受賞作品を最も多く配信しているのはタイ、マレーシア、韓国、フィリピン、インドネシア、シンガポールで35本。

IMDbスコア

世界最大のライブラリーを保有するアメリカだが、IMDbの平均スコアは6.95とカナダと並んで最下位。反対に、スコアが最も高いのはアゼルバイジャン、ポルトガル、ジョージア、ウクライナ、ロシアで、いずれも平均7.13。

配信作品数の上位10カ国の中で、IMDbの平均スコアが最も高いのはインドで7.12。配信作品数は5,591本(映画3,781本、テレビシリーズ1,810本)。

受賞作品数(対象はアカデミー賞とエミー賞)

2020年に『パラサイト 半地下の家族』が非英語作品で初めてアカデミー賞作品賞に輝いたことも記憶に新しい韓国が、アカデミー賞受賞作品の配信数で最多を記録(109本)。また、韓国はエミー賞受賞作品も最多の35本を配信しており、タイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシアも同率1位に並ぶ。

スイスは、アカデミー賞とエミー賞どちらも受賞作品配信数2位で、それぞれ85本と34本(ルクセンブルク、香港、台湾も34本)。

もちろん、数が多いことが全てではないだろう。モルドバ共和国はアカデミー賞受賞作品の配信が36本で最下位だが、IMDbスコアは平均7.12と高水準を記録している。

日本のNetflixは?

Netflix Japanは映画3,518本、テレビシリーズ1,547本を配信しており、総数5,065本で8位にランクイン。しかし、配信数最多のアメリカやカナダと同様にIMDbの平均スコアは6.98(ポーランドも同じ)と低く、ワースト5位という結果に。

アカデミー賞受賞作品は78本配信しておりスイスに次ぐ3位につき、エミー賞受賞作品も33本と3番目に多い配信数を誇った。

(海外ドラマNAVI)