
『モダン・ファミリー』の主要キャストがギャラ交渉の末に20世紀フォックステレビジョンを提訴した件は先日お伝えしたとおりだが、状況はここへきて一転。訴訟に踏み切ったキャスト5名全員が提示されたオファーに合意し、訴訟を取り下げたことがわかった。
米E! Onlineによると、今回契約が更新されたのは、タイ・バーレル(フィル)、ジュリー・ボーウェン(クレア)、ジェシー・タイラー・ファーガソン(ミッチェル)、エリック・ストーンストリート(キャメロン)、ソフィア・ヴァーガラ(グロリア)と、金額が高額なため個別にギャラ交渉を行っていたエド・オニール(ジェイ)の6名。7月30日から予定されているシーズン4の撮影は、当初延期されるだろうと思われていたが、今回の契約更新でスケジュールどおり開始されるとのこと。
『モダン・ファミリー』のエグゼクティブ・プロデューサー、クリストファー・ロイドはこの土壇場での合意について、「我々はみな分別のある大人で、誰一人、この問題を週末に持ち越したいと考えている者はいなかった。合意に至るには皆の努力があったはず。とにかく、問題が長引かずシーズン4の撮影を開始できることを嬉しく思うよ」とコメント。さらに、「長く番組を続けると、このような契約更新の問題はかならず越えなければならないハードル。特に驚くことじゃないよ」と、高額なギャラをめぐる対立による番組のイメージダウンを払しょくするように語った。
何はともあれ、メインのキャラクター達が誰も一人も欠けることなくシーズン4に登場するのは、ファンにとってなによりの朗報。今後も明るく愉快で超個性的な『モダン・ファミリー』を見続けたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:エド・オニール
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