
『パンズ・ラビリンス』『ヘルボーイ』などのダークな個性が光るギレルモ・デル・トロ監督。現在は、TVドラマ『超人ハルク』のリメイク計画も進めているが、今年の夏に公開するSF大作『パシフィック・リム』には、日本の怪獣とロボットへのリスペクトが込められているという。
『パシフィック・リム』は、海から攻撃してくる怪獣の大群に対して、人類は巨大ロボットで戦いを挑むという物語だ。映画やゲームのサイトCinelinxによると、本作に出てくるのはモンスターではなく、"Kaiju(怪獣)"だという。『サン・オブ・アナーキー』のチャーリー・ハナムや、『刑事ジョン・ルーサー』のイドリス・エルバ、そして日本からも菊地凛子と芦田愛菜が出演している。
日本には怪獣や巨大ロボットが登場する作品が多い。デル・トロ監督は、日本のアニメーションや特撮の大ファン。そのエッセンスを『パシフィック・リム』に取り入れ、怪獣とロボットにオマージュを捧げているようだ。
1960年代に製作された『鉄人28号』『ジャイアント・ロボ』は海外でも知られている。さらに最近では『新世紀エヴァンゲリオン』もハリウッドで実写化の計画もあった(現在も進行中らしい)。これらの作品では、人間がロボットを操縦するという共通点がある。そして実写の特撮作品では『ゴジラ』をはじめ、『ウルトラマン』などがある。
『鉄人28号』もハリウッドで実写化されるというウワサもあるので、『パシフィック・リム』をきっかけに、ロボット映画ブームが巻き起こるかもしれない。(海外ドラマNAVI)
Photo:ギレルモ・デル・トロ
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