ジェンセン・アクレス(Jensen Ackles)

大ヒットドラマ『スーパーナチュラル』で弟サムを命に代えても守ろうとするディーンを演じているジェンセン・アクレス。ディーンは地獄に落ちたり悪魔となるなど様々な経験をしてきたが、苦境から何度もよみがえってきたのはジェンセン自身も同じだと言える。

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本名はジェンセン・ロス・アクレス。もともと両親は彼を「ジャスティン」と名付けるつもりだったが、ありふれた名前なので「ジェンセン」に変更したという。この「Jensen」はデンマークで一般的なファミリーネームだが、彼自身はイングランド、ドイツ、スコットランド、アイルランドの血を引く。幼くしてモデルとしてショービズ界の世界に入ったジェンセンは、俳優だった父アランの影響で演技に興味を持ち、高校で演劇を学ぶ。そして高校2年の時に参加した演技セミナーで知り合った人に誘われ、ロサンゼルスへ。

ロスでは数本のドラマでゲストを務めた後、1965年から現在も続く長寿のソープドラマ『Days of Our Lives(原題)』でレギュラーとなり、新人賞の候補に挙がるなど注目を集める。そして2001年、『ヤング・スーパーマン』の主役として最終選考に残るも、結局トム・ウェリングに敗れる。しかし数年後、同作のシーズン4でジェイソン・ティーグ役としてレギュラーを務めた。また、ジェームズ・キャメロン製作のSFドラマ『ダーク・エンジェル』にも出演。シーズン1のうちの一話で主人公マックス(ジェシカ・アルバ)の兄ベンとして登場、その回でベンは死んでしまうが、ジェンセンはベンのクローン、アレックとしてシーズン2に再登場するとレギュラーに昇格。番組が打ち切られるまで主要キャラクターの一人を務めた。こうして徐々にキャリアを積み上げ、2005年には映画『いけにえ』で初主演を飾ると同時に、父アランと共演した。ただし作品の評価は芳しくなくビデオリリースに。

このように、主役の座を逃したり、演じる役がすぐさま殺されてしまったりといった苦境を経験してきたジェンセンだが、その度に"復活"を果たしてきた。これは、彼自身がスタッフたちに与えていた印象の強さを物語るものだろう。

そして2005年から始まった『スーパーナチュラル』で人気俳優としての地位を確立したことは、皆さんご存知の通り。サム役のジャレッド・パダレッキとは「自然と仲良くなれた」そうで、彼のためなら「躊躇せずに身を挺して銃弾を受けることも厭わない」という。家族ぐるみで付き合うなど本当の兄弟のように親しいジャレッドとの関係がドラマにも好影響を及ぼし、ディーン役は彼にとってまさにハマリ役と言える。

「人生は生きるに値する。もし今の人生に満足していない人がいたら、理想を叶えるために戦うべきだ」と語るジェンセンからは、ディーン同様に全力で人生を生きているという気迫と喜びが伝わってくる。生来のスポーツマンらしい、そのまっすぐな姿勢でこれからもファンを魅了してくれることだろう。


■ジェンセン・アクレスのプロフィール
1978年3月1日 米テキサス州ダラス生まれ

■役柄イメージ
感情表現がストレートな役、スポーツマン

■主な作品
テレビ:
スーパーナチュラル』(2005~)
『ヤング・スーパーマン』(2004~2005)
『ドーソンズ・クリーク 青春の輝き』(2002~2003)
『ダーク・エンジェル』(2001~2002)

映画:
『ブラッディ・バレンタイン 3D』(2009)
『いけにえ』(2005)
『偽りのブロンド ~ マリリン・モンロー』(2001)TV映画

■私生活
・長年友人だったダニール・ハリス(『One Tree Hill』)と、2007年の映画『Ten Inch Hero(原題)』の共演を機に交際開始、2010年5月に結婚

・2013年に長女ジャスティス・ジェイ・"JJ"が誕生。2016年の終わりに双子が生まれる予定

■トリビア
・高校で野球とラクロスをプレーするなどスポーツ好き

・地元のNFLチーム、ダラス・カウボーイズのファン

・俳優として成功できなかった場合、テキサスの大学で理学療法士になるつもりだった

・俳優&シンガーソングライターのクリスチャン・ケインと友人で、自身も歌ったりギターを演奏する

2007年、トム・クルーズ主演映画としても知られる『ア・フュー・グッドメン』の舞台に立ち、主人公のダニエル・キャフィ中尉を演じた

・『TRU CALLING トゥルー・コーリング』で主人公トゥルーの恋人役候補だったが、他の作品のために断念。代わりに、彼の名前ジェンセンが恋人の役名として使われた

・『バイオハザード』シリーズのレオン・S・ケネディ役候補に挙げられたことがある

・2011年に主演映画が作られたマーベルの人気キャラクター、キャプテン・アメリカの候補だった

・一番恥ずかしかった思い出は、学生時代に友達の誰かが、キッズモデル時代の彼がスーパーマンのパジャマを着たカタログの写真を学校中に貼ったこと

・道ですれ違った女の子の髪から漂うシャンプーの匂いが好き

・グミが大好物で、撮影現場のトレーラーに常備している

・2010年、『スーパーナチュラル』のシーズン6第4話「危険な週末」で監督に初挑戦。以後、これまでに計5回エピソード監督を務めている

・父アランとは『スーパーナチュラル』でも共演している(シーズン8第3話「永遠の命」)。この回の監督はジェンセンが担当

Photo:ジェンセン・アクレス
(C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net

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