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SPECIAL 特集

海外ドラマがやってくる! ヤア!ヤア!ヤア! LAスクリーニング体験リポート1

スクリーニングってなあに?

最近は、さまざまなアメリカドラマが日本でも視聴できるようになってきましたよね。
このドラマたち、日本にどのようにしてやってくるんでしょう? そのヒント!?となるのが、LAで毎年開催されているLAスクリーニング。今回は、2007年5月20日から27日まで開催されたLAスクリーニングのレポートをお送りします。

スクリーニングで行われること

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各社気合の入った番組紹介の資料。日本語の資料を用意してくれるスタジオもあります

スクリーニングとは、いわゆる試写会のようなもの。でも、日本でいう試写会とは違い、こちらのスクリーニングは、作品自体の是々非々を問う、といった役割があるようです。というのも、スクリーニングで上映されるのは、新シーズンに向けた新規コンテンツのパイロット版(見本映像)、それに次シーズン続投をねらう既存コンテンツのパイロット版なんですから。パイロット版といえば、そう、『海外ドラマを100倍楽しもう!』の「アメリカドラマ、放映までのサバイバルレース!」で紹介しているとおり。つまりスクリーニングは、パイロット版を上映し、そのコンテンツを放映するかしないかというテレビ放映をかけたし烈な戦いが繰り広げられる場のひとつでもあるんですね。
とりあげられているのは、ドラマのほか、コメディやリアリティーショー、アニメといったTVで放送されるエンターテインメントコンテンツ。この中から新シーズンの放送が決定され、さらにはその後の各メディアへの拡散、他国からの買い付けにいたるまでの目安をたてられてしまう、というわけなんです。ここらへん、日本とは違ってオープンな分、ものすごくシビアである、といえるかも。

世界唯一!?のLAスクリーニング

以前は「May Screenings」と呼ばれていたLAスクリーニング。May Screeningsは、3大ネットワークが秋の番組改編に伴い、系列から離脱する局を防ぐため、魅力的な新作の発表し、つなぎとめる、といった目的が当初にはあったそうです。スクリーニングも系列局向けのみに行われていたようですが、中南米やイギリスといった他国からの参加者が集まりだし、今では世界各国からテレビ局配信業者、配給業者が集まるようになったといいます。そのため、現在のようなメジャースタジオの新作発表会的な意味合いが強くなったようです。日本からの参加者が増え始めたのも、1980年代初頭からだそう。
LAスクリーニングへの参加国はなんと72カ国にものぼります。なかでも、アメリカはもちろん、日本、カナダ、イタリア、ドイツ、フランス、スペイン、イギリスといった国々からの参加者が多いんだそう。このように世界中のバイヤーに向けてスクリーニングを行うイベントは、LAスクリーニングだけといいます。

日本とは大違い!?制作スタジオと放送局の関係って??

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FOX(アメリカ)提供のこの秋の番組表
詳しくみる

日本と違い、アメリカではテレビ局系列のスタジオで制作されたものが他局で放送されるということがけっこうあるようです。たとえば、FOX。この夏秋の番組表をみると、大手テレビ局にさまざまなコンテンツを提供していることがわかります。スタジオではさまざまなプロダクションがコンテンツを制作し、そのコンテンツは自由競争で大手テレビ局に売り込まれるという流れがあるよう。その売り込みの場のひとつがスクリーニング、なのではないでしょうか。『CSI:科学捜査班』が拾われたのだってパイロット以前のことではあるけれど、ユニークなエピソードですよね。
プロダクションといえば、あの『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書(FOX)』 『メルローズ・プレイス(FOX)』 『チャームド~魔女3姉妹~TNT)』を制作した故アーロン・スペリングが率いていたスペリング・テレビジョン。ゴシップでもよく話題になるビバヒルのドナ役トリ・スペリングのお父さんとして有名。そして、『アリー・myラブ(FOX)』『ボストン・リーガルABC)』などを製作しているデビッド・E・ケリープロダクション。デビッド・E・ケリーも美人女優ミッシェル・ファイファーが妻であるということで有名(!?)です。この2つのプロダクションの作品を比較してみるだけでも、なんとなーくプロダクションのカラーがみえてきませんか? そんなプロダクションやディレクター、俳優、そしてスタジオからテレビ局までの攻防を垣間見る!ことができる(かもしれない)スクリーニングの現場を、これからご紹介しましょう!



取材協力:センテサービス 小池静香

コラム

アメリカドラマが放映されるまで

アメリカドラマが作られ、放送されるまでの大まかな全体の流れとしては:
1) 番組の企画が練られる
2) プロデューサーが脚本を依頼
3) できた脚本はテレビネットワークに売り込まれる
4) テレビネットワーク側は権利を獲得しておきたい脚本を買う
5) 「パイロット」という登場人物や全体の雰囲気などが把握できるような最初のエピソードの「お試し版」番組が制作される
6) パイロットシーズン(通常年初からの第一四半期)にふるいにかけられる
7) ネットワークの番組編成を考慮してオンエアーされる時間帯が決まる
となります。
このうち、6)の段階で行われるのが、スクリーニング。
スクリーニングには、ふるいにかけるという意味もあるって知ってました?

森井茂樹

 
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