打ち切りが決まった『センス8』、ポルノサイトが番組救済を持ちかけ

『センス8』世界各地に散らばりながら、不思議な力でつながった8人の運命を描き、高い評価を受けたNetflixのオリジナルドラマ『センス8』。本作の打ち切り発表の後で、ファンの強い要望に応え、2時間の最終話が2018年に配信されることになったのは、すでにお伝えした通り。さらにここへきて、意外な救世主が現れた......かもしれない。

【関連記事】Netflix『センス8』 ペ・ドゥナ インタビュー

その救世主(?)とは、ポルノサイトのxHamster。同サイトのバイス・プレジデント、アレックス・ホーキンスは、『センス8』製作総指揮者のラナ&リリー・ウォシャウスキー姉妹に宛てたオープンレターを同サイトに投稿した。「打ち切りの報道を読んで以来ずっと、私たちにできることはないかと考えていました。Netflixが最終話を制作するのは朗報ですが、物語を締めくくる前に、もう一つの選択肢を考えていただきたい――xHamsterによるシリーズ制作という選択肢を」と、そのレターには記されている。

ホーキンスによれば、xHamsterはインターネットで最もトラフィックが多いウェブサイトの一つであり、毎日、New York TimesやESPN、Daily Mailといった英米の大手メディアよりも多くのアクセス数があるとのこと。また、正道でない多様な存在を描くシリーズは、Netflixのような大手では売り込みが難しいが、xHamsterには制約はなく、境界をまたぐ性のつながりに理解があること。また、性表現の権利や、規範から外れた性行為のために戦ってきたこと、などなど、xHamsterと組むことの利点を列挙している。

さらにホーキンスは、メンズファッションサイトGQのインタビューにも応じ、「『センス8』は性についての先見性に優れた番組だが、もっと露骨な描写ができると思う。とはいえ、それはウォシャウスキー姉妹と出演者次第。私たちはただ、彼らのビジョンを実現するプラットフォームになりたい」と話している。また、刺激的な性表現を含むバージョンと、そうでないバージョンをユーザーが選択できるようにする可能性も示唆している。

『センス8』は確かに濃厚な性描写を含み、LGBTを応援するメッセージが込められた作品だが、ポルノサイトのオファーはさすがにファンにとっても予想外の事態だろう。真剣なオファーなのか、それとも単なる話題作りなのかも定かではなく、ウォシャウスキー姉妹は今のところ反応を示していないようだ。果たして、今回の出来事は『センス8』の番組継続につながるのだろうか?(海外ドラマNAVI)

Photo:『センス8』
(C)Murray Close/Netflix

シェアする このエントリーをはてなブックマークに追加
PAGE UP