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海外ドラマによく出るあの街ってどんなとこ?~パサデナ編~

海外ドラマや映画でよく舞台になる場所が世界にはいくつもあります。そうした場所の歴史や文化、名所、輩出した有名人、家賃の相場などを紐解く本連載。今回は、米ロサンゼルスのパサデナ(Pasadena)という街をご紹介しましょう。

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カフェのほか、市庁舎もヨーロッパの雰囲気漂う

この街は、ドラマファンにおなじみの『ビッグバン★セオリー』『ブラザーズ&シスターズ』の舞台であり、『トランスフォーマー』『Mr. & Mrs. スミス』といった大ヒット映画の撮影場所としても使用されています。とても綺麗な街並みなので、まだ訪れたことがない方にはぜひ行っていただきたい場所です。

■ヨーロッパの雰囲気を持つ、歴史ある高級住宅地

パサデナは、ダウンタウンからも比較的近く、メトロなども栄えていて交通の便が良いと言われる閑静な高級住宅街。LAの中で4番目に古い歴史を持ち、街並みはヨーロッパ風でレンガ造りの建物やボーアーツ様式のブリッジが魅力的です。現在の人口は約13万人ですが、最近人気が出てきてどんどん人が増えてきています。

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ボーアーツ様式のブリッジ

そんなパサデナの有名なものといえば、まずはスタジアムのローズボウル! 毎年、年明け早々にこのスタジアムで大学のフットボールの試合が行われるほか、同地で開催されるローズ・パレードもよく知られています。スタジアムの周りにある広場で開かれるフリーマーケットも人気で、周辺はいつもウォーキングやジョギングをする人で賑わっています。のどかで落ち着いた街と言われています。

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1922年誕生と、100年近い歴史を誇るローズボウル。毎年1月には、ここに9万人以上が詰めかける

■撮影場所として有名になるまで

パサデナは1920年代にリゾート地として都市開発が進みますが、1960年代の経済悪化により人気は落ちてしまいました。しかし1980年代に入ると街の活性化が図られ、歴史的建造物デザインを生かし、メインストリート(コロラドストリート)にお洒落なブティックやレストランを増やしながら新しい再開発を促進。今では、ロサンゼルスの中で特に歴史的建造物が多い綺麗な街として有名になりました。

■『ウォーキング・デッド』のスタッフも在住!

パサデナ出身の有名人は、『ブラザーズ&シスターズ』のノラ役で知られるサリー・フィールド、ドラマ『One Tree Hill/ワン・トゥリー・ヒル』のブルック役のソフィア・ブッシュといった女優のほか、エディ・レッドメイン主演で映画化された伝記映画『リリーのすべて』の原作者デヴィッド・エバーショフなど。

ここに住む有名人としては、『マルコム in the Middle』で母親ロイスを演じたジェーン・カツマレク、『ウォーキング・デッド』の製作総指揮者ゲイル・アン・ハード、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの監督ゴア・ヴァービンスキーらが挙げられます。セレブの多くはビバリーヒルズ、マリブ、ハリウッド・ヒルズに住んでいますが、パパラッチが比較的少なく静かでアート感あふれるパサデナを好む人もいるんです。

■ニューヨークのはずが...あの家も実はパサデナに!

高級住宅街ゆえに、ドラマに登場する豪華な邸宅がここにある家ということも珍しくありません。『ブラザーズ&シスターズ』のウォーカー宅が設定通りパサデナにあるのはもちろんですが、ニューヨークを舞台にする『MAD MEN マッドメン』の主人公ドン・ドレイパーの家もここパサデナにあるんです! 高級エリアにある邸宅のお値段は、大きさにもよりますが数億円は下らないと言われています。

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ウォーカー家(『ブラザーズ&シスターズ』)

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ドレイパー家(『MAD MEN マッドメン』)

また、ここパサデナが舞台の『ビッグバン★セオリー』のシェルドン、レナード、ペニーが住んでいる設定のアパートメントは、住所こそ実在しますがその場所へ行っても例のアパートメントは建っていません。同シリーズはワーナー・ブラザースのバーバンク・スタジオで撮影されています。

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【関連記事】『ビッグバン★セオリー~ギークなボクらの恋愛法則』のシェルドンに突撃!

高級住宅街なので、アパートメントの家賃も当然高め。特に中心部だと、1ベッドルームで平均して約30万円(高いものだと53万円程度)、2ベッドルームで約40万円(高いものだと68万円程度)になります。

◎ウォーカー家(『ブラザーズ&シスターズ』)
1640 Lombardy Road Pasadena, CA 91106

◎ドレイパー家(『MAD MEN マッドメン』)
675 Arden Road Pasadena, CA 91106

◎シェルドン、レナードそしてペニーのアパートメント(『ビッグバン★セオリー』)
2311 North Los Robles Avenue Pasadena, CA 91108
(※セットなので実際はこの場所には存在せず)

■セレブが撮影し泊まる超高級ホテル

そんな高級住宅街の中でも、数々の映画やドラマで使われている超高級ホテルがあります。このランガム ハンティントン ホテル&スパ(The Langham Huntington Hotel and Spa)は、『ブラザーズ&シスターズ』のほか、トビー・マグワイア主演の伝記映画『シービスケット』、トム・ハンクス製作・主演映画『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』、元スーパーモデルのタイラ・バンクス製作総指揮のリアリティ番組『アメリカズ・ネクスト・トップモデル』などの撮影場所として使われるほか、英国のロイヤルファミリーや元米大統領ビル・クリントン、女優サルマ・ハエックといった有名人が宿泊しています。豪華なリゾート気分が味わえるということで世界中の有名人に愛用されるホテルなんです。

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【関連記事】人気スターに高確率で会えるLAの人気スポット10!

ここの日曜日のブランチや平日のアフタヌーンティーも人気で、優雅にレストランで食事をするセレブがよく目撃されています。最近では、『殺人を無罪にする方法』のキャストたちジム・キャリーモーガン・フリーマントム・ハーディドウェイン・ジョンソンといった人気俳優も出没していると話題に。また、ここで結婚式を挙げる有名人も多く、『デスパレートな妻たち』のブリー役でおなじみのマーシャ・クロスもその一人です。

外装・内装はまるでヨーロッパのお城のようですが、鯉が泳ぐ池や日本風の庭園まであり、とてもユニークで豪華なこのホテル。撮影にしょっちゅう使われるのも納得です。

◎The Langham Huntington Hotel and Spa
1401 S Oak Knoll Ave, Pasadena, CA 91106
公式サイトはこちら

■『ハングオーバー!』の主人公が勤める学校も!

パサデナには美術館が多く、街全体にもアートな雰囲気が漂っています。学校の建物もヨーロッパ風で素敵なので、映画やドラマによく使われます。例えば、大ヒットコメディ映画『ハングオーバー!』でブラッドリー・クーパー演じるフィルが小学校教師として勤める学校は、パサデナに実際にあるダニエル・ウェブスター・スクール(Daniel Webster School)という小学校。アクション映画『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフ演じる主人公サミュエルが通う学校の撮影も、パサデナに実在する学校、マーシャル・ファンダメンタル・スクール(Marshall Fundamental School)で行われました。また、『ビッグバン★セオリー』でシェルドンやレナードが通うカリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)やNASAの研究機関がパサデナにあります。

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ダニエル・ウェブスター・スクール(『ハングオーバー!』)

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カリフォルニア工科大学(『ビッグバン★セオリー』)

◎Daniel Webster School
2101 East Washington Blvd Pasadena, CA 91104

◎Marshall Fundamental School
990 Allen Avenue Pasadena, CA 91104

◎California Institute of Technology
1200 E California Blvd Pasadena, CA 91106

■シェルドン、ペニーのあの店も実在

パサデナといえば、お洒落なレストラン、カフェやバー、パブもたくさん。夜になるとディナーを楽しむために大勢が集まり、テラス席などを擁するレストランで景色と食事を味わいます。特に Old Town 付近のレストランは週末すごく混雑するので、事前に予約をしておくのがオススメ。ここには『ビッグバン★セオリー』でペニーのアルバイト先として登場したチーズケーキ・ファクトリーも実在しますし、シーズン4第6話「友達の妹と裏切りの法則(The Irish Pub Formulation)」でシェルドンが作ったアリバイの中で使われた店、ラッキー・ボールドウィンズ・ブリティッシュ・パブ&カフェ(Lucky Baldwin's British Pub and Cafe)も実在します。

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◎The Cheesecake Factory
Old Town Pasadena 2 West Colorado Boulevard Pasadena, CA 91101
公式サイトはこちら

◎Lucky Baldwin's British Pub and Cafe
17 South Raymond Avenue Pasadena, CA 91105
公式サイトはこちら

■車なしでも不自由なく暮らせる街

いつも人で賑わうパサデナで駐車スペースを見つけるのは大変ですが、車社会のアメリカには珍しいことに、ここなら車がなくても生きていけるんだとか。住民によれば、パサデナの中心街にはスーパーマーケットやレストランが集中していて、映画館のほか、Abercrombie & Fitch、H&Mといった人気カジュアルブランド、ティファニーのような高級ブランドの店舗もあるので、古いヨーロッパ風の雰囲気を残したままの建物をブラブラ歩きながら、食事・映画・買い物が楽しめるそうです。

LA中心街に行くにはメトロがありますし、メトロの一日券(5ドル)を購入すればバスも乗り放題で、交通の便が良いことでも知られています。またエコに関心の高い住民が多く、彼らはなるべく車でなく自転車を利用しています。

いかがでしたか? パサデナは歴史的建造物のデザインを残したままの街並みで、お洒落で何でも揃っていて、のどかで落ち着いているため、映画やドラマの撮影場所として人気なのも納得なんです。これから映画やドラマを見る時にこの街が写っているかどうか、チェックしてみてください!

(取材・文: リサ・クラーク / Risa Clark)

Photo:『ビッグバン★セオリー』
(C) Everett Collection/amanaimages

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