米TV界で各賞受賞の傑作ドラマ「ブレイキング・バッド」の人気キャラクター、ソウル・グッドマンを主人公にした「ブレイキング・バッド」の前日譚ドラマ

あの人の死を暴露したのは...。『ゲーム・オブ・スローンズ』フィン・ジョーンズ、クリスティアン・ネアーン、ダニエル・ポートマン直撃インタビュー

年々ファンが急増している『ゲーム・オブ・スローンズ』は、登場人物が多く複数のストーリーが同時進行するので、長年同じドラマに出演していながら共演シーンがないキャラクターも多い。そんな三人、ロラス・タイレル役のフィン・ジョーンズ、ポドリック・ペイン役のダニエル・ポートマン、ホーダー役のクリスティアン・ネアーンが揃って来日! 劇中はほとんど顔を合わせない彼らだが、実際にはかなりの仲の良さ。絶妙なコンビネーションでダニエルをイジるフィンとクリスティアン、そんな二人に頑張って対抗するダニエルの微笑ましいインタビューをどどーんとお送りします!

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──『ゲーム・オブ・スローンズ』は登場人物が多いのにもかかわらず、キャラクターの人間像が非常に色濃く描かれていますが、それぞれ役作りにはどのように挑んでいったのでしょう?

フィン:僕はまず原作を読んだよ。その時すでに出版されていた4冊を読んで、まず物語のトーンを掴むようにしたんだ。それと、ロラスは騎士の役だったから、乗馬の訓練はかなりしたな。

ダニエル:僕も役作りのスタート地点としてはいいかなと思って、まず原作を読んだよ。ただ、最初の頃はポドリックはあんまり活躍していなかったから、正直なところ、そんなに作り込む必要はなかったんだよね(笑)

クリスティアン:僕の場合はみなさんご存知の通りの役だから、二人と違って原作は読んでないんだよね。だってセリフを覚えるのにも、5分もかからないわけだし(笑) ただ、ホーダーっていうのはすごく興味深いキャラクターだったよ。原作を読んでないから僕は彼のことをよく知らないし、セリフだって一言しかないんだから、本当に想像力だけで作り上げていったんだ。ただ、実は母が原作の大ファンで、彼女なりのセオリーを僕にいろいろ話してくれたんだ。それが役作りに大いに役に立ったのかな?

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──ホーダーというと、ドラマでは「ホーダー」というたった一言を、あらゆる感情で表現していて、そのバリエーションの多さに感心していたのですが、コツというのも変ですが、何か秘訣はあったんですか?

クリスティアン:天賦の才かな(笑) まぁそれは冗談として、確かにホーダーというのは本当に難しいキャラクターで、彼を演じるなんてできないんだよ。ただ、ホーダーになるしかなかったんだ。だから僕を僕たらしめているものをどんどん取り除いていって、ある意味で何の色もついていない子ども時代に戻るようなアプローチをしていった。ベースになっているのは、まだ若かった頃の、ちょっとシャイな時代の僕かな。ただこのドラマの中で彼が何者なのか、どんな役割を果たしていくのか、僕の見立てが本当に正しいかは分からないまま最後まで演じていたから、ずっと五里霧中な感じだったよ。見立ての方は僕の予測は外れたけどね(笑)

──みなさんが考える自身のキャラクターの一番の魅力は何だと思いますか?

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フィン:ロラスはこの作品のダークな世界観において、一条の光みたいなところがあって、そこが僕が一番気に入っていたところだったんだ。玉座争いの中で彼の立ち位置も変わっていくわけだけど、騎士である彼は最後まで自分が誰であるのかということを裏切らずに、家族に対してもとても忠誠心を持っていた人だったと思う。

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ダニエル:『ゲーム・オブ・スローンズ』はとにかく激しくて、人間関係もすごくダークだよね。でもポドリックはそんな暗い話の中でも、笑いの瞬間を生むことができる数少ないキャラクターなんだ。ポドリックが誰かにからかわれたり、彼のおかしみのある行動を見て、視聴者は一息つくことができる。僕はそんなキャラクターを演じられることに大きな喜びを感じているし、フィンがロラスについて言ったように、ポドリックもまた正直で忠誠心があって、何より他のキャラクターみたいに玉座を狙うとか、そういったアジェンダがないのが自由でいいと思ってるよ。

クリスティアン:『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャラクターの中でよりによってこの三人が今回集まったのは面白いよね。このドラマに出てくるキャラクターって腹黒くてイヤなヤツが多いのに、僕らが演じた三人は数少ない、いいヤツだから。ホーダーは無垢なところがあるし、周りの人を微笑ませることもできるし、忠誠心もあるし、こんなこと言うのもなんだけど、彼の死に様も僕は大好きなんだ。ちょっとタイムトラベルみたいなひねりが効いてて、大きな物語が完結して散っていくという感じが絶妙だよね。面白いのは、僕はフィンとダニエルのことをよく知っているけど、二人ともそれぞれのキャラクターにちょっと似ているところがあるんだ。

──第六章終了時点でロラスとホーダーはすでにお亡くなりになっているわけですよね。マージェリー・タイレル役のナタリー・ドーマーは自分のキャラクターの死を1年ほど前から知っていたそうなんですが、お二人はどうだったんですか?

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フィン:各シーズンの撮影が始まる前に脚本がもらえるから、それを読めば今回は誰が死んで、誰が生き残るのかは分かる。だから僕の場合はその頃かな。ただ原作に則っているところも多いから、原作を読んでいると自分のキャラクターがどうなるのか、この辺かなぁと、なんとなく予測することはできるよね。

クリスティアン:誰がいつ脚本を読むのか、キャストの間ではどうしても微妙にタイムラグができるわけで、だから第六章の脚本が配られるタイミングで僕はフィンに「ホーダー、最後まで生きてた? 今シーズンも生き延びてた?」ってメッセージを送ったんだよ。そしたら沈黙が返ってきて......。思わず「え!?」ってなったよ。そしたら「あ、でもすごくいい逝き方だよ」ってフォローが来たんだ(笑) だから、僕はフィンからホーダーが死ぬことを聞いたんだよ。
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フィン:そのこと、僕はあんまり覚えてないんだよね(笑)

クリスティアン:僕の死の天使はフィンだったんだよ(笑)

──三人の中で現在唯一生き残っているのがポドリックなわけですが(と、ここでダニエル、両側に座るクリスティアンとフィンを押しのけてちょっと得意顔)、(笑)あんなにブライエニーとしょっちゅう剣の練習をしている割に強くなっているイメージがなくて、このままサバイブしていけるのかちょっと心配なんですが(笑)、ご本人としてはどうでしょう?

ダニエル:まさにギリギリのところで生きてるよね(笑) でも剣が下手なのは、きっと振りをしているだけなんだよ(笑) ポドリックだってティリオンのことを救ったことがあるし、何人か殺しもしているわけだから、完全に使い物にならないってわけじゃないと思うんだけど、彼には戦場でのアドレナリンみたいなものが必要なのかもしれない。差し迫ってない時の彼はドジだし、人が何かしようとすると図らずも邪魔してしまう要領の悪い、ただのポッド(愛称)なんだけどね。

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フィン:ダニエル自身がちょっとそうであるようにね(笑)

クリスティアン:言えてる(笑)

──今のところなんとか生き延びているポドリックですが(笑)、今後の彼の展望について何か希望はありますか?

ダニエル:ちょっと楽観的な希望かもしれないけど、今までの彼の忠誠心が報われるといいなとは思ってる。彼は今は従者だけど、騎士とかになって幸せな人生を送ってほしいな。彼はいろんな状況の中で厳しい場面ばかり経験しているのに、今まで一度も文句を口にしたことがないし、自分より他者のことを考えて行動してきたんだ。そういう彼が報われることは、僕にとっても、ドラマを見ている視聴者にとっても嬉しいことだと思うんだ。

フィン:そして騎士に叙任されているまさにその瞬間に、殺される(笑)

クリスティアン:『ゲーム・オブ・スローンズ』だったらあり得るから、それも否定できないね(笑)

【次ページ】ロラスとポドリックのラブシーン!? ここでしか手に入らないプレゼントも!

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ライタープロフィール

幕田千宏
幕田千宏

好きなものはとことんディープにがモットーの映画・海外ドラマライター。

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