『ディセンダント2』ケニー・オルテガ監督 突撃インタビュー!

本国アメリカでは放送初日に視聴者数1300万人を記録したディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー『ディセンダント2』が、10月21日(土)19:30~21:30他よりディズニー・チャンネルにて放送される。それに先駆け、振付師でもあるケニー・オルテガ監督が今作のプロモーションで来日。「ディズニー作品ではこの曲がお気に入りなんだ」と『ピノキオ』の「星に願いを」のワンフレーズを歌ってくれたり、新たなヴィラン、ウーマの物真似をしてくれたりと、サービス精神旺盛な監督のインタビューは、その作品同様、賑やかで楽しいものに。曲や振付けの舞台裏から、誰もが気になる続編製作の可能性まで、包み隠さず語ってくれた。

ケニー・オルテガ

――『ディセンダント』シリーズにはヴィランズやその子孫たちが多く登場しますが、監督のお好きなディズニーの悪役は誰ですか?

『ピーター・パン』のフック船長。派手で、自分の船を持っていたり、片手が鉤爪になっているところがお気に入りです。危険な香りがしますよね。女性なら『101匹わんちゃん』のクルエラ・ド・ビル。邪悪さがにじみ出ていて、悪としての深みがある部分が好きです。

――彼らのようなヴィランの魅力とは一体何でしょうか?

彼らは、どこか傷を負っている部分があると思うんです。例えば、裏切られたり、疎外されたりというような。だから、彼らの悪事の根底は"悪いことをしてやろう"という単純なものではなく、彼らなりの意見や、行動の理由が背景にあるんです。その部分のドラマに、人々は魅了されるのではないでしょうか。

それに私は、実は誰もがヴィランの要素を持っていて、普段はそれを抑え込んでいるのだと考えています。でもヴィランなら、その必要がありませんよね。だからこそ、彼らの人生は楽しいのではないかと思います。そこも魅力の一つですね。

ディセンダント

――『ディセンダント2』が前作と比べてパワーアップした点や見どころなどを教えてください。

前作に出ていたキャストたちの頑張りの姿勢もすごいものがありましたし、新しく入ってきたキャストもわくわくするような新鮮なエネルギーを持ち込んでくれました。今回の作品で言うなれば、マルには『リトル・マーメイド』のアースラの娘ウーマが、ジェイにはフック船長の息子ハリーが対立関係にあることによって、張り合う意識や競争心が生まれ、さらにドラマ性が深まったと思います。

マル&ウーマ

――監督の仕事をするために欠かせないものは何ですか? また、振付師との兼任をされていますが、どのように切り替えていらっしゃるのでしょうか?

監督の仕事で重要なのは、一つの場面に対して、起こっている状況の理由や、その中心にはどのような意味が隠されているのかを知ることです。楽しい部分としては、それをどう実現するか考えて人を動かすことですね。監督と振付の兼業についてですが、いつも自分の中に二人の人物が存在している感覚です。監督を務めている時には振付師の私が、振付師を務めている時には監督の私が、すぐ側、自分の肩のあたりにいるんです。

『ディセンダント2』稽古場

――ファンの声が『ディセンダント2』を作り上げたといっても過言ではありませんが、現代のようにファンの声がSNSなどでダイレクトに届く状況についてどう思われますか?

私自身、日本からのフォロワーも多く、たくさんの人から愛に溢れたコメントや応援をもらい、嬉しく思っています。なので、インターネットやSNSは好きなのですが、同時に影響力の強い、怖いものであるとも感じます。そのような中で、見た人全員が納得するものを作ることはできませんが、何が必要とされているかは察知できているつもりです。

――素敵なオリジナル曲が今回もたくさん登場しますが、こうしたナンバーはどのように作られていくのでしょうか?

まずは脚本家と私とディズニー・チャンネルの音楽部門の方々と一緒に、脚本を読み込むことから始めていきます。全ての音楽は物語を前に進めていくものでなくてはいけないので、物語がそこで止まってしまわないように、この曲には何が必要か、何を含めるべきかを作詞家、作曲家と共有するようにしています。今回の曲はどれも素晴らしくて、バラードも、バトルソングもフィナーレも全部お気に入りです。

『ディセンダント』撮影風景

――オルテガ監督は物事を最後まで楽しんでやり遂げていらっしゃいますが、その秘訣は何ですか?

私は幸運に恵まれているのだと思います。ディズニーをはじめ、ジーン・ケリーやマイケル・ジャクソンなど、多くの人や組織との出会いから学び、影響され、指導を受けました。そして、それに対して毎日感謝していますし、学んだことを守り続けています。本作について言うと、たくさんのスタッフがいる体制で撮影が進められており、そのチームワークの良さが私の強みだと言えますね。

――ズバリ、『ディセンダント3』は製作されるのでしょうか?

(ニッコリ笑って)多分。すべてはファンの皆さんの反響次第ですね。

オルテガ監督

『ディセンダント2』


『ディセンダント2』は10月21日(土)19:30~21:30他よりディズニー・チャンネルにて放送。

Photo:
ケニー・オルテガ監督
『ディセンダント2』
©Disney

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