幾度もよみがえるほど人気!『24 -TWENTY FOUR- レガシー』『プリズン・ブレイク シーズン5』小山力也&鈴木達央&東地宏樹インタビュー

海外ドラマの双璧として今なおファンを魅了し続ける大ヒットリアルタイム・サスペンス『24 -TWENTY FOUR-』と、伝説のタイムリミット・サスペンス『プリズン・ブレイク』の2作品が待望の再始動となり、ブルーレイ&DVDも好評リリース中。さらにFOXチャンネルでは、『24 -TWENTY FOUR- レガシー』の吹替版が8月27日(日)12:00より全話一挙放送される。

この吹替版の制作を記念し、『24 -TWENTY FOUR-』(以下『24』)からジャック・バウアー役の小山力也さん、最新作『24 -TWENTY FOUR- レガシー』(以下『レガシー』)から新主人公エリック・カーター役に抜擢された鈴木達央さん、『プリズン・ブレイク シーズン5』からはマイケル・スコフィールド役の東地宏樹さんという3人を直撃! 懐かしい思い出や収録の裏話、新作について語ってもらった。

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――『24』シリーズと『プリズン・ブレイク』シリーズが揃ってのインタビューというのは珍しいですね。

東地:力也さんとは両シリーズの最初の頃にコラボのCMをやっていましたよね。

小山:やってたね。

東地:昔からこの2作品は共通の動きがあったんですよ。ただ、合同のイベント(※今年7月24日に開催された『24 -TWENTY FOUR- レガシー』『プリズン・ブレイク シーズン5』のトーク付き試写会)は初めてなので、不思議な感じはしますけどね(笑)

鈴木:僕の場合、『24』はずっと力也さんがジャック・バウアーとして吹替をされていた力強い作品だったので、『レガシー』でエリックの声を吹替させて頂いて、力也さんがこれまで作り上げてきたものとはまた違った『24』という形を一つだけでも打ち出すことができたのかなと思っていました。だから、こうやってご一緒できるのは光栄です。『プリズン・ブレイク』とはそういったコラボがあったりして、自分も以前から知っていたので、ありがたいなという気持ちが大きいですね。

東地:コラボも、『24』のレンタルに『プリズン・ブレイク』のシーズン1第1話が特別収録されたところからスタートしているので、連帯感みたいなものはありますね。『24』がヒットしたおかげで『プリズン・ブレイク』もヒットしたということもあるので、同時期でそういうことがあったというのは、すごく思い出深いです。

小山:僕にとっての『24』は終わったものだと思っていましたのでね。こういう場所に呼んで頂いて嬉しいです(笑)

――今回も両シリーズのコラボCMが作られて、小山さんと、ジャックのモノマネでおなじみの、どきどきキャンプの岸学さんがナレーションをされていましたね。両シリーズが再び作られたことへの反響の実感はありましたか?

小山:いろいろとやって頂けるのは本当にありがたいですよね。

東地:『プリズン・ブレイク』のファンだという人が声優さんの中にもいらっしゃったりするんですよね。シーズン5をやるという話になって、しかもファンの人がその後に声優さんになっていたりするので、そういう方たちと一緒に収録するのはなんだか不思議な感じがしました。シーズン5で新たに登場するキャラクターを担当した声優さんも、みんな過去のシーズンを見ていた人たちだったので連帯感がありましたね。こっちはこっちで、あまりにも久しぶりなので、以前からのキャラクター通りにできるのかとお互いに心配していました(笑) 実際に収録が始まれば心配することはなかったですけどね。終わったはずのものを、もう一度やらせてもらえるというのはありがたくもあり、少し不安でもありました。

鈴木:『レガシー』では主役がジャックから代わるということで、大きな驚きがありましたね。最初にボイステストで呼んで頂いて、エリックに声を当てたんですが、その時には純粋に楽しくて、すごく珍しい経験をさせてもらったなと思いつつ、まさか本当に役をもらえるとは思っていなかったんですよ。
実際の収録では、力也さんと過去に共演されたキャストの方も多数出演されていたんです。今回だと、主要キャストでは山像かおりさん、土師孝也さん、加瀬康之さん、演出では神尾(千春)さん(※『24』全シリーズの吹替版を担当する演出家)といった方から、『24』ってこうだったんだよとか、力也さんはこうだったとか、こんな風にやっていたとかとか、当時のことも交えていろいろな話をうかがいました(笑) ファミリーに入れて頂いたという印象が強かったですね。

小山:本当ですか!? 僕、現場で一番バタバタして、ご迷惑かけていたんですよ(笑)

鈴木:その話をうかがって、身が引き締まりました。まさに同じように戦っていたと、どなたも同じようにおっしゃっていたんです。それがすごく心強くもあり、そこまで戦えるのかというシリーズに対する高揚感もありました。自分がそれまで見えていなかった吹替現場の方々の背中みたいなものを、すごく感じられる場所でしたね。力也さんが苦労されていたというお話を聞いたので、自分だったら何ができるのか、もっと悩まなきゃ、もっと考えなきゃというのはありました。収録では一日に複数話を収録することもあったんですけど、その時はロビーのソファーで動けなくなっていました(笑) 本当にその日の集中力を全部使い切っていましたね。収録が終わったら、みんなと乾杯しなきゃやってられねえ!という状態でした(笑) 本当に濃密な時間を過ごさせて頂きました。本当にみなさんの懐の深さのおかげですね。周りからも「楽しみにしているね」といったお言葉を頂戴していたので、それに対して何ができるのかなとは思っていました。

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――『レガシー』で新主人公の声を鈴木さんが担当されるという時、小山さんは「ぜひ、楽しんで。大変だろうけど頑張ってね」というような話をされたそうですが、その時はどのような心境だったのですか?

小山:新シーズンを新主人公でやるということは知っていたんですが、どなたが声を担当されるのかは全然知らなかったんですよ。だから、鈴木さんからその話をしてくれたので、とても嬉しかったです。こんなことを言うと不遜に聞こえるかもしれませんが、彼で良かったなと思います。僕にない魅力がありますし、自分にとても厳しい人間ですからね。

鈴木:そんなことはないですよ(笑)

小山:本当にそう思いますよ。だから、きっと最後まで素敵な作品になっていると思います。前の作品はそんなに気にしないで、自分の舞台だから、楽しんでやってくださればそれが一番ですね。

――小山さんは今回は吹替としては関わっていらっしゃいませんが、新シーズンが製作されると知っていかがでした?

小山:完結したもので、今さら自分が出る幕はないと思っていました。でも、やっぱり新しく作られると聞いて嬉しかったですね。新しいものがどんな作品なのか見させて頂きましたけど、これから先も新しい関連作品が作られたら全て見させて頂けると思っています(笑)

東地:ここで念を押しておかないと(笑)

小山:そうじゃないと、これからまた作るかもしれないCMのナレーションへも力の入り方が違うのでね(笑) 楽しみにしています。

一同:(笑)

小山:『レガシー』の声優さんの中には、『プリズン・ブレイク』で吹替されている方、『24』に長く出ていらっしゃった方もいますよね。良いチームになっているんだろうなと思います。『プリズン・ブレイク』の人たちとは、『24』との合同の打ち上げでご一緒したことがありましたから。

東地:ありましたね。

小山:どっちもファイナルですよ!という打ち上げがあったんですよ。みんなで集まったのって、その時が最初で最後でしたね。

――今回の合同の打ち上げでは、小山さんをお呼びしないといけませんね(笑)

小山:お金を払いますからぜひ呼んでください(笑)

東地:(笑)

鈴木:その合同打ち上げはハンパなさそう(笑)

小山:それはともかく、僕にとっても忘れられない作品ですから、こうやってまた新たに続くというのは本当に嬉しいですね。

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――『プリズン・ブレイク シーズン5』の内容については、どのような印象を持たれましたか?

東地:『プリズン・ブレイク』はシーズン4でマイケルが死んでいたので、そこからまた始まるというのはどういうことなのかという疑問はあったんですよ。

小山:『24』も死んだはずの人が結構生き返っているんですよ。「あなた、死んだでしょ!」という人がいるんだよね(笑)

東地:そうなんですか?(笑) そういうこともあるから、亡骸の有無というのは重要なのかもしれませんね。『24』だと、復活する人の死体が出てきたりはないんじゃないですか? そうしたら何回でもよみがえることができるのかなと思います。実は『プリズン・ブレイク』の吹替をしながらも、限界があるということは声優陣の間で話していたんですよ。刑務所に入ったり出たりを繰り返していたので、このまま続いていったらどうなるんだろうと思っていたらシーズン4で終わったので、「良い終わり方だったね」とみんなで言っていたんです。なので、また始まると言われてビックリしたんですけど、いざ声優陣が集まってみてシーズン5の内容を知ると、やっぱりやるだけの価値があるなと思いました。そこまでシナリオを練ったんだなと、自信を持って本国の人たちが作ったんだなと思いましたね。本国の気概を感じて、こっちもそれに意気を感じて楽しく仕事ができました。だから、ありがたいの一言です。

――たしかに、マイケルが死んでいなかった理由はかなり考えられているなと思いました。

東地:ちゃんと練られていましたよね。本当にホッとしました。

――『レガシー』でもトニー・アルメイダの復活がありましたね。

鈴木:『レガシー』の収録を始めて、トニーが出てくるという話になった時に「あれ?」とみんなで話していたんです(笑) それでいろいろと調べてみると、トニーがどういう風に刑務所にいたのかとか、そこからまた脱走したといった、ちょっとしたサイドストーリーもあるんですよね。トニーの声を担当する土田大さんも「久しぶりだよ!」と言いながらも、「あの頃がまた戻ってくると思うと、ちょっと怖いんだけどな」と演じられていました(笑) ただ、「やっぱり懐かしいな」と楽しんでいらっしゃいましたね。それに、「やっぱり新しいシーズンなんだね。『24』は『24』だけど、レガシー(「遺産」の意)というタイトル通りなんだね」とおっしゃってくださったのがすごく印象的でした。ジャックがいた頃のそういった匂いは随所にほのかに香っていたんですけど、トニーという大きな存在が関わってくるとこんなにも雰囲気というか、息吹のような流れが変わるのかとすごく感じました。

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――小山さんとしては、トニーが出るならジャックも出ないのか?という思いはありませんでした?

小山:そういうことはなるべく考えないようにしているんですよ。やっと振り切ったのに、蒸し返さないでください(笑)

一同:(笑)

小山:そりゃもちろんトニーが出れば面白いですよ。もっといろいろなキャラクターが出てもいいんじゃないかとも思いますね。この先もいろいろと考えているんじゃないんでしょうか。

――米FOXの社長が『レガシー』復活の可能性はゼロではないと発言したほか、『24』シリーズの別企画も検討中と報じられています。いつかジャックとエリックが共演なんてこともあるかもしれませんね。

鈴木:何があるか分からないですからね(笑) これまでのようなウルトラCみたいなことが起こると、もう何が起きてもそんなに動揺はしないと正直思います。長いシリーズだからこその悩みだったりとか、縛りだったりとかがあるからこそ、起こることもあるんだなと吹き替えていて感じました。今回もやっていていろいろと分かったので、そういったものは力也さんが覚悟されているように、俺も覚悟しといた方が良いなと思っています。

小山:いやいや、まだ始まったばかりですからね(笑) でも、現在進行形というのは嬉しいですよ。作品について、自分が過去にこれをやりましたというだけじゃなく、現在もまだ続いているというのは本当に嬉しいですね。

――以前、東地さんと鈴木さんには収録中にインタビューさせて頂きましたが、収録を終えてキャストやスタッフの方とどのようなことを話されましたか?

東地:最近はネットが発展しているから、現地アメリカの情報がすぐに入ってくるじゃないですか。だから、『プリズン・ブレイク』のシーズン5が終わった後、オリジナルキャストたちは「次のシーズンを作りたい」と乗り気だけど、製作総指揮者のポール・シェアリングさんは「それはありえない。考えられない」というようなことを言っていたのを知っていたんです。それもあってシーズン5のクオリティが少し心配だったんですけど、最初から最後までちゃんとしていて嬉しかったです。あと、「字幕版と吹替え版が同時配信でないのが残念」という声も耳にしました。字幕版が先に配信されても我慢して見ないという吹替ファンがいらっしゃると聞いて、嬉しいなと思いました。それだけ好きな人がいる作品なんだなと。本当にありがたいですね。

鈴木:ビッグタイトルなので、僕らのところにも毎週のように、アメリカでの視聴者数といった作品の関連情報が入っていました。打ち上げが終わった1週間後くらいにシーズン2はないと聞いてガッカリはしたんですけど、それでもスタッフやボイスキャストのみなさんが温かく迎えてくださったこともあって、自分の中で『レガシー』のエリックとしてできることは、とりあえずやり尽したということはありました。そこはもう悔いなくできました。それと、自分としては何も気にせずに収録していたんですけど、ある時、ミキサーの方から、力也さんと音声の波形が一緒だと言われたんです(笑)

一同:えー!?

鈴木:ミキサーの画面上に表示される声の波形の癖が一緒で、ミキサーの方から「何か考えてた?」と聞かれたんですけど、本当に何も考えていなかったんですよね。むしろ、自分も『24』の吹替版を見ていて、それが良い意味でも悪い意味でも印象として残っていたから、なんとかしてそれを自分の中で咀嚼して、エリックとして出さないといけないという葛藤もあったんです。なんだったら、ちょっとズラしてもいいんじゃないかぐらいのことも思っていたんです。だけど、そう考えていたのは最初の3話ぐらいで、以後はこうした雑念も要らないなと思いながらやっているところもあったんですよ。最終的にミキサーさんにそう言われて、驚きと一周回って嬉しさが込み上げました(笑)

東地:波形が一緒とはね(笑)

鈴木:そんなことはありえないと思いましたけどね(笑) こういうことでも『レガシー』のエリックとして何か残せたのかなと思って嬉しかったです。自己満足になっちゃいますけど。

――『レガシー』はシーズン1で一旦終了しますが、『24』として新たな作品が作られる可能性は大いにありますから今後も楽しみですね。

鈴木:そうですね。力也さんもおっしゃっていた通り、どういう形であれ、作品が続いてくれるのはすごく嬉しいことだと思うんですよ。力也さんが長いこと歩まれてきた道に、俺も未熟ながら一歩を残させて頂いたので、『24』としてまた何かやるのであれば、それは嬉しく見届けたいですね。その時は、「俺は『レガシー』の吹替をやったんだぜ。こんなシリーズもあったんだぜ」と言って、ちょっとデカい面をしてやろうと思います(笑)

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■商品情報
・『24 -TWENTY FOUR- レガシー』
 ブルーレイ&DVDリリース中、デジタル配信中
・『プリズン・ブレイク シーズン5』
 ブルーレイ&DVDリリース中、デジタル配信中
発売・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

■放送情報
・『24 -TWENTY FOUR- レガシー』(二ヶ国語版)
FOXにて8月27日(日)12:00より全話一挙放送

Photo:
(左より)小山力也さん、鈴木達央さん、東地宏樹さん
『24 -TWENTY FOUR- レガシー』
(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
『プリズン・ブレイク』シーズン5
(C)2017 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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ライタープロフィール

豹坂
豹坂

海外ドラマが好きすぎてIT業界から海外ドラマのライターに。海外映像作品の日本語制作で用語監修も手がけています。

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