米TV界で各賞受賞の傑作ドラマ「ブレイキング・バッド」の人気キャラクター、ソウル・グッドマンを主人公にした「ブレイキング・バッド」の前日譚ドラマ

『オクニョ 運命の女(ひと)』スペシャル番組取材レポート

NHK BSプレミアムにて毎週日曜21:00より放送中の、韓国時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督による最新作『オクニョ 運命の女(ひと)』。監獄で生まれ育ち、その知恵と知識、類まれなる身体能力を武器に、幾多の困難に立ち向かっていくヒロイン、オクニョの活躍を描いていく本作も、チョン・ナンジョンとユン・ウォニョンという二人の宿敵とオクニョとの対立構造が浮き彫りとなり、いよいよ序盤の盛り上がりに突入する。そんなタイミングでドラマの魅力を紐解くスペシャル番組が登場。主人公オクニョ役のチン・セヨン、悪女チョン・ナンジョン役のパク・チュミ、オクニョの育ての父チ・チョンドク役のチョン・ウンピョの3人が来日し、撮影の裏話や役作りといったドラマ話から、女優陣は美の秘訣まで語ってくれた。

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3人を迎えるのは渡邊佐和子アナウンサーとやしろ優。番組解説をハマカーンが担当し、ゲストたちを大いに盛り上げた。最初に登場したチン・セヨンの姿に「闘っているイメージとは違う」と、ドラマとは違い現代的な雰囲気のセヨンに驚くやしろと渡邊アナ。そんな彼女たちに「女らしくなろうと頑張ってます」と茶目っ気たっぷりの返答をするセヨン。和やかなムードで始まった中、まずは東京の印象や行きたかった場所を聞きつつ、話題はオクニョの役作りについてへと流れていく。「オクニョのカリスマ性を表現するのに随分と悩んだ」というセヨン。「オクニョは最初は明るく前向きでよく笑う少女。でも大人になるにつれ、何かと事件が起きて追われることが多くなると笑顔でいられなくなる。そうした変化について監督ともよく話し合っていた」そう。「オクニョは男性と戦っても負けないキャラクターだけど、どこかでユン・テウォンに守ってほしいという気持ちもある。そのギャップについてもどう表現するか、いろいろ考えた」と語ってくれた。

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そんな彼女を支えたのが先輩俳優たちだ。チョン・ナンジョン役のパク・チュミとチ・チョンドク役のチョン・ウンピョが登場すると、満面の笑みで二人を迎えるセヨン。清楚な美女ながら本作では徹底した悪女ぶりで存在感を発揮したチュミは、「初めての悪役に葛藤があった」と語りつつ、韓国三大悪女の一人であるナンジョンを演じる醍醐味や、その役作りのための細かい演技プランまで惜しみなく語り、ナンジョンに成りきってのVTRフリまで披露するなど大サービス。そんなナンジョンの悪女ぶりをまとめたVTRを見ながらウンピョが「悪い女だ」とつぶやくと、チュミ自身も「本当に悪だわ......」としみじみ。ドラマの中では敵対する関係のセヨンも、「ドラマの中で私を叩くシーンでも、気持ちが優しい方だから強く叩けないんです」と、素顔のチュミの魅力を語る。一方ウンピョは、チュミの全身全霊の演技を絶賛。自分自身が役に入り込むタイプのため、チョンドクにとって娘同然のオクニョをいじめるナンジョン役のチュミには好感を持てなかったそうで、「撮影中はあまり仲良くしませんでした。怖くて......」と笑わせつつ、「綺麗で優しそうな人が悪役を演じたものだから一層インパクトがあった」と語っていた。
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撮影が終わったからか、この日は和やかムードでちょっと漫才コンビのノリもあったチョン・ウンピョとパク・チュミ

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カチェを知り尽くしたパク・チュミがやしろ優の試着をサポート

朝鮮王朝が舞台の本作ではその衣装も魅力のひとつだが、このスペシャル番組では劇中でチュミらが着用したものと同じタイプのカツラも登場。カチェと呼ばれるこのカツラ、チュミが使用したものは5kgほどもあるとのことで、その重さに一同ビックリ。チュミ自ら手伝い、試しにやしろがカチェをつけると、その重さに真っ直ぐ前を向けない状態に。それであれだけ毅然とした演技をしていた女優魂にやしろも感動していた。そんなやしろを見ながら、思いがけずカチェが似合ったその姿を『オクニョ』出演陣も絶賛。そこから女優陣はチマチョゴリ話で盛り上がり、真夏の撮影の苦労を語りつつ、互いのチョゴリ姿を褒め合っていた。

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場をパッと明るくする美人女優たち

美人女優が二人も揃っているということで、話は美容関係にも及び、それぞれの美肌の秘訣も披露。セヨンは「保湿スプレーとフェイスパックと自家製のレモン水」だと言い、チュミは「常に努力していないと良い状態が保てないので、肌の状態に合わせてパックを変えている」と語る。さらに「よく眠ってストレスを解放する」など、外側だけでなく内側からのケアも大事だと語った。そんな二人に対し、ウンピョは「自然に老いていこうと努力している」と笑わせる。

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ユン・テウォン、ソン・ジホン、明宗のイケメン3人が見参(?)

劇中に登場するイケメン談義になると、セヨンもチュミもそれぞれの視点でお気に入りの男性キャラをチョイス。VTRを見ながら、モテモテのオクニョを演じたセヨンに「いいわね。みんながあなたを巡って争ってくれて。私のためには誰も争ってくれなかったから羨ましい」とからかうチュミ。そんな中、少々不満顔だったのがウンピョ。イケメン3人の中に自分が入ってなかったことを不服とし、「あえて言えば2番目くらいのイケメン」と自ら立候補してチョンドクの魅力をアピールしたVTRを披露した。

常に周囲を笑わせ、セヨンにも父親のように慕われているウンピョはどこに行ってもムードメイカー。撮影中も多くのアドリブを披露していたとセヨンも話していたが、そのアドリブについて独自のこだわりを語るウンピョ。「好き勝手にアドリブをするのではなく、脚本を読み込み、あくまで脚本にある中で工夫すること。脚本家が平面的に書いたものを立体的に表現するためにアドリブをする」と言い、その場で実演してみせる。さすがにその辺りはベテラン俳優の風格を見せていた。
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神がかりになる時の演技のコツをユーモアたっぷりに実演するなど、終始笑いを誘っていたチョン・ウンピョ
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こうした頼もしい先輩の存在があったからこそ、大変な撮影を乗り越えられたと語るセヨン。演技やアドリブについても細やかにアドバイスをくれたウンピョを「心の中のナンバー1イケメン」と語り、一緒のシーンは意外と少ないというチュミに対しても「本読みなどで顔を合わせるといつも、頑張れと励ましてくれた」と先輩たちの心配りに大いに感謝していた。

そんな彼らのチームワークの良さもあり、収録は予定より早く進行。疲れも見せず、3人でフォローし合う出演者たち。そんなところにも『オクニョ』の面白さの秘訣が隠されているような気がした。
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写真撮影中もリラックスムードの3人

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番組収録の合間に、みんなでハイ・チーズ!

『オクニョ 運命の女(ひと)』はNHK BSプレミアムにて毎週日曜21:00より放送中。
番組公式サイトはこちら
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Photo:
『オクニョ 運命の女(ひと)』
(C)NHK
© 2016MBC

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ライタープロフィール

幕田千宏
幕田千宏

好きなものはとことんディープにがモットーの映画・海外ドラマライター。

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