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『フラーハウス』シーズン2 直撃インタビュー:ボブ・サゲット、デイヴ・クーリエ編

大人気ファミリードラマ『フルハウス』のその後を描き、配信開始と共に大ヒットとなったNetflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』。12月5日(月)には、シーズン2の配信を記念して、キャストも来日。ジャパンプレミアイベント『"タナー・ファミリー"と一緒にクリスマスパーティー!』も開催された。

そんなイベントの翌日、キャンディス・キャメロン・ブレ(D.J.役)、ジョディ・スウィーティン(ステファニー役)、アンドレア・バーバー(キミー役)の3人のインタビューに続き、ボブ・サゲット(ダニー役)とデイヴ・クーリエ(ジョーイ役)の二人に直撃インタビュー! 作品に対する思いや、最新シーズンについてなど、色々と語ってもらった。

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――『フルハウス』という大ヒット作の続編をつくることについて、どう思いましたか?

デイヴ:1987年から始まって、番組が終わっても再放送が絶え間なく行われていたので、放送が途絶えたことがないんだよね。そうやっていく中で、ファンもどんどん増えてきたし、今では次の世代のファンが付いたんだ。昔、子どもの頃に見ていた親世代が、今度は自分の子どもたちと一緒に家族で見るようになってるね。ただ、『フラーハウス』で描いている価値観というのは、『フルハウス』と全く変わってなくて、家族、愛、そして結束することがいかに大事かということなんだ。

ボブ:各エピソードごとにちょっとした道徳的なことがあるんだよね。家の中に馬を持ち込むなとか、セメント・トラックをキッチンの中に乱入させるなとか、今のは冗談だよ(笑)これだけ何十年も続くというのは、なかなか無いことだと思うよ。『スター・トレック』ぐらいじゃないかな。こっちはシットコムだからね、若い女の子たちに向けたものとして、同じオリジナルキャストを揃えてのリブートで『ギルモア・ガールズ』もあるけど、『フルハウス』の方が先だと思うよ。

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僕も、信じられない気持ちで、自分の頬をつねってしまうくらいなんだ。自分の体をつねるのが好きなんだけどね(笑)製作総指揮をしているジェフ・フランクリンも信じられないねって言ってたよ。こうやって同じワーナー・ブラザースのスタジオで、昔のセットを再現して、こうやって実際に撮影していることは、本当に僕らも信じられないんだ。『フラーハウス』では、僕らの出演はシーズンごとに数エピソード程度だけどね。でも、シーズン2はデイヴがクリスマスエピソードを監督しているし、とにかく、ミラクルだと思ってるよ。『フラーハウス』が立ち上がるまでに10年間かかったけど、ジョン・ステイモス、製作総指揮のジェフ・フランクリン、プロデューサーのロバート・ボイエットたちと、しかるべき形で再現すべく、よくここまで頑張ってくれたと思うね。こうやって作品をひっさげて日本にやってこられたことと、こんなに大勢の愛を勝ち得たことを、本当に奇跡だと思ってるよ。

――D.J.たちが、『フルハウス』で演じていた自分たち大人の立場になったことを、どう感じていますか?

ボブ:ジェシー、ダニー、ジョーイ、ベッキーたちである我々は、いわゆるオリジナルの"レガシーキャスト"と言われているんだ。バトンタッチという意識ではいるよ。今、主役である彼女たち、D.J.、ステファニー、キミーたちを見ていると、プロ根性とテクニックがちゃんとしている子たちなので、本当に上手いことやってくれていると思うね。そして、少しずつ、レガシーキャストの特徴をちゃんと受け継いでいるんだ。D.J.ってやっぱりダニーの娘だし、ステファニーはジェシーおじさん的な我が道を行ってどうしようと悩んでいて、気の強い女性なんだけど悩んでいる感じ。そして、キミーはジョーイおじさんと同じようなボケ役をやっていると。ちゃんと一人一人の特徴を受け継いでいると思うよ。それが上手いこといっていて、だからこそ、今回、来日させてもらえたんじゃないかと思うんだ。

まあ、世代交代だよね。『フラーハウス』は彼女たちのショーだから。こういう作品を、「もうやり尽くしたし、もう一回蒸し返すのはイヤだ」と嫌がる俳優もいるけど。僕はノーとは言えなかったよ。だって、みんながこれだけ愛してくれて、そのおかげで僕はキャリアを順調に積めたし、そういうシリーズに対してはノーとは言えないよね。

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デイヴ:女の子たち3人は、前よりもコメディが上手くなったよね。

ボブ:俺たちよりも上手かったか?(笑)

デイヴ:コメディエンヌとして彼女たちは成長したと思うよ。体を張った演技もレベルアップしてるし、子どもの頃なら、ためらったであろうジェスチャーとかアクションに対して、果敢に挑戦しているんだ。これは、彼女たち自身に、自信がついたというのもあるだろうね。それに、3人とも現実に子どもを持った母親なわけで、母親業の中で培った大胆不敵さというものが結構スクリーンに、にじみ出ているね。

――『フラーハウス』のような良質なシットコムを作り上げるコツは何でしょう?

デイヴ:『フラーハウス』の秘密は、『フルハウス』もそうだと思うんだけど、あえて言うならキャスト同士の相性だね。これは作れる物ではないので、あるかないかのどっちかなんだ。それがたぶん、このシリーズにおいては魔法の要素だと思うんだ。それと、この番組において独特というかユニークなのは、家族の問題とかをちゃんと扱っていることだね。今、多くのテレビ番組って、とってもシニカルで、とっても暴力的だろ。そういう番組が横行する中で、『フラーハウス』を見ると、心休まるというか、ホッとできるというか、そういう存在なんだと思うよ。

ボブ:脚本のおかげだね。シーズン1はキャラクターがちょっと2次元的な描写だったよね。ダニーはきれい好きでやたらハグするおじさん、ジョーイがボケ役で、ジェシーおじさんは『ハッピーデイズ』(※1970年代にアメリカで放送された青春コメディ)のフォンジー的なクールなおじちゃんというね。そこが、シーズン2で、ようやくドラマ性が出てくるというか、どんなドラマでもそうなんだけど、シーズン1は方向性を見つけるのに精いっぱいになっちゃうんだよ。

あと、『フラーハウス』の場合はオリジナルへのオマージュ的な要素もひととおり制覇しなければいけないからね。シーズン1はそういう位置づけというか、ファンのためのシーズン1だったわけだけど。そこからだいぶ発展してきて、だからこそこうやって自信を持って、シーズン2をプロモーションできるんだ。より良くなってるし、笑いも結構取れていると思うよ。そういうドラマ性が出てきて、それぞれ女の子3人がこれからどうしていくか、ストーリーがちゃんと浮き出てきたので、ファンはきっとそれを歓迎してくれるんじゃないかと思うな。それと、昔は1話の尺が21分だったけど、今はCMが無いから33分とかに出来るわけだし、シンジケーションといって、他の放送局で放送するまでに10年かかったわけだけど、今はNetflixだから同時配信できるとか、そうやって放送の形も変わってきたこともあるね。

――シーズン2の見どころは?

デイヴ:僕たち以外にも『フルハウス』のオリジナルキャストがカメオ出演することと、娘たち3人がどうなるかだね。D.J.がマットとスティーヴの間で、どっちを選ぶかという問題があって、そういうストーリーも展開するよ。ステファニーも恋愛があって、キミーの弟のジミー・ギブラーという男の子との恋愛もあるね。キミーとフェルナンドが離婚したカップルとしてどうやっていくかというのも見ものだと思うよ。それにサプライズゲストも楽しみとしてあるんだ。それから感謝祭のエピソードではジョーイの奥さんと4人の子どもたちが登場するけど、これはきっと楽しんでもらえると思うよ。

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ボブ:ダニーも色々と楽しみがあるというか、感謝祭のエピソードだったかな、中年の危機を迎えるんだ。中年にしてはちょっと年齢を重ねすぎてるけどね(笑)結局、人生で何をやってきたんだろうという、映画『素晴らしき哉、人生!』の主役ベイリーのような局面に、さしかかるわけなんだ。これは結構キャラクターとして演じることに、やりがいを感じたね。

――『フラーハウス』になって、ダニーはどう変わりましたか?

ボブ:ダニーの場合は、例えれば『ハッピーデイズ』の主役リッチー・カニンガムの役どころというか、真面目なキャラクターなんだよね。多少は神経質だけど、ダニーのポイントって、とにかく潔癖というところだったわけだけど、それを孫のマックスと、娘のD.J.が引き継いでいるわけだよね。ダニーは自分の人としての居場所を探していて、かつ、僕もそうなんだけど、あっという間に60歳になって、いつの間にかこんな年を取ったと、ちょっとポカンとしているんだ。これはダニーも一緒なんだよ。

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――ジョーイの口癖の「カット・イット・アウト(Cut it out.)」はどういう時に使えばいいのでしょう?

デイヴ:何にでも使える多目的な用語なんだ。例えば、「ボブ、インタビュー中にお前は話しが長いからカットしてくれ」とかにも使えるね(笑)

ボブ:(笑)

デイヴ:それ以外にも、さっきからボブが「トイレに行きたいのを我慢している」と言ってるんだけど(笑)「そういう冗談はよせ」とか、「そろそろトイレに行けとか」という意味合いでも使えるんだ。文字通りにも使えることがあって、臓器が悪くなっているから切り取れという意味でも使える実用的な用語でもあるんだよ。もちろん今のは冗談だけどね(笑)

――撮影の合間などに、キャストのみなさんはどんな話しをしているんですか?

ボブ:昔は彼女たちが子どもだったから、大人たちの内輪だけで盛り上がったりして、子どもたちにバレないようにごまかしながら、ふざけ合ったりしてたけどね。今は、みんなが大人になったので、平等にじゃれ合ったり、冗談を言い合ったりしてるけど、それでもジョークの中身は9歳児のレベルだね(笑)例えば、撮影でNGとかあるじゃないですか。そういう時って、だいたいデイヴがおならをする時で、みんなが臭いと逃げていくんだよ(笑)

デイヴ:しょうがないじゃん。毒なんだから外に出さないとね(笑)

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ボブ:ユーモアと言えばそういう感じだね。観客の前でそんなNGを出すんだよ(笑)本当に9歳児のユーモアなんだよね(笑)でも、今や彼女たちも40代にさしかかってるから、むしろ、彼女たちのほうが大人で、僕らは子どものまんまなんで、ちょっと逆転してしまっているんだけどね(笑)それから、彼女たちが人生の上で悩みがあったりとか、こんな面白いことがあったよとか、プライペーとなことも、どんどん共有しているね。撮影中のセットでも、そうやってお互いの情報というか、人生を共有していて、僕らは友達なんだよ。

――最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。

デイヴ:みなさんが、ずっと昔から愛してきたおなじみのキャラクター、おなじみのショーのリブートです。このシリーズは同じ価値観を継承しています。そして、『フルハウス』よりも笑えると思いますよ。

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ボブ:やっぱり『フラーハウス』の面白いところは、いわゆる地上波ネットワーク系の放送局とは違って、今度はNetflixだから、検閲がないんだよね。だから、わりと自由な幅はあるんだ。もちろん、自己検閲的に良識を働かせてセリフは調整してるけどね。だから、6歳児が聞いちゃいけないようなことは入れてないけど、それでもちょっと大人向けのジョークを入れたりしているんだ。そういうのを見ると、お父さんがね、「これだったら子どもと見ても面白いかな」という風に思ってくれると思うんだ。それと、テーマはやっぱり変わらない、人の尊厳であったり、愛であったりだと思う作品だよ。

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『フラーハウス』シーズン1と2はNetflixにて配信中。

Photo:『フラーハウス』
©Michael Yarish/Netflix

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ライタープロフィール

豹坂
豹坂

海外ドラマが好きすぎてIT業界から海外ドラマのライターに。海外映像作品の日本語制作で用語監修も手がけています。

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