FOXクラシック名作ドラマで蘇る伝説のドラマ『X-ファイル』! モルダー役・小杉十郎太&スカリー役・相沢恵子に突撃インタビュー

1993年から2002年にかけて、9シーズンに渡り放送された大人気ドラマ『X-ファイル』。海外ドラマファンにとっては見逃せないあの超大ヒット作が、FOXクラシック名作ドラマで8月4日(火)20:00より放送スタートすることを記念して、本作の主役であるモルダー捜査官(デヴィッド・ドゥカヴニー)の吹替を担当した小杉十郎太と、その相棒スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン)役の吹替を担当した相沢恵子の二人が、当時のエピソードを交えつつ本作の魅力を大いに語ってくれた。

『X-ファイル』モルダー役・小杉十郎太さん&スカリー役・相沢恵子さん

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――長きに渡って愛されている『X-ファイル』という作品について、お二人から見た魅力を教えてください。

小杉:まず『X-ファイル』というタイトル自体に興味を持ちました。そして"解決不可能な事件"、これは面白いなと思いましたね。もちろん作品によって違いますけど、それまでのドラマは一話完結にせよ、続くにせよ、どこかで終わるじゃないですか。けれども『X-ファイル』には「よし、謎は解けた!」ってことがないので、モルダーとスカリーと一緒になって謎解きをしていくような、そういう面白さを感じましたね。あと、個人的にいえば地球外生命体、いわゆる宇宙人にとても興味があったので(笑)。ストーリーもとても面白いですし、魅力はいっぱいあります!

相沢:もし日本でこういう感じの作品を作ったら「信じられない!」ってなるようなことも、なぜかアメリカで作られると「もしかしたら本当なんじゃないか...」って思えるんです。つっこみどころもいっぱいあるし、荒唐無稽な話も出てくるんですけど、それを映画のようにすごく丁寧に作っているので、観ている間は信じさせてもらえる。それが魅力なのかなと。20年も前の作品だと特撮も古臭く見えたりしますけど、『X-ファイル』は今の時代に流しても見劣りしないというか、もしかしたら今の作品よりもいいかもしれない。すごく丁寧に作っているということが、何十年経ってもテレビで流せるっていうところにつながっているのかなという感じがします。アフレコをやっている時には、台本をもらってきて一番最初に観られますよね、一視聴者としてはそういう楽しみもありましたね。

『X-ファイル』モルダー役・小杉十郎太さん&スカリー役・相沢恵子さん

――モルダーとスカリーというキャラクターそれぞれの魅力、面白さについて、ご自身が演じていて感じたことを教えてください。

小杉:モルダーの第一印象は正直、「変な奴だなぁ」と。当時、シリーズが始まった頃にオタクという言葉があったか記憶が定かじゃないですけど、本当にオタクっぽいといいますか、まわりとのコミュニケーションも取らないですし。昔の話なのでもう話してもいいかと思うんですけど、僕がモルダーをやるに際して、一番最初のアフレコ前に、ディレクターの方から「あんまり演技しないで、芝居をしようと思わないでやってください」って言われたんです。「芝居をしないでモルダーになるって...。俺、ドゥカヴニーじゃないしどうしよう」って困っちゃって(笑)。だから僕なりに目指していたのは、外側だけのオタクっぽさではなくて、モルダーの内面から出てくるものを、セリフの言い方などから出せればいいなと思っていました。それで、やっているうちにだんだんモルダーらしさが僕の中に浸食してきて、僕とモルダーの距離が近づいたんじゃないかと。彼の魅力というと、まず全然飾らない、気取らないところ。まわりからどう思われてもまったく気にしない。そして、探究心も非常にありますね。あと、これはあまり魅力と言えるかわからないですけど、女性に興味がない。そういうのをひっくるめた全体的な人間臭さ、そういうところが魅力なんじゃないかと思います。

相沢:スカリーは、根本的な部分で母性本能が強いです。そんなに表情が豊かなわけじゃないし、頭もすごく良いんですが、根っこのところにそれがあるから"冷たい人"とか"嫌な女の人"にならないんだと思います。モルダーみたいな人にも時には母のようになってみたりと、基本的に彼のことをすごく信用していますね。まわりの人はモルダーをバカにしているところがありますけど、見下したり、「なんだこいつ」っていうのはスカリーは最初からなかったですね。信じなかったり呆れたりっていうのはありますけど...(笑)。あと、自分が体験して信じられたことは受け入れる、心が柔軟な人なんだなと思います。モルダーとは二人でひとつみたいな感じで、モルダーじゃなかったら弱いところを見せられないと思いますね。シーズンを重ねていくごとにそういうところも見せられるのかなって。それと、あの時代のアメリカのドラマに出てくる、背が高くて~って感じではなく、こういうタイプの女性キャラクターがアメリカにいたんだ!っていうのも新鮮でした。

『X-ファイル』モルダー役・小杉十郎太さん&スカリー役・相沢恵子さん

――男女のコンビが犯罪捜査をするドラマは数多くありますが、その中でも『X-ファイル』ならではの面白さはどういうところでしょう?

小杉:大体のパターンっていうのかな、最初の頃はモルダーがスカリーに話を投げかけると、「バカじゃないの?」となりますよね。最初のうちは言っていることが会話になってないというか、一方通行なんですよね。それがだんだん話が進んでいくうちに、スカリーがモルダーの言うことに対してそれまで全然聞く耳を持たなかったのに、少しずつ耳を貸していく、ちょっとずつ興味を持っていくんですよね。

相沢:途中からは「もう何してんの!」って感じもありましたよね(笑)。

小杉:プライベートな会話も中にはあったと思うんですけど、ほとんど事件に関する会話が多かったです。結構、モルダーは自分の勘とかそういうところに頼るところもあったと思うんですけど、スカリーはきっちりと、証拠や確信するものがなければ信じないということが多かった。そのあたりの男女の会話のちぐはぐさ、それが面白かったんじゃないですかね。シーズン9までやったわけですけど、そうすると時々、二人が同意見の時があって「どうした!? 急に意見があってるじゃんかよ」って思いましたね(笑)。

相沢:モルダーが言ったことを、最初はそれこそ「科学的に説明できないことは~」というところから入っていくんですけど、なんだかんだ言いながらモルダーに振り回されるところも、そのちぐはぐさがあるから面白かったり。それとシリーズを通してよかったのが、アメリカのドラマにありがちな、主人公が最初のうちにくっついて、そして離れたりっていうのがなかったことですね。お互いに好意をもっているのも信頼しているのも、そこに変ないやらしさというのがなく、でも、この二人にはこの二人しかいないんだろうなって思える。捜査でのパートナーと、人間としてのパートナーという立場が話を進めながら変化していくのが不自然じゃなかったですね。

小杉:やっている僕らも、「この二人、結局はどうなるんだろうなぁ」っていう興味はありましたよね。

『X-ファイル』モルダー役・小杉十郎太さん&スカリー役・相沢恵子さん

――今回、FOXCRIMEがFOXクラシック名作ドラマに変わり、その最初のラインナップに『ナイトライダー』、『白バイ野郎ジョン&パンチ』や『アリー my Love』といった名作とともに『X-ファイル』が並ぶことについてはいかがですか?

小杉:非常に光栄ですね。僕も若い頃『ナイトライダー』になんかの役でちょこっと出させてもらったりとか、あと僕は『アリー my Love』でもレギュラーでしたし、『ジョン&パンチ』はよく自宅で観てました。そういう作品のなかに『X-ファイル』が入ったことは、やっていた役者として非常に嬉しいですね!

相沢:同じく、光栄だなっていうか、そういう作品に自分が関われていたっていうのが、本当にものすごく嬉しいのと、ありがたいですね。他の作品は自分が青春時代に観ていたものなので、そこに『X-ファイル』が入れることは嬉しいですね!

――冒頭で個人的に超常現象が大好きだとおっしゃってましたが、ご自身でそういった経験をされたことはありますか?

小杉:これが超常現象と言えるかわからないですけど、僕が小学生4年生ぐらいだったころ、夏休みにキャンプに行ったんですよ。それで寝るときに、窓から見える木の上に隣のおばさんの顔があって、「なんであそこに隣のおばちゃんがいるんだろう」って思いながら寝たんです。それで、キャンプが終わって帰ったら、そのおばさんが亡くなってたんですよ...。

相沢:ちょっと似ているかもしれないですけど、入院していた祖父が亡くなったのと同じ時間に、家で飼っていた犬が鳴いていた、ということがありました。あとから聞いた話で、自分が直接体験したわけじゃないですけど...。

小杉:あと、空を飛んでいる夢は子供の頃によく見ましたね(笑)。

相沢:それは私もあります(笑)

『X-ファイル』モルダー役・小杉十郎太さん&スカリー役・相沢恵子さん

――来年に『X-ファイル』の新作がアメリカで放送されますが、この新作に期待することはなんですか?

小杉:デヴィッド・ドゥカヴニーとジリアン・アンダーソンの二人でやるんですよね? それにしてもまぁ...ずいぶん長いこと『X-ファイル』をやるもんだと(笑)。

相沢:実は解決していないまま終わっていることもいっぱいありましたよね。結構亡くなられた方もいらっしゃいますけど、その辺はどうするんでしょう...?

小杉:二人の関係がどういう設定になっているのかもまだわからないですし、そういった意味では、あの二人が『X-ファイル』というタイトルの下になにをするのかこっちが楽しみですね。

――初めて見る方も、久しぶりに見る方もいると思うんですけど、最後に『X-ファイル』の見どころを一言でお願いします。

小杉:昔、『X-ファイル』を観ていた方も、これから観る方も、一緒に真実を探しに行きましょう! 一言で言うとそんな感じです!

相沢:話の中の真実を探すのを楽しみながら、つっこみながら観て下さい。UFOだったり怪物だったりエイリアンだったりファンタジーだったり...一本の大きな道を中心に、いろいろなものが楽しめると思います!

――どうもありがとうございました!

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2016年 シーズン10 制作決定で話題沸騰中の本作。
『X-ファイル』 シーズン1は、2015年8月より、FOXクラシック名作ドラマにて放送!
放送開始日:8月4日(火)20:00 スタート
放送日時:二ヶ国語 毎週(火)20:00/字幕 毎週(火)23:00

Photo:『X-ファイル』モルダー役・小杉十郎太さん&スカリー役・相沢恵子さん
(C)1993 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved

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