海外TVドラマ『アメリカン・ゴシック 偽りの一族』公式サイト。2017年10月4日(水)DVDリリース&レンタル同時開始。作品情報、DVD発売情報など。予想を覆し続けるジェットコースター・サスペンス!あなたの予測は一話ごとに裏切られる― 犯人は、誰だ。

お疲れ気味のあなたに・・・『私はラブ・リーガル DROP DEAD Diva』に見る"ポジティブ系ドラマ"の条件

「頑張りすぎてる人」を見るのはツラい。
熱意がカラ回りしている場合は、痛々しさすら感じてしまう。
努力しているのに失敗ばかり、一所懸命やっているのに認められない、という経験は誰にもある。それゆえ「けなげに頑張ってる人」を見ると、塩をすり込まれたように心の古傷がうずく。その感じがイヤで「ひたむきに頑張る主人公のドラマ」に苦手意識を持つ人も少なくないのでは?
だからといって、"食わず嫌い"ならぬ"観ず嫌い"はもったいない!
観れば元気になれること請け合い、今もっとも旬なポジティブ系ドラマといえばコレだ!
私はラブ・リーガル DROP DEAD Divaに見る《本当にココロに効くポジティブ系ドラマ》の条件とは!?

『私はラブ・リーガル』

その1:主人公(特に女性)は現実感あるルックスであるべし
「人は見た目か、中身か」は定番の命題。だが、《美人女優を「ブス」に見せかけて「キレイ」になっていくヒロインを演じさせる》といった手合いではダメ。モデルのような容姿で「ブサイク」「モテない」キャラを演じられても感情移入しようがない。ポジティブ系ドラマのヒロインは、そこらの商店街をレジ袋下げて歩いていても違和感ないぐらい、親しみがわくルックスでなければならない。
ブルック・エリオット数年前までは、アグリー・ベティでアメリカ・フェレーラが演じたベティがその好例だったが、いまやニューヒロインが誕生! それが、本コラムイチオシのポジティブ系ドラマ『私はラブ・リーガル DROP DEAD Divaブルック・エリオットが演じるジェーン・ビンガム
元来「ブス」ではないが「超絶美人」なワケでもない。自分との距離をあまり感じさせず、笑顔がかわいく人間的魅力にあふれる女性。見た目にそぐわぬ(?)「ブロンド美人」の記号的しぐさがキュートでコミカル。本当にココロに効くポジティブ系ドラマのヒロインは、ジェーンのように視聴者に自らのコンプレックスをネガティブに意識させず、欠点も個性だと思わせるような人物であることが必須!

その2:逆境にめげず、人生を仕切りなおす物語であるべし
「人生の再出発」はポジティブ系ドラマのスタンダードなテーマ。視聴者は、自分と重ね合わせた主人公が困難に打ち克って羽ばたこうとするのを、応援しながら追体験する。
上司のセクハラで大手法律事務所を辞めたことから始まる『アリーmyラブ』、事故で記憶喪失になり、ビッチな過去の自分と決別しようとする『サマンサWho?』、失恋後、独身男性3人と共同生活を開始するNew Girl/ダサかわ女子と三銃士。どれも挫折からリ・スタートを図るドラマ。その中でも私はラブ・リーガル DROP DEAD Divaは、紛れもなく《逆境をはねのけ、生まれ変わってもう一つの人生を歩むストーリー》だ。
20121018_c02.jpgいきなり主人公が命を落とす、という大きすぎる試練。"ルックス命"のサイズ0モデル(デビー)の魂は地上に戻るも、まったくの他人であるサイズ16の弁護士(ジェーン)の身体に入ってしまう。またしてもとんだ災難。コンプレックスのかたまりだったジェーンのオーバーウェイトなカラダに、いかに自分を美しく見せるかしか考えてなかったデビーのココロが宿り、最初は当然のごとく混乱し戸惑う。が、次第に二人の記憶が溶け合い、絶妙なハーモニーを生み出していく。
ありえない難局を乗り越え、試練をパワーに変える。さらに、不完全だった二人のヒロインが文字通り「一緒」になり、欠点を補い・長所を伸ばし合って新たな人生をエンジョイ。...こんな前向きすぎるドラマ、他にある!?

その3:歌と音楽、そしてダンス!ミュージカル要素を存分に盛り込むべし
よく「日本人にミュージカルは合わない」というが、本当にそうだろうか。
明らかな日本人顔で「クリスティーヌ」「トニー」などと呼び合う姿は確かに微妙だが、「芝居の途中で歌いだす」パターンは、歌舞伎にも能にも狂言にもある。歌舞伎の《黒御簾(くろみす)》・能楽の《後座(あとざ)》・文楽の《床(ゆか)》はミュージカルの《オーケストラピット》のようなものだし、生演奏で唄い・踊るのは日本の伝統演劇にも見られる形式。日本文化には「音楽を奏で、歌って舞う演劇」が古くから存在し、日本人はそれらにずっと親しんできた。演じて上手いかどうかは俳優それぞれだが、日本人はもともとミュージカルを観るのが好きな国民なのだ。
江戸時代の人々にとって歌舞伎を観るのはとっても贅沢なこと。観劇の日は早朝から準備して出かけ、めいっぱいオシャレしていく「ハレの日」でもあった。一方、能は、戦に向かう武士たちを鼓舞するために上演されてもいた。
日本の音楽劇も昔から、日常生活にハリを与え、人々を力づけるものとして位置づけられてきた。ただでさえ前向きにさせてくれるポジティブ系ドラマ。それに歌と音楽・ダンスが加われば、さらに気分がアガること間違いなし!

"負け犬"グリー部ががんばるミュージカル・コメディGleeはいうまでもない。『アリーmyラブ』は"下のバー"で歌を聴き、登場人物もマイクを握るのがお約束。プッシング・デイジー ~恋するパイメーカー~のオリーヴ役:クリスティン・チェノウェスは、ブロードウェイ仕込みの歌声でストーリーを盛り上げた。そしてもちろん私はラブ・リーガル DROP DEAD Divaも!

20121018_c03.jpg主演:ブルック・エリオットはブロードウェイ出身(詳しくはこちら)。ケイト・レヴァリング(キム役)も「42nd Street」でトニー賞ノミネート経験があるし、スタンダップコメディアンに女優に作家...とマルチに活躍するマーガレット・チョー(テリー役)は、CDリリースもしているシンガーソングライター。ポーラ・アブドゥルライザ・ミネリブランディなど音楽と縁の深いスターのゲスト出演も多い。しかも製作総指揮は、ミュージカル映画『シカゴ』『ヘアスプレー』を手掛けたプロデューサーコンビ、ニール・メロンクレイグ・ゼイダン。そんなキャスト&スタッフが参加した本作は、ミュージカル要素もたっぷり!
まずシーズン1の見せ場は第5話。バースデーパーティーでジェーン(ブルック・エリオット)守護天使:フレッド(ベン・フェルドマン)がカラオケで熱唱するシーンがある。一途なフレッドの歌はキュートで、ジェーンの歌はひときわ切ない。
さらに、シーズン2&3の第1話ではジェーンの見る夢がミュージカル化。とりわけ、判事役でたびたび登場のポーラ・アブドゥルが満を持して加わったシーズン2のミュージカルシーンは必見! このほかにも物語が進むにつれ、ジェーンの夢という舞台を借りてキャストの歌&ダンスが随所に織り込まれてくるので、そちらも楽しみにしてほしい。


《ポジティブ系ドラマ》は数あれど、ここまで元気になれる条件を兼ね備えた作品にはなかなか出会えない! 『24』や『LOST』に代表されるアドレナリン放出のエナジードリンク的ドラマもいいけれど、「笑って泣けてほっこり。ときにはじっくり考えさせられる」――そんなビタミン剤的ドラマも必要。
ポジティブ系ドラマがイマイチ得意じゃないあなたも、まずは私はラブ・リーガル DROP DEAD Divaから始めてみるのはいかが?(平口雅世)

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20121018_c01.jpg◆『私はラブ・リーガル DROP DEAD Diva』シーズン1
セル
DVD-BOX(3枚組) 11月2日発売
¥7,980-(税込)

レンタル
DVD vol.1~6  11月2日開始


◆『私はラブ・リーガル DROP DEAD Diva』シーズン2
セル
DVD-BOX(3枚組) 12月5日発売
¥7,980-(税込)

レンタル
DVD vol.1~7  12月5日開始
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★海外ドラマNAVI的"ポジティブ系"パワープッシュドラマ! 『私はラブ・リーガル』リリース記念特集!! もお楽しみください♪
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ライタープロフィール

平口雅世
平口雅世

テレビ・ラジオといったメディアをはじめ、インターネットサイトや紙媒体でも活動する“海ドラマニア”放送作家。自らが得意とする海外テレビシリーズ・映画のほか、旅行・スポーツ・美容・健康・報道系・・・と、幅広いジャンルの番組&コンテンツを担当・執筆。

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